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やる気いっぱいだった新人看護師が病んで仕事辞めた話⑦


心療内科デビュー

次の日、予約していた心療内科に行きました。

死んだ目で問診票を書いて、問診で先生と話をしました。

先生に色々話しながら涙が止まりませんでした。

先生に「うつ病です。すぐに休職して最低でも3ヶ月〜半年ぐらいは休んだ方がいい。診断書書きましょうか?」と言われました。

でも私は前の回でも書いた通り、すぐに休むつもりはなかったので診断書は一旦断り、薬をもらって帰りました。

この時は「3月まで転職活動しながら働いて、4月からは新しいところで働こう。」と思っていました。

葛藤

帰った後たくさん考えました。

まず自分の今の状態が病気であると言われたことが少しホッとしました。

ただの私の甘えと言われたらどうしようと思っていたからです。

そして考えていくうちに「このまま頑張り続けるのは正しいのだろうか」「というかもう無理だ」と思うようになりました。

多分、今まで我慢してきたこととか苦しかったことを完全な第三者に言って、それが異常だと言われたことでプツンと張り詰めていた糸が切れてしまったんだと思います。

初めて「もう仕事休もう」と思いました。今まで一回休んだらもう行けなくなるかもと思って一度も休みませんでしたが、もう限界でした。

欠勤

次の日、職場に連絡して体調不良で休みました。普通にお腹も痛かったです。

職場に連絡すると師長はまだ出勤していなかったので夜勤の先輩に連絡し、休みました。

師長から折り返しがあり「なんの症状がどの程度いつからあるの?何時になら出勤できる?」と言われました。

最初に症状色々聞かれたのはコロナ云々ではなく、明らかに「大したことないよね?」という圧だったし、数時間後なら大丈夫だろうと簡単に言われたのが悲しかったです。

私は腹痛があること、これから内科を受診することを伝えました。

私はその後昨日行った心療内科に再度連絡し、やっぱり診断書をもらいたいので準備していただけないかと伝え、夕方書いていただく手配をしました。

その後内科を受診しました。当たり前だけど、なんの異常もありませんでした(お腹痛かったのは完全にメンタルのせい)。

私は師長に、内科に行って異常はなかったこと、精神的にしんどくて心療内科に行くことを伝えました(本当は前日に行ってたけど、それを言っても面倒だから今から行くということにしようと思いました)。

すると師長に「精神科?え?行ってどうしたいの?精神科とかに行っても休めって言われるだけで、なんの解決にもならないよ?とりあえず話聞くから今から来て!」と言われました。

圧強くてメンタル強そうな師長だから何か言われることは予想していましたが、予想の数倍きついことを言われて驚きました。というか絶望でした。この時の面談は本気で行きたくなかったです。

今思えば、この発言おかしいこといっぱいありますよね。

普段元気に見えていた部下が急に精神科(心療内科)行くって言ったら驚くのはわかります。でも精神科(心療内科)のことを「休めって言われるだけ」とか「なんの解決にもならない」とかどういうこと?って思います。

師長からしたら「解決」は「私が仕事を休まずにくる」ことだけでそれ以外は全て「解決しない」ということだったんだと思います。マジで怖すぎる。

でもこの時はそんなこと考える余裕もなく「行きたくない行きたくない」とガタガタ震えていました。

⑧に続く…次回「パワハラ師長とのバトル(上)」

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