Netflixで話題！篠原涼子熱演の禁断のあのドラマ！『金魚妻』

今回はkayserが担当します。配信前から何かと話題をさらっていたNetflixドラマ『金魚妻』。2022年2月より配信スタートされると、日本のテレビ部門週刊TOP10でも1位を獲得するなど好成績を収めています。そんな気になる『金魚妻』を紹介しつつ、鑑賞レビューをお届けします。

黒澤Ｒ原作のマンガ『金魚妻』の実写化！

篠原涼子、長谷川京子の大胆シーンが話題に！

「グランドジャンプめちゃ」にて連載中のマンガ『金魚妻』。原作の黒澤Rは、羽海野チカのアシスタントを経てマンガ家デビューを果たしました。

原作マンガは、不倫に走る妻を主人公にしたオムニバス形式の物語。ドラマでは、登場人物の設定を大幅に変更し、ひとつのタワーマンションを舞台とする妻たちの物語がリンクしていきます。原作にあるエロティックな描写をドラマでどこまで再現するのか。非常に気になるところ。

そんな注目のドラマでは、主演を篠原涼子が。EXILE／三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典相手に濃厚なラブシーンを体当たりで演じています。篠原ほか長谷川京子など5人の妻たちも不倫に走りますが、いずれも大胆なラブシーンに挑戦。プライベートでも離婚などが話題の篠原や長谷川がどんな演技を見せるのか、配信前から何かとマスコミの注目を集めていました。

監督、脚本は女性陣が担当！

スタッフには、『最高の離婚』など恋愛ドラマに定評のある並木道子がメインディレクターを務め、『コウノトリ』などの坪田文、『ミステリと言う勿れ』などの越川美埜子（相沢友子）が脚本を担当するなど女性が多く関わっています。

篠原もあるインタビューで、女性スタッフがいることで、安心して撮影に臨めたとコメント。そういう意味でも期待度の高いドラマでありました。

ドラマ『金魚妻』あらすじ

タワーマンションを舞台に、さまざまな事情を抱える妻たち。最上階に住む平賀さくらは、夫の卓弥が経営する美容院を陰ながら支え、世間からはセレブ妻として羨望の的でした。しかし実際は、卓弥の浮気やDVに悩まされ、金魚鉢に飼われている金魚の如く、囚われの身のように暮らしていました。そんなさくらにある日、運命的な出会いが訪れるのですが……。

そのほか、さくらと同じタワーマンションに住む妻たちもそれぞれに悩みを抱えていました。志村優香や保ヶ辺朔子は夫婦間のセックスレスに、真田早矢は夫とのすれ違いに、田口慈子は夫の浮気が原因の頭痛に、箱崎ゆり葉は夫と姑からの冷遇に満たされぬ思いを抱えていたのです。　

そんな妻たちに自由を奪われた金魚に投影させ、本当の自分を見つめ取り戻していく様を繊細に描いています。

豪華キャストが勢ぞろい

本作の一番のみどころといえば、大胆なラブシーンを篠原涼子や長谷川京子が演じているというところでしょう。このキャストを持ってして、地上波ドラマではここまでの演出は難しいと思われるほどの大胆なラブシーンで魅せます。

そのほか、黒澤Ｒ原作の『復讐の未亡人』で主演を務める松本若菜、グラビアアイドルの中村静香やモデル出身の瀬戸さおり、元E-girlsで演技力に定評のある石井杏奈の体当たりの演技は見ものです。

また男性陣も負けていません。さくらの不倫相手にはEXILE／三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典。彼もまた美しい肉体美をみせてくれます。さくらの夫・卓弥には安藤政信、慈子の夫には眞島秀和などの実力派、オリエンタルラジオの藤森慎吾や若手注目株の犬飼貴丈なども揃い見応えのあるドラマとなっています。

ドラマ『金魚妻』見終わって

前評判では、やはり篠原涼子や長谷川京子のラブシーンに注目が集まっていました。彼女たちはプライベートも注目されていたので、より期待値も高いものになっていました。

案の定、体当たりという言葉が相応しい艶やかなラブシーンに。そのほかの女優陣もよくぞここまでといったラブシーンを演じています。だからこそ、正直、もう少し掘り下げて見たいというのが、それぞれの人物のドラマ部分。各人が不倫に走る理由がとってつけたような印象を受けてしまうところもあります。

特に、主人公さくらと夫・卓弥の関係性がなぜ悪化してしまったのかわかりにくく、夫＝悪者といった構造の繰り返しが演出的にはなんとも単調すぎる気もします。しかしながら、少なからず日本の妻たちが夫に対して抱えている不満が反映されていることは間違いないのでしょう。

美しい映像、豪華キャストなどの華やかさはNetflixならではの贅沢な仕立てに。そういう意味では満足度の高いドラマ作りとなっています。

まとめ

Netflixで配信された日本ドラマでも、初動で「Netflixグローバル・トップ10」に初ランクインしたのが『金魚妻』です。このドラマへの期待値の高さが窺えます。

篠原涼子や長谷川京子が出演を決めたこともNetflixというメディアへの信頼度があるからでしょう。質の高いオリジナル作品を配信しているNetflix。地上波ではなかなか扱えない作品作りに今後も期待していきたいところですね。

kayser