ワオキツネザルのワオ
まずはこちらの画像をご覧いただきたい。
こちらは、ワオキツネザルだ。
中央・南アメリカに生息する、小型の霊長類の一種で、体長は約30〜60cmほど。尾は体長と同じくらいの長さがあり、毛色は茶色や灰色などで、体毛が立ち上がっているため、特徴的な姿をしている。それが、ワオキツネザルだ。ワオキツネザル。ワオ、キツネザル。
ワオ。
ワオ...?
なんなんだ、このワオは。名前にするには、ひょうきん過ぎはしないだろうか。どう考えても、名前にするようなワードで無い。自分の戸籍に「ワオ」がついていたら、親をぶん殴ると思うし。ハンドルネームに「ワン」がついてる奴が思うのだから「ワオ」の魔力は相当だ。
そもそも動物の名前なんて、ミシシッピアカミミガメみたいな地名+動物名か、ホワイトタイガーみたいな特徴+動物名くらいのものだ。たまにヤドクガエルのような、その場のイメージ+名前というイレギュラーもあるが、ほとんどがふたパターンである。
そう考えても「ワオ」の由来は浮かび上がってはこない。ワオ地方なんて、聞いたこともなければありそうでも無い。さらにワオが表す特徴なんて、ますだおかだくらいしか思いつくものなんてない。僕はワオキツネザルの生態をあまり知らないが、別にハイテンションで「閉店ガラガラ」を叫んではいないだろう。
そう考えると、ワオは地域でも特徴でも無いと言うことになる。だが、そうなるとますますどうして「ワオ」なのかがわからない。なんなら今あるヒントは、ますだおかだしかない。絶対に違うのに。
正直こういう系で行くと、「どこかの国では〇〇という意味」系が一番可能性が高いとは思っている。それこそ生息地である南アメリカでは「ワオ」は「小さい」という意味だったりするのでは無いかとは思っている。この「ワオ」もせっかくなので調べてみると、すぐに答えは見つかった。
ほう...
輪尾...
輪、尾!?
もう少し名前を考えてあげて欲しかった、ワオキツネザル。英名が和訳すると「輪状紋のある尾キツネザル」という、何の捻りもな過ぎるのもひどい気もするが、だからと言って日本名を「ワオ」にしてしまうのもかわいそうな気がする。
次に動物園で彼らにあった時には、少し彼らに優しくしてあげようと思います。
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