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読書(2022/10/7):胎界主初見実況ログ(第二部三幕)最終話『胎界主ピュア』前編11(骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編)

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編とでも呼ぶべきパートに入ります。アドニスと殺技軍団員古参たち、乱戦。アドニスとしては、レイスが参戦する前に、古参たちをできるだけ削っておきたい。今は彼が狩る方だ。

しかし、アドニスも無傷ではない。右腕はまだあまり回復していない。内臓の損傷も完全には回復していない。マジなことをいうと数十日かかる。その間にピュアたまの司神降臨で激動の時代が始まるので、ここで無理をしたくない。先の事を考えて戦わねばならない。 #犬界主

とりあえず無理をしない範囲内で、削れるだけ削る。ヂヨを死角から殺そうとするが…障壁! 誰の? デュラハンの! レイス、参戦! こうなるとアドニスにとっては話が違う。古参たちを削っている場合ではなくなった。 #犬界主

「ピュアは…どこだ…? あそこには…いない」デュラハンはピュアたまをしらみつぶしに探していたが、見つかってないらしい。確かに、あのふざけたピュアたまに、死の司神降臨をさせられなかったら、この先戦闘でどんだけ勝とうが作戦は失敗なのだ。確保の必要はある。 #犬界主

一方、古参たちにとっては、他所の智将のデュラハンが、愚直な消耗総力戦で、辛勝とはいえ全力をほぼ全部溶かして、さっきは理解不能なピュアたまに関する理解不能な理由で一時的にキレちらかして暴れ回っていたので、信頼していいのかどうかイマイチ分からない。「おっ おぉ…」困惑。 #犬界主

「ピュアはどこにいる?」デュラハン、息が上がっているが、少し落ち着いてきたようにもみえる。そして古参たちにとっては、ピュアたまの戦略目標としての価値は重々理解しつつも、今目の前の危機の話はもちろんしなければならない。今なら、会話も、成り立つのか? #犬界主

シウムが説明する。デュラハンのお目当て、骸者にとっての戦略目標、ピュアたまは、殺技軍団員たちが総出で捜索中だ(皆メチャクチャ死んでるけど)。その上で、古参たちにとっての懸案、目下の障害の話をする。不老不死者二体。特にアドニスは彼らでは歯がたたない。 #犬界主

シウム、デュラハンに依頼。「その処理をアンタとデカトンでやってもらいたい 万全じゃなくてもレイス二体ならいけるよな?」(セィキツだけでなく、上司の同格、他所の大物であるデュラハンにもタメ口なのは、古参たちの口の利き方が元々そうなのかもしれない。まあ、ある話だ) #犬界主

デカトンを探すデュラハン。そうそう、デカトンは氷結しているのだった。死体蹴りするのもあれだが、キャルティ、やりすぎ。説明がめどいし、デュラハンがまた感情的にならないよう、言葉を選ぶ古参たち。悪いけどウケる。 #犬界主

古参たち、真剣に言い回しを選んでいるが、要は偉い人への配慮で言い回しを選んでいる、ということでもある。気を遣うんだよなこれ。一種の介護だ。俺も父母や上司相手に何度も経験ありますよこれ。(そしてされることを考えるとかなり恥辱だ) #犬界主

話の流れで殲滅部隊の名前が出てくる。そういやデュラハンは稀男もピュアたまに匹敵する脅威と思っているのだった。「ニスっ!」「…は後回し 分かるよな?」古参たちは困り果てる。(大丈夫かこいつ…)他所の智将が曖昧になっている。信頼、やはり、だいぶ揺らぎますよね。 #犬界主

しかし、デュラハンはなお言う。「ニスを最優先で処理しろっ!」「でち でち」意外にもヂヨが同意する。デュラハンに対して、未だに他所の智将としての信頼があるのか? 今までの実績があるなら、今回泥仕合であろうが、信頼したくはなるだろう。だがなあ… #犬界主

さて、デュラハンは未だに割と錯乱しているが、未だに智将であり、バカではない。こう見ている。「ピュアは根城内から逃げはしないっ! 我らを破滅に導くには… ふぅ ふぅ 強大な運ぶ力といえど 単独では不十分なのだ……」 #犬界主

ピュアたまが骸者と渡り合い、完全に出し抜いて、滅ぼし切ろうとするなら、それには余程の強大な運ぶ力が要る。基本的には生体金庫で削れまくったが、それでも、骸者、レイス2柱ワイト500柱だ。ピュアたまを見てきたデュラハンの目からも、ピュアたま1人では捌き切れないと見切ったらしい。 #犬界主

だからピュアたまは、今こうして土壇場になる直前に、この根城まで、稀男を運んだのだ。骸者と敵対するところは同じ稀男と、2人分の強大な運ぶ力で、骸者を捌き切り、完全に押し流すために! #犬界主

ピュアたまは「稀男くん ピュアを助けに来てほしい」と伝えた。ピュアたまにとって脅威である骸者を、稀男は退ける。結果的には、稀男がここまで来たのは、そういうことのためでもある。そこ「は」本当にデュラハンの見立て通りだ。(他にも何か意味があるはずだが、今はまだ分からない) #犬界主

逆に。ピュアたまか稀男のどちらかでも無力化すれば、骸者の破滅のリスクは大幅に減る。司神降臨までは、骸者はピュアたまに対して決定的な手出しが出来ないが、稀男相手ならそんなことはない。「だから」今の「減らせる」リスクを減らすのが一番だ。(アドニスと似た発想だ) #犬界主

という説明で、ヂヨ以外の古参たちも、ようやく合点がいく。(逆にヂヨ、説明抜きでデュラハンを信頼してるから、大したもんだよな。余程今までのデュラハンが信頼に値したのか? したのだろうな…) #犬界主

「ニスを殺す」しかし、デュラハンは賢いので、目的手段的な順序は分かっている。「…には 先ず「ピュアに障壁を解除させる」」 分かった」稀男を処理するのはいったんおいといて、ピュアを確保しなければならない。古参たち一同、安心。しかし、緊急性から言うとまずアドニスでは…? #犬界主

このタイミングでデュラハンはとんでもないことを言いだす。「ドロクロドは我が殺した」古参たちの何人かはいきり立つ。ヂヨ、せっかく味方してやったデュラハンが、頼れるリーダーを殺していたの、まー「はああ!?」となるわな。 #犬界主

しかし、シウムはとっさに場を宥める。「後だっ! そういうイザコザは全部済んでから 今だけはっ! 口先じゃなくマジで協力しなきゃこの渦は乗りきれねぇ! …と そういう意味だろ? そっ そういう意味の告白だったんだよ!」ファインプレー。 #犬界主

デュラハンはまた愚直に正直ベースになっている。でもよー。信頼がなくなりつつあるから、正直ベースになっても、信頼が回復するとは限らず、むしろ不都合な真実を口にして、周囲にふつうにキレられるの、あるあるですよ。シウムがちゃんと勝手に都合よく翻訳してくれるやつでよかったよな。 #犬界主

「アドニスは引き受けた ピュアは絶対に殺すな」デュラハン、シウムの言うように腹を割って隠し事なしにしようとしたのか、単に曖昧に正直ベースなのか…それとももしや、この告白を以て、「自分は譲歩するだけの理由がある。だから、お前らの要望を聞こう」と言わんとしていたのか…? #犬界主

シウム、一個だけ愚痴る。「今更理由は問わねぇが ドロクロドを戦線から排除したのは悪手だったな 仲間意識から言ってんじゃねぇ 箱が生きてたら 誰よりも早く戦況を把握して 流れを有利に運んだろうぜ」賢く、強大な運ぶ力の胎界主としてのドロクロドが、もしここにいたら。 #犬界主

しかし、どうだろうな。ドロクロド、結局戦線から離脱して、生体金庫の胎の中の神獣石抜きで、現物なしでのブラフでの管理者や悪魔との交渉を考えていた。その路線も、どう考えてもかなりリスキーな綱渡りだったろう。そして、そのためにデュラハンの愚直を止めさせようとしていた訳だ。 #犬界主

今や、生体金庫は斃れ、神獣石はハッグが捜索中だ。戦力としては壊滅だが、戦略的には状況は圧倒的に前進している。デュラハンの愚直が勝った、と言っても良いだろう。ドロクロドを排除しなかったら、今のこの状況は、むしろ妨害されていたはずだ。 #犬界主

デュラハンがドロクロドを説得して温存できなかったのか? ドロクロドの方が口達者だ。今までの流れも、ドロクロドの口先三寸で丸め込まれていただろう。生体金庫? 斃せるわけがない。神獣石? 得られるわけがない。じゃあ、ドロクロドの排除、デュラハン的には、避けられないだろうね… #犬界主

(もっとも…)シウムも認める。(あの生体金庫戦 正解なんて誰にもわかんなかったがよ…)そこは本当にそうだったんだよな。結局、ドロクロドは不正解だった。そして、シウム、シリアスになる。(いや 全てを見通してあのオルク人を配置した ピュアだけは…) #犬界主

(ヤロォ どこまで見えてやがるんだ)いや、ピュアたまも、「やれる」という見込み「が」確実だったからハオウ君を送り出した訳じゃないと思うの。その見込みに対して、「方位「は」正しいから、ここで全ツッパする」という確信を貫いただけだと思うの。…やはりおかしいよなあアイツ。 #犬界主

さて、ヂヨが動く。シウム、動揺する。「おい ヂヨ?」「一発くらいアドニスに叩きこまないと クノッヘンが浮かばれないでち」…何をする気だ? ステゴロの強い自分が切り込み隊長をするつもりか? #犬界主

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、中断。デュラハンが帰ってきた! 未だに曖昧なまま! 怖い! 本当に共闘できる状態なのか? 微妙に出来そうだが、微妙に頼りない。難しい舵取りを迫られる古参たちだが…

デュラハン、精神状態が危うくなりながらも、ちゃんとその場その場の思考は賢明だから大したものだ。だが精神状態が危ういから信頼ならねえ! なんというか、深謀遠慮というものも、口にする者に信頼がなくなりつつあると、奇妙な妄言としてしか受け取られないのだな。大変だ。 #犬界主

デュラハン、成果を得なければ何にもならないからやったのだし、最後までやり遂げて最終成果を得なければ何にもならないからやっているのだが、事業継続のための信頼は損なってもいる。愚直に博打をやって、激戦を辛勝で終わらせても、それに対する評価や信頼はまた別だ、ということだ。 #犬界主

古参たちにしてみれば、デュラハン、いわば、無茶をやって危機を乗り越えて、でも組織はボロボロになって、今が踏ん張りどころの、別派閥の重役って感じだ。デュラハン、信頼を消尽しきるまでに、個々の多数の各派閥の構成員に大迷惑をかけつつ、全体のための事業を貫徹できるのか? #犬界主

あと、ヂヨ、デュラハンに対し、他所のお偉いさん扱いに対するレベルをはるかに超えて、後方理解者顔していて、親身にもなって、裏切られた風なショックも受けてて、なんらかの瑞々しさの萌芽といおうか、「感情の流れ」を感じましたよ。(そういう野暮な勘ぐり、やめて差し上げろ) #犬界主

ヂヨやシウムの気遣いの有難味はともかく、俺がデュラハンなら、自分が醜態を晒して、そこで周囲から腫れ物に触るような配慮や心配、つまりは感情面での介護を受けるのは、率直に言って、気づいた時点でだいぶ屈辱ですよ。 #犬界主

でも、そういう想いは、読者の俺が素面だからそう思うのであって、曖昧になっているデュラハンは、おそらくそれどころじゃないんだろうな。だから感情面での介護をそのまま受けている。感情面での介護そのものは有難いことだが、受ける側としてはやはりみっともない話だ。本当に。嗚呼… #犬界主

さて、骸者たちにとっては頼れるが頼りない、デュラハンの参戦が、戦況にどのような変動をもたらすのか。それどころか足手まといになったりしたら、まあ困るんだよな。どうなるか…乞うご期待。それでは、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、再開。意外なやつが復帰してくる。ゾルから這い出すは…赤剥けのガルゥ! 今更何だお前。(ずいぶんと酷いこと言ってるなあ)ガルゥ、ピュアにメチャクチャキレてる。まあねえ。

しかし…眼前に恐ろしいものが立っていた。殺技軍団員たちの屍の山の上に立ち、ちぎれたイソフラの頭部をくわえてぶら下げる、ニキ! 唖然とするガルゥ。まあねえ。想像を絶するよこんなん。(毒ヒルも肛虐も耐性付与で克服して、ふつうに暴れ回ったのか…? マジかコイツ…!?) #犬界主

ニキ、ガルゥに挨拶。「こんにちわぁ~ こ ん に ち ばッ!」唾まみれになるガルゥ。「ン~? 最近のアニマルモンスターは 人様に挨拶も出来んのかッ こんにち ばッ!」さすがにキレるガルゥ。「に…ニンゲンごろぎガルァァ」ニキvs.ガルゥ。何だよこのマッチ。勝手に戦え! #犬界主

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さて…ロックヘイムの弧を描く地平線。の、上に広がる黒い虚空。見下ろすと複数のネプリ。ロックヘイムをこんな風に俯瞰するの、初めてだ。考えもしなかった。(何だったらロックヘイム地球平面説くらいありうると思っていた) #犬界主

アスちんのこころは、今ここにある。そして、それなりに大きな、残骸めいた小惑星を見つける。これを「触媒」とする! 一方、アスちんのからだのある、ピュアたまの根城の方でも異変が起きていた。デュラハンが復帰した! アカン。 #犬界主

しかし、このタイミングで、アスちんは、遂に…禁呪を発動する! (乳首とおちんちんにモザイクがかかった状態で)(高解像度版ではモザイクはありません)(その情報、この期に及んで、要るか!?) #犬界主

「司神セト=テュポンの名において命じる その肢たる四大神獣エトン その名を握るタロット・アスの時限召喚に応じ 暴れる力にて 術者もろとも敵を滅ぼせ」…禁呪の正体。その片鱗。詠唱内容から判断される限り、四大神獣による隕石質量兵器巻き込み自爆攻撃ときた! おい! マジかよ! #犬界主

ニキのリソースでもある、暴れる力。その司神、世界を混乱に導くセト=テュポン。そして、全体的に骨盤めいたフォルムに、小さな手みたいな足をぶら下げ、合掌した、四大神獣エトン。デザインも普通の臓物モチーフではないところが、こう、迫力があって、グッドネスだ。 #犬界主

ところで、エトンって何だっけ(調べる)(なぜかニンジャスレイヤーWikiにたどりつく)(「エトンとは、ギリシャ神話に登場する巨大なハゲタカ。父母はテュポンとエキドナ。コーカサス山でプロメテウスの肝臓を日々食らい続けたが、ヘラクレスに殺された。」)…あれか! #犬界主

新神旧巨人戦争ティタノマキアで、巨人でありながら先が見えるので、新世代の支配神・ゼウスの側に着いてカチグミになった、知の巨人、プロメテウス。しかし、人類の扱いで神々と対立し、人類に過度な便宜を図り、危険な知たる火を与え、神々の人類管理体制を事実上崩壊に導いた。 #犬界主

ゼウスはプロメテウスを逮捕・拘束し、その内臓を、かつて倒したティタノマキアの巨人側最終兵器・有翼暴龍テュポンと、有翼魔龍エキドナの子、魔のハゲタカ・エトンに毎日喰わせる罰を与えた。不死でもあるプロメテウスは、回復しては喰われる、という拷問の日々を送ったのだが… #犬界主

その、知の巨人・プロメテウスの臓腑を啄む、部分食殺刑執行鳥、魔のハゲタカ・エトンだ! …とんでもないところからネタ引っ張ってくるなあ。テュポンの子であるところも逸話に合致するのがさらにグッドネスだ。 #犬界主

もちろんギリシア神話は別に『胎界主』世界の司神や四大神獣の真実を反映しきっているわけではなかろう。アモン=ゼウスやセト=テュポンがどんなやつかも分からんしな。とはいえエトンはここにいる。こいつがそうだ。おお…仮にも四大神獣を掌握したアスちん、マジで大したものだ。 #犬界主

アスタロトはたとえ知っていても黙っているかもしれないが、故ベールゼブブやメフィストフェレスだったらまた暗殺部隊送り込んでも当然なレベルの話だし、リョースだったら問答無用で直ちに食殺刑レベルの話だ。こんな安全保障上リスキーな隠し剣・鬼の爪を、よくぞ隠しおおせたよな。 #犬界主

触媒とした小惑星に力を籠め始めるエトン。アドニスは、この禁呪の詳細についてはともかく、大それた途方もないことだとは察したようだ。「禁呪…考えなしってわけじゃないよね?」しかし、アスちん、断言。「横から割り込んできたお前と違い この責務に何十年もかけてきたのです」 #犬界主

アドニス、アスちんの覚悟のほどを聞き…そして痛みを覚える。身体の損傷、大! (決してアスちんの覚悟に胸を打たれたわけではあるまい。アドニス、およそそんなタマではないだろう)その上で、身を尽くしても、ここで決着をつけるつもりであろうアスちんの決意に、応じる。「信じるよ」 #犬界主

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、中断。禁呪、発動! まさか暴れる力の四大神獣召喚による隕石質量攻撃とは思わなかった。着弾したら、そりゃあただでは済むまい。多数の骸者を一掃するのには最適であろう。 #犬界主

しかし…これ、アスちんが死ぬことは織り込み済みのやつではないですか? この禁呪をマスターするための何十年、アスちん、余程「憎っくきハッグと、そのケツモチであるおっかない骸者共を滅ぼせるなら、死なば諸共、程度の覚悟は当然と考える」モードだったのか!? #犬界主

ソロモン、アスちんのこの捨身の決断、どんな気持ちで通したんだ…? 「司神はともかく、四大神獣ならば掌握できる。それでこそワシのアスよのぅ!」くらいのテンションでほくそ笑んでいたとかか? (ずいぶんと酷いこと言ってるなあ) #犬界主

というかこれ、後始末できるのか!? 司神セト=テュポンあたりに「は!? 俺のエトンが暴れて、こんな被害で済む訳ねーだろーがよー!? おかしーぞ! いんちき!」と殴り込みかけられて、野望、第二次司神災害再来で、結局パァ、とかにはならんもんなのか…? #犬界主

あとさあ!? なあ!? いいのか!? アスちん!? 俺はアスちんが死んだらヤだが!? (だいぶ呑気なことを言ってるな俺。アスちんは覚悟を決めているのによ…)ともあれ、次回に続きます。ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、再開。ヂヨ、この戦いで、右髪腕と右目を損傷しており、よく見えていないようなのだ。それでも、「デュラン どこでち? こっちでち! こっち!」デュラハンを先導して、障壁まで連れて行く。

うおお、「舌足らずにお姉さん顔するが不安げなステゴロ強者幼女先輩に、背後を任されつつもリードされる、知り合いの背の高い、叡智のオーラをまといつつも精神を病みつつある青年将校」シチュエーション実績解除! 何この贅沢(セレベスト)な関係性! (そういうのやめなさいよ) #犬界主

デュラハン、障壁の中の稀男と対面するも、酷く昂ぶり、ヂヨに宥められている。(贅沢な関係性)(やめろっつってんだろ)すると、稀男…警戒していたはずの、敵の首魁の一角、智将デュラハンに対し…なんと、眉と口の端を歪めて、奇妙な評を下す。「哀れな奴」お、おぉ…!? #犬界主

途方もない強大な運ぶ力を持ち、戦況を左右するほどには警戒すべき、だが死の神獣レイスに比べればあまりにちっぽけで脆弱なニス。その稀男に、なんと蔑み憐れまれたデュラハン、冷静さもへったくれもなくなる。ブチブチブチブチギレる。まあ、そりゃあ、そうだろうねえ… #犬界主

そんな冷静さの吹っ飛んだデュラハンを、最高のタイミングで横合いから思い切り蹴りつけるアドニス! いったんは回避したヂヨ。しかし死んだ古参仲間、クノッヘンの仇たるアドニスへ、一矢報いるべく…左髪腕でアドニスに殴りかかる! 受け止めたアドニスの右腕、大破! #犬界主

悲願を達成したヂヨ、しかし生命侵食されて破裂! 嗚呼…しかも、アドニスの右腕の修復が始まる。無駄! (生体金庫文脈を仮にも味方が二人も使ってくるの、頼りがいはあるが、迫力がありすぎる) #犬界主

デュラハン、健在。だが、アドニス、煽る。「あれ? 体型変えないの?」「六王ほどじゃないにしろ デフォルト型で倒されるほど ボク弱くないんだけど……」まだ動いているヂヨを、アドニスはついでに踏みにじってとどめを刺す。嗚呼…(デュラハン、思うところがありそうだが…) #犬界主

ハサミ形態やギロチン形態では機動性を欠くからダメだろうし、そもそも変形したくてもできない。デュラハン、万全でない。右腕回復中のアドニスにとって、レイスほどの敵と対峙した時、相手が万全か否かは大きなポイントであろう。「生体金庫バハムート さすがに苦戦したみたいだね」 #犬界主

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、中断。稀男、意外にもデュラハンを嗤う! 正直、かなりびっくりした。この油断ならない一人と一柱の、ファーストコンタクト、ファーストインプレッションが、これか!? マジで!?

稀男、あれか、デュラハンに、死の神獣筆頭でありながら、バカの胎界物めいたピュア信奉者の気配を見て取ったからか? まあ、実際そうだよ。ピュアたまを出し抜くために、我流でメチャクチャ足掻いてるが、残念ながらピュアたまの影響が強すぎる。ピュアたまの胎界の域を出ない。 #犬界主

デュラハンに対する、稀男の冷めた姿勢。「敵の首魁の一角、しかも脅威の智将であったはずの者が、介護されねば保たない、バカになりつつある。自分もそうなりかけていたが、やはり、ピュア信奉者、シラフになると、アカンな。ああはなるまい。ばーか」という気づきがあったのだろうか? #犬界主

ともあれ、デュラハンに対し、稀男の煽り、こうかはばつぐんだ! ニキに顔を背けられたガシャめいて、尊厳を蹂躙されて、智将が冷静を欠けば、脅威を損なうことはできよう。とはいえ、死の神獣だぞ。屁の突っ張りでは? #犬界主

そして、ヂヨの命と引き換えに与えられた、アドニスの右腕のダメージ。この状態で、通常形態、しかも冷静を欠いているとはいえ、デュラハン相手に、本当にイケる流れなのか…? 乞うご期待。それでは、ご清聴ありがとうございました。 #犬界主

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犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、再開。氷結していたデカトン、復帰! 「ごふー よう寝た! ようやっとまともに休息をとれたわ 全快とはいえんがこれで少しは…」ダウンついでに回復の休息!? 前線で眠れる。流石は豪傑肌! #犬界主

正直、キャルティ、デカトンをフレンドリーファイア(アイスだけど)するという真似をしでかしたので、生きてたら後でデカトンハンマーでグシャァされてもしょうがないくらいのことをしているのだが、まあ死んでるから関係ないか…(デカトンはキャルティのことなど今はどうでもよさそうだし) #犬界主

さて、そんなデカトンの元に、肉塊が飛んでくる。赤剥けのガルゥの…生首!? 陪々神の四大神獣、いわば身内として、ガルゥを可愛がっていたデカトン、戦慄する。ゾルに汚染されていたガルゥの生首。だが、爆発四散! なぜ!? ニキにボロ負けして、アドニスめいて生体侵食されたか!? #犬界主

大抵の超自然的存在は、くびをはねられたら死ぬので(生体金庫も)、マジで死んだのだと思われる。四大神獣なのにか!? でも罰犬やグレムリンやレムレス君は死んだし、レイスも自分の死を認めたら死ぬことがあらかじめ知られているし、要は死ぬときは死ぬのだ。おおお。 #犬界主

…そこに、ニキ、やって来る。(高解像度版だと、モザイクなしで)おぞましい陽根の勃起力で、ガルゥの首から下の体を、特に血塗れの直腸を、芯のように貫きながら歩いてくる。あっ…う、うおおおお(こんな形で、始めてガルゥを可哀想に思うこと、あるか!?) #犬界主

デカトン、あまりのことに、言葉を失う。ニキ、ガルゥへの凌辱を終えたのか、腰の振りでガルゥの体を放り投げる。そして…デカトンを指差す! 戦慄するデカトン。弟分のように扱っていたガルゥへの哀惜や義憤より何より、ニキへの嫌悪感や恐怖の方が大きい。 #犬界主

ガルゥの身体はニキの射精に耐えられず、精子の圧力で首が持っていかれて、吹っ飛んだ首はニキの精子の生命侵食で爆発四散しちゃったのだろうか。(ひょっとしたらガルゥのからだを素材にしたニキジュニアが生まれてたかもしれないが、ガルゥはそれにはちっちゃすぎたのだろう)(やめろ!) #犬界主

そして、ニキ、デカトンに対し、宣言。「ねくすと れいぷ ゆぅ」…おぞましさがすぎる! (デカトンのからだを素材にしたニキジュニアが生まれるのか!?)(マジでそういうのやめろ!) #犬界主

「ごひぃ」震えてうずくまるデカトン! 超カッコワリぃ。おぞましさの塊のようなニキを、しかし最高のタイミングで横合いから思い切り蹴りつけるシウム! 「こいつの相手は任せろ」かーっくいー! 恥じらうデカトン。デュラハンよりはシラフ。「うっ 生意気言うな 全快した今なら…」 #犬界主

しかし、シウムは偉そうなやつの扱いはお手の物だ。デカトンは、キレポイントの地雷原にさえ踏み入らなければ、ふつうに話が通じる相手だ。賢い上に錯乱していて、だからこそ意思疎通のために腫れ物に触るような注意深さが必要な、面倒なデュラハンとは違う。 #犬界主

それに、カルとシウムは、デカトンに「通じる話」を知っている。それは…「いけそうか? ならその力でアドニスを頼む デュラハンさんだけじゃ荷が重いんだわ」そう、デカトンには、彼の朋友であるデュラハンと共に、アドニスを無力化、何なら撃破してもらわねばならない。 #犬界主

もちろんデカトンはデュラハンが一番大事だ。「ハッ! デュラハン…おぉ! デュラハン いま行くぞっ!」いいぞ! デカトン! カッコよくなったぜ! とでも言えばいいのだろうか。お偉方の微笑ましいところを見て、気安く笑うカルとシウム。さて…彼らはニキを相手にせねばならない! #犬界主

ニキは、デカトンについてはともかく、殺技軍団員たちについてはナメている。「まーたお前らはなぁ~ 始めは威勢のイイ風吹かすんだけど すーぐ泣き入れンだよなぁ ワンパターンで呆れるやら 雑魚すぎて哀れやらで 相手すんの飽きたんだが」(死んだやつらは泣きながら死んだんだな…) #犬界主

カルとシウム、冷静。「だそうよ どうだ? カル」「んー タロット十五型胎界主 「暴れる力」自体は珍しいもんじゃないが 天肢の血による躰化率はぶっとんでるな ざっと見 パワーと耐久はアドニス以上じゃねーの」三つの目で値踏みするカル。「いけるか?」「余裕でしょ」マジ…? #犬界主

シウム、ニキを殴り飛ばす。宙を舞うニキ。しかし、「あはははは ちぃ~っとも効かねー」カル、弾き返す。「まぁ~ったく痛くねー」んー? 「だろうな」率直に肯定するシウム。どゆこと? シウムに向かって、ニキ、攻撃をしようとする。が…当たらない。んんん!? #犬界主

「こんな「手」はアドニス相手じゃ無理だが」カルとシウムの…空中コンボ! 「なんでだ?」理解できないニキ。「てめーなら 余裕で無力化 出来るんだわ」そういうことらしいのだ。「スピードはオレのほうが上なのに…」混乱し始めるニキ。「体術が素人なのさ」…あー。そゆこと…? #犬界主

「宙を舞わされただけで 方向感覚保ててねーだろ」「その平凡な動きを読んで 死角を突けば 6っ!」「ずっと俺達のターンてわけよ 7っ」あっ、パターン入った。アドニスの言う通りなら、反撃を受けずに死ぬまで永遠に空中で嬲り殺せば、ニキもいつかは崩壊して死ぬ! こんな手が…!? #犬界主

***

犬神工房胎界主初見実況 #犬界主 『胎界主ピュア』、骸者殲滅部隊vs.骸者残党本戦後編、こんなところだが終わり。デュラハン、そして、デカトンの復帰。今ここにある敵極大水準戦力、再び揃った! これはヤバいぞ。アドニスの優位、また揺らぐのか?

そしてなんかガルゥの復帰と、たぶん今度こそ死。レムレス君は自分の無意味無価値な死を「何だったんだ」と嘆きながら死んだ。そして、ガルゥの死は、客観的に見ても本当に無意味無価値な死であり、かなりすごい。正直、言葉を失ってしまう… #犬界主

惨めで哀れな死に方をする。これがガルゥに対するインガオホーということであろうか。とはいえ、いくら何でも、ムゴイ! ガルゥは実際横暴であった、だが考えて頂きたい。ここまでされる謂れは無い! (とはいえ実際横暴であった。犠牲者も大勢いた。何と思うべきか難しいところだ…) #犬界主

さて、次回、また人狼めいた「汝はピュアなりや」編になります。こちらも後編と言うべきターンです。その後、本戦終章、人狼終章ときて、「各勢力合流編」がきて、「四大神獣禁呪最終兵器編」がきて、これでやっと『胎界主ピュア』前編が終わります(長い…)ご清聴有難うございました。 #犬界主


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