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戦略コンサルの仕事の進め方

こんにちは!今回は、「戦略コンサルタントの価値の出し方」というテーマでお話しします。戦略コンサルタントは難易度の高い課題を解決することで知られていますが、その価値をどのように出しているのか、具体的なプロセスを紹介します。

高難易度の課題を解く
戦略コンサルタントのクライアントは、社長やCXOなどの経営陣が多く、依頼される案件は非常に高いレベルのものが多いです。価格も高いため、戦略の上流案件を担当することがほとんどです。これにより、抽象度が高く、戦略上の変数が多い案件に対して解を出すことが求められます。

例えば、クライアントの具体的な業務に関しては経営陣がプロです。しかし、新たなテーマ(例:新事業、デジタル)や、既存のやり方では勝てなくなってきたテーマ(例:新たな戦略構築、企業変革)などに対して、戦略コンサルタントが求められることが多いです。

論点設定の重要性
まず、解くべき課題を設定することが重要です。プロジェクト開始時にクライアントから「こういう問題を解決したい」という話が来た時、コンサルタントは経営陣との会話の中で、本当に解くべき問題を明確にしていきます。

この段階で、大論点だけでなく、提案時には論点構造も意識した上でのアプローチ設計を行います。正しい論点設定ができれば、プロジェクト全体の進行がスムーズになり、効果的な解決策を導き出すことができます。

付加価値のある仮説の策定
戦略コンサルタントの仕事は、ブルドーザーのように全てを調査してから考えるのではなく、論点に対して仮説を立て、それを検証していくアプローチで効率的に進めていきます。

仮説の策定には、経験豊富なパートナーや他のコンサルタント、グローバルの知見、外部のエキスパートへの初期ヒアリングなどを活用します。チームで議論を重ねることで、付加価値のある仮説を構築します。

徹底的なロジックとファクト収集
仮説に対しては、徹底的なファクトとロジックで検証します。クライアントに刺さる提案にするために、内部での議論やクライアントのメンバーとも意見交換を重ねながら、提案内容を深めていきます。

プロジェクトの進行中も、クライアントからのフィードバックを取り入れながら、提案内容を進化させていきます。これにより、クライアントにとって実行可能で価値の高い戦略を提供することができます。

まとめ
戦略コンサルタントの価値は、高難易度の課題を解決する能力にあります。解くべき課題を明確に設定し、付加価値のある仮説を効率的に検証し、徹底的なロジックとファクトで提案内容を最終化することで、クライアントにとって最適な戦略を提供します。

これからも、皆さんにとって役立つ情報を発信していきますので、どうぞお楽しみに。

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