日記(2020/3/12):「俺は無理だ」と叫んでも、周囲にしたら、他人の悲鳴、聞こえてなくて当たり前

ここしばらく「無理」だったのですが、昨日、いくつかの事態が重なり、とうとう「無理」の水準がある閾値を越えてしまった感があります。
あと、こんこんと気絶している間に、ふくらはぎがこむら返りになって飛び起きた。身体に症状が出てきてますね。

***

昨日のいくつかの事態のうち、書ける範囲内のことを書きますと、こうです(お客様である市民の方からの怒られは、書きません。それは、「ある」ことだし、それについては公僕がとやかく言っていい分際のものではないので)

昨日の俺「済みませんね。今日は朝から完全に腑抜けになっていて…」
はす向かいの人「えっ? 全然気づきませんでした」
昨日の俺「…ここしばらくかなりとてつもなく忙しく、しかも長期なんで、そろそろ限界になってまして」
はす向かいの人「いやいや、とてもそうは見えませんよー」
昨日の俺「…はい?」

世間話なので、相槌を打ちつつスルーされてる気がしていますが。
あのう、そのう、相手が「痛い、苦しい」と言ってるのに「そうは見えない」と否定から入るのって、どういう相槌ですか?
それをすると俺の痛みや苦しみはなくなるのか? なくならねえだろ? 俺は痛いし苦しいんだ。ということすら認めておらぬ? はー? そうでございますかー?

非常に嫌なことに思い至っていた。
義務感や何らかの理由で、限界まで頑張っても、おそらく周囲は気づいてすらいない。ということだ。
そりゃそうだ。周囲にしたら、他人の悲鳴、聞こえてなくて当たり前なんだから。
なので、いざバテて、数日間何も出来なくなると、「あいつ怠けてやがる」という評価しか来なくなる。
当然の成り行きだ。
だが、ふざけるなと言いたい。

***

よくある話ですが、「ここで自分がダウンしたら家計は成り立たなくなる」と、青息吐息で仕事して、仕事でボロボロになって、遂に壊れて、働けないし家事も出来なくなる(元から出来ないことも多々ある)家父長をやる夫、いるじゃないですか。
そして、そんな夫が、自宅でダウンしている間、粗大ゴミのように粗略に扱われることも。

よくある家父長の家庭の妻を考えた場合(に限る。重要)、そんなこと「知りません」よ。だって「他人事」だもん。
夫の仕事は夫のものであり、妻のものではない。妻の家事が妻のものであり、夫のものではないのと同じだ。
ここは、どうお互いがお互いを思いやっても、どうしても「他人である」がための理解の限界は避けがたい。

家事が出来る、当然自活能力の高い妻からしてみれば、家事をしない、下手すると自活能力がない夫、「人間どころか生物ですらない」と思うでしょう(私も、共働きの妻の方何人かに、それとなく訊いてみたんですけど、皆さん即答&断言されていましたんですよね)

家事をやる妻にしてみたら、家庭という、「基本的には自分の領域」にあるものは、当然ながら家事という文脈で把握される。
家事に寄与しない、むしろ邪魔な、最悪手間を増やすだけの、そんな壊れた家父長、そりゃあ粗大ゴミに過ぎない。

だから、夫の方、家事をしましょう。

家事をしない、出来ない場合、妻はあなたのことを、「養育される側の子供でもないくせに、自活能力がない。人間どころか生物として認めがたい物体」と見ている可能性が高い。
そりゃあ「捨てる」わ。あなたは人間どころか、生物ですらない、ただの物体なんだから。

故障した? それが?
何で養育される側でも介護される側でもないいい大人が、何の相談もなしに支援が必要な状態になってやがんだ。
壊れずに働いてろよ。役目でしょ。
何でのうのうと看護されようとしている? 家事の上に余計な仕事を増やすな。

当然そういう話になる。

稼得能力? それで?
何でATMが飯なんか食ってんだ?
あなたは物体であり、何なら数字でしかない。
そんな物性や数性を備えていても、あなたは永遠に生物扱いされない。そういうことをしていないんだから。まして人間扱いなどされるわけがない。

家事をすれば人権が認められるという話はない。だが、家事をしない、出来ない人、人権が認められるどころか、生物としてすら扱われない。はるか手前でつまずいている。

え?
「そうは言っても自分は生理的には生物に他ならない」?
そうだね。で、生物がただの物体扱いされたら、たいてい、生物は死ぬでしょう。
彼らに「殺す」という意識があるかどうかは分からないが、
「こいつは物体なのに、面倒なことに生物だ。
でも、この物体、生物だとは思えない。
そんな物体相手に、生命活動維持の真似事をするの、面倒だな」

くらいのことは思っている可能性がかなり高い。
あなたはそうやって、捕まえた金魚を数日後に飢えさせて死なせた、つまりは実質的に「殺した」ことはないのか?
それともそんなことは忘れちゃった? 覚えておく価値がないから?
そういうことなんですよ。つまりは、あなたもその程度にしか思われていない。

福祉系の仕事のプロは、まあ、そうじゃないよ。福祉系の仕事のプロだから。
で、あなたの家族は、福祉系の仕事のプロなのか? もしそうだとしたら、相手はプロなんだから、そういう契約もないのに、あなたへの福祉をやるという話にはまずならない。だって仕事なんだから…

だから、殺されないために、家事は出来てなきゃならないんですよ。
ピリッとした話になりますが、これは、ギブアンドテイクの話ですらない。それ以前の、サバイバルの話だ。

***

壊れるはるか手前のうちに、家族などの他人に迷惑のかからないところで、早目早目に自主的に休む方がいいですよ。

「職場などの他人に迷惑がかかるからヤダ」? お優しい。

あなたにとって、家族は大事か? 自分の生活のために永続的に搾取的に活用してよい資源だと思っちゃいないですよね?
そうではない? 本当に大事にしている? まあ、いいでしょう。そういうことで。

で、職場、家族と同じほど、大事か? 親しいか? 大事でも親しくもないだろう?
職場に迷惑をかける? あなたは職場に迷惑をかけられてきた側だ。しかも彼らにはその自覚はないときた。なぜ遠慮しなければならねえ?
 ほっとくとあなたは職場に、さも当然みたいな面で果てしなく食い物にされるぞ。

職場のことなど、知らねえ。
そのくらいの気持ちで、いいじゃないですか。
少なくとも、「また頑張ろう」という気持ちになるまで、頑張るのは、心理的にはやめといた方がいいことですよ。かなり、無理をしている。

ということで、私は今日は休むんですよ。スーパー銭湯でくたばっていよう。休むぞ! うおー! (長々と書いてきてそのオチかよ。何だお前)

応援下さいまして、誠に有難うございます! 皆様のご厚志・ご祝儀は、新しい記事や自作wikiや自作小説用のための、科学啓蒙書などの資料を購入する際に、大事に使わせて頂きます。