【読書記録】「ポンコツなわたしで、生きていく。」はポンコツ達に向けた教科書だ
作者があの「書く習慣」書かれたいしかわゆき(ゆぴ)さん&ポンコツというワードに惹かれて購入。
ゆぴさんのポンコツ具合にびっくり&親近感
ゆぴさんの前作「書く習慣」を読んだ私は、ゆぴさんのことを「めっちゃできるすごい人」と思っていました。(思ったいましたって過去形で書いちゃったけど、すごい人だとはもちろん今も思っていますよ!!)
「自分のことをポンコツって言っているけど、そんなことないやろ!」って思ってました。この本を読むまでは。
想像以上のポンコツさんでした。
ポンコツっていうか「いわゆる社会人っぽさ」が抜け落ちてるって感じ。
遅刻めっちゃしちゃうとか、接客できないとか。
でもそれと同時に勝手に親近感が湧きました。「こんな大人もいるんだ!」「こんなすごい本書ける人も苦手なことあるんだ!」って。
「会社員に向いてないかも?」と思った瞬間6選
私は全部当てはまってしまった。
1.絶望的に朝が苦手
→朝が苦手&睡眠時間が長い&現実逃避したい、という気持ちから家を出る10分前に起床
2.作業中に入る会議が嫌だー集中力が迷子
→私の仕事「看護師」は何をやっててもナースコールで中断されてしまい、とてもストレス。
3.「やりたくないこと」が多すぎる
→無駄大嫌い、苦痛なことを避けて通りたい。
4.センシティブすぎるー常に誰かに見られている気がする
→人に見られて仕事するの苦手。背後に人がいるのがとても苦痛
5.圧倒的”末っ子”精神ー別に昇進したくない
→自分に自信がなくて人の上に立つのが無理。昇進どころか自分より後輩が来るのも嫌。指導とか絶対したくない。
6.ひとつの仕事が続かない
→病んだため新卒1年で転職、2社目も9ヶ月でクビ。
もうフリーランスになるしかない?
フリーランスという生き物
私も以前のゆぴさん同様、「フリーランス」という生き方を考えたこともなかった。
だから雇われる前提で看護師になってしまった。
でも勤めるのも看護師もめっちゃ向いてないじゃん!って気づいてしまった。
でも知らないものは選べないけど、今この本でフリーランスの存在を知ったから、これからの私の人生の選択肢が一つ広がったと思う。
ゆぴさんのマインドが最高
一つひとつ書いていったらキリないぐらい、ゆぴさんのマインドが最高すぎる。
私は副業(のつもり)でブログを書いていますが、まっっっったく稼げていません(月500円前後)。
だから「どうせ頑張って書いてもあんまり読んでもらえないし稼げないもんな〜」って書くのが嫌になったり頑張れなくなっていた時があった。
でもそれはお金だけを目的にしてたからだよねって気づいた。
小学生の頃から「規則正しい生活を心がけましょう」って言われるし、昨今は「朝活」が流行ってるから、「早起きできない私はダメダメ人間だ〜」って思ってた。
でもゆぴさんが言う通り、自分のパフォーマンスが最大限に発揮できる時間に行動するのが一番だよね。
私も朝早起き苦手でロングスリーパーだから共感しかなかった。
私は新卒で就職した職場で病んでしまいました。
もうその時のように病んではいなくて元気なのですが、今でもたま〜にメンタル落ちちゃうことも。
そんなとき、今までの私はさらにぐるぐる考え込んでしまい負のスパイラルにハマってしまうことも。
でも「自分のなかに原因を探さない」を意識したら、考えることが減るようになりました。
自分のなかに原因があったって悲しくなるだけだもん。しかもその原因が解決しないものだったら余計に悲しくなっちゃうもんね。
それなら「疲れてるんだな〜」って寝ちゃったほうが絶対精神衛生上いい。
私のコンプレックスの一つに「すぐ泣いてしまうこと」があります。
ちょっと職場の先輩に注意されただけですぐ涙が出てきちゃう。
私の行動を注意されただけで私自身を責めているわけではなくても「やっぱり私はダメなんだ」って思考になってしまう。
「泣いちゃだめだ」って思うと余計涙出そうになる。
泣きたくて泣いてるわけじゃないのに、涙がでると「泣くなんて大人(社会人)としてありえない」「え、なんの涙?」「こっちが悪者みたいになるからやめて」などなど言われてしまい、余計涙が出るんです。
多分自己肯定感が低すぎて、ちょっと他人から下げられると閾値に達してしまうんだと思う。わかっててもどうしようもない。
でもゆぴさんは「泣きたい時に泣けない人がいる中で、泣けるのは大事なこと」って言ってくれて、ちょっと報われた。
この本とゆぴさんのマインドを持ってポンコツなりに楽しく生きていきたい。
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