「女ひとりで住宅ローンは無謀」はホント!?
皆さんこんばんわん!
蒸し暑い金曜の夜、いかがお過ごしでしょうか。
イヌ先生は琵琶のういういしい芽を眺めながらビールを飲んでいます🍺
実は建て替えのために切り倒した実家の琵琶の木の、最後の収穫で残された種をこの二か月ほどせっせとお世話していたのですが、ずっと芽が出なくて「これは…ダメだったのか…」と落胆していました。
なにせ植物を種から育てるのは、小学校の夏休みの課題で朝顔を植えて以来です。失敗しないようたくさんの種を色々と条件を変えて育てていたのですが、暑さのせいか、やり方がまずかったのか、どれも一向に芽は出ず……
それが一週間ほど前にやっと一つ、緑の芽が伸びているのを発見しました。
これがびっくりするほど嬉しくて、植物を育てる喜びの一端を知ってしまった気分です。
このまま順調に育ってくれるとよいのですが。
ちなみに、琵琶は種から植えると実を食べられるようになるまで7年ほどかかるそうです。
7年後はどんな仕事をして、どんな人生になっているのか。そのころ琵琶はうまく実っているのか? 考えるとちょっとワクワクしますね。
さて、今日の本題です。
女性ひとりで住宅ローンは無謀なのか?
先日、無事に住宅ローンの契約と決済を済ませたイヌ先生。
ここに至るまで、事前審査はフラット35を含めて3つの金融機関に出し、本申し込みは2つの銀行で行いました。
基本的に個人事業主や経営者は、会社員よりローンの審査が厳しくなります。収入の安定性に欠けるので、公務員や会社員に比べると借入可能額を低く見積もられる傾向にあるからです。
イヌ先生は幸いにも、借りたい希望額の審査がすべての金融機関で通りましたが、それ以外の要素(土地の持ち主が本人でない上に、親族との共有名義であることなど)もあり、実は銀行とのやり取りがやや難航した局面がありました。
土地の持ち主である父親や、新しい家にしばらく同居予定の妹と家族会議でああだこうだ話し合っていた時に、ふと母親が「女ひとりで住宅ローンを組むのは厳しいからね…」とこぼしたのです。
その時はふーんと聞き流していたのですが、妙に印象に残る言葉でした。
そして、後から思い返してみると、イヌ先生にお金の相談をしてくれたお客様の中にも似たようなことで不安を感じていた方が何人もいました。
その不安を紐解くと、大きく2つに分かれると思います。
ひとつは「金融機関は女性単独だとお金を貸してくれないのではないか?」という借り入れに対する不安。
もうひとつは「自分が病気やケガで働けなくなった時に、誰も助けてくれないのではないか?そうなったらローンを返せなくなり、破滅するのでは?」という不安です。
後者については、男性でも女性でも長い人生で起こりうるリスクです。
たしかに配偶者がいる人の方が、いざという時に家計を支えあえる可能性が高いので、そういう意味では経済的な不安はやわらぎますよね。
独身の場合はどうしても1馬力になるので、働けなくなってしまった場合のリスクは大きいと言えます。
ですが、これは適切な資産形成や保険への加入でリスクを小さくすることが可能です。
そもそも、賃貸の方が住宅ローンを組むより安全かというと、必ずしもそうとは言えません。
例えば頼れる実家があり、いざとなったら賃貸を引き払って実家に身を寄せられるような人にとっては、住宅を購入するより賃貸の方がはるかにリスクが小さいでしょう。
でも、そうでない人にとっては、実は住宅ローンを組んで団信(団体信用生命保険)や民間の生命保険を手厚く組んでおいた方が、健康上の理由で働けなくなってしまった場合のリスクは小さくなります。
例えばがん団信に加入していた場合、がんと診断された際には残りの住宅ローンが弁済される(それ以上払わなくてよくなる)ので、賃貸の場合よりある意味では安全と言えるのです。
この話をすると、意外とハッとする方が多い気がします。
皆さんとにかく「大きな金額を借り入れするのが不安」という心情が強くなりがちなのですが、借り入れは必ずしも悪ではありません。
特に住宅ローンは金利も安いですし、団体信用生命保険という保険もあるので、賢く付き合えば自分の人生を守ってくれる存在にもなるんですね。
金融機関は女性ひとりだと厳しく見てくる…?
さて、もう一つの「金融機関は女性単独だとお金を貸してくれないのではないか?」という借り入れに対する不安はどうでしょうか。
これは、数年前まではイヌ先生も若干そういった空気を感じることがありました。
ローンの審査が通りやすい順番で言うと、
夫婦>親子>((超えられない壁))>独身男性>独身女性
という構図だと思います。
これは金融機関でマニュアル化されている訳ではないと思いますが(ないではず…もしご存知の方がいらしたら教えてください^^)そもそも男性より女性の方が平均年収が低く、非正規雇用の割合も高いのでこういう構図になってしまうのでしょう。
ただ、金融機関の審査基準は多角的なので、性別と家族構成だけで判断されることはありません。
例えば夫婦ともに自営業の場合と、独身女性で公務員の場合では、同じくらいの年収(自営業の場合は所得)でも後者の方が借り入れが伸びるといったケースもあるでしょう。
また、時代の流れもあります。
少子高齢化待ったなしの日本では、若い人の人口が減っている、つまり住宅ローンを借りる見込み客の全体数が減っているわけです。
そうすると、金融機関の方も昔よりお客さんを選んでいられなくなって来ていると推察できます。
イヌ先生は今回、りそな銀行で融資を受けました。
りそな銀行には「凛 next」という女性限定の住宅ローンがあります。
通常の団信(死亡・高度障害)に加え、ケガや病気で就業できなくなった場合に最長12カ月間、住宅ローンとほぼ同額の補償を受けられる保険が無料でついてくるといった特典つきのローンです。
(持病や治療歴があると加入できない場合も)
こういった商品があるということは、銀行側が女性の顧客獲得に力を入れているということです。
「女性のお客さんもウェルカムですよ」という銀行のメッセージなのではないでしょうか。
他にも、フラットの最大手代理店である金融機関ARUHIの「With Woman」という商品もあります。
様々な見方がありますが、こういった女性ウェルカムな姿勢を打ち出す金融機関も出てきているので、女性ひとりだからと言って必ずしも不利であるとは考えなくても良いのかなと最近は感じています。
イヌ先生自身も、女性ひとりで住宅ローンを借りて見事に完済した!という前例の一人になることで、後の女性たちが今よりさらに住宅ローンを借りやすい環境を作っていけたらと思っています。
そして「自分で住宅を購入したい」と考える女性が自信をもって借り入れや返済に臨めるよう、こういった情報発信や個別相談に励んでいきたいです\(`•ㅅ•´)ノ
数は力なり!たくさんの良い前例を作っていきましょう☆彡
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それでは、また次の投稿でお会いしましょう!
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