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note限定記事(ロングインタビュー&コラム etc)

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note限定記事(ロングインタビュー(本誌特別版)、コラム記事、イベントレポート等)をまとめています
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東京芸術祭2023『とおくのアンサンブル』トークセッション とくさしけんご×箕口一美×長島確

東京芸術祭2023が今年も開催される。 その中でも、注目してほしい演目が10月7日、14日に開催される「耳を澄ませて音や地形を体感する吹き抜け空間コンサート」です。 サウナのための音楽や、F/T20『移動祝祭商店街 まぼろし編 その旅の旅の旅』でのまちなかで聴く音源作品など、人の営みの環境の中で音楽を捉えようとする作曲家とくさしけんごさんによる、吹き抜け空間で体感するコンサート。 互いに離れた場所に位置する奏者同士のアンサンブルに、とおくから耳を澄ませる。東京芸術劇場やまちな

渋谷慶一郎『Super Angels(スーパーエンジェル)』ライヴレポート:音楽、ストーリー、ダンス、セノグラフィ ——オペラという形式の未来を想像させる、ひととアンドロイドの共生空間

撮影:鹿摩隆司 提供:新国立劇場 音楽、ストーリー、ダンス、セノグラフィ ——オペラという形式の未来を想像させる、ひととアンドロイドの共生空間 text:松村正人  2021年8月20日新国立劇場オペラパレスで開催した『Super Angels(スーパーエンジェル)』のゲネプロに足をはこんだ。企画そのものは昨年開催予定だったがコロナ禍で順延。私は作曲家の渋谷慶一郎に伝え聞いた作品の概要になみなみならぬ興味をいだいていただけに、延期にはホゾを噛む思いだったが、おあずけを

故ルディ・ヴァン・ゲルダーに捧ぐ”Live from Van Gelder Studio"が5/15&16に配信決定!

▼詳細・チケット購入はこちら Live from Van Gelder Studio https://www.vangelder.live/ Live from Van Gelder Studio - Joey DeFrancesco.2020年11月、ルディ・ヴァン・ゲルダーの録音によるハンク・モブレー(ts)の傑作『ソウル・ステーション』のリリース60周年を祝して、ジョー・ロヴァーノ(ts)、ロン・カーター(b)らによるトリビュート・ライヴが、ヴァン・ゲルダー・スタジオ

渡邊琢磨 『ラストアフターヌーン』制作の軌跡を巡る鼎談

渡邊琢磨 『ラストアフターヌーン』制作の軌跡を巡る鼎談[4月13日zoomにて] テキスト/構成:平島悠三 写真:三田村亮 渡邊琢磨の新作アルバム『ラストアフターヌーン』が、5/7イギリスの新進レーベル Constructiveからリリースされる。渡邊の音楽は緻密な譜面を介した演奏だけでなく、演奏者との多岐に渡る共同作業を抜きに語ることはできない。本作は、国内屈指の弦楽器奏者たちと、アメリカの音楽家、ソフトウェア開発者、アキラ・ラブレー、声楽家のジョアン・ラ・バーバラもゲス

『ユーラシアの夢』 東西の異なる文化の音と言葉 夢枕コンサート、6/24(木)開催

2021年6月24日(木)に開催される「2021年夢枕公演」について、企画・出演するAyuoさんご自身のことばとともご紹介します。 *Ayuoさんのnoteはこちら -------------------------------------------------------------------------------------- 『ユーラシアの夢』 東西の異なる文化の音とことば  text by Ayuo 言葉にはそれぞれ、独自の歴史、文化がある。詩や歌が、翻

【西本智実】音楽と脳の不思議な関係を、リアルなコンサートで体験する

2021年4月13日、「西本智実指揮サプリメントコンサート~脳科学が誘う音楽の不思議~公演」のオンライン記者会見が行われました。それをうけて、片桐卓也さんによるコラム記事をnote限定で公開いたします。 ©塩澤秀樹 音楽と脳の不思議な関係を、リアルなコンサートで体験する Text:片桐卓也 鳥は囀り、狸は腹鼓を打ち、イルカやクジラは海中で不思議な音波でコミュニケーションをするという。しかし、人間は言葉を操るだけでなく、楽器という道具を使い、音階やリズムを定めて音楽を奏でる