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【社会起業家取材レポ #03】 ⾃分のシアワセは、⾃分で定義できる世界。

SIACの学生が東北で活動する社会起業家の想い・取り組みを取材する「社会起業家取材レポ」。今回は、SIA2020卒業生の吉村尚子さんにお話しを伺いました!


1. 吉村尚子さんについて

一般企業等で働きながら、「HAPPY無限大∞」を合言葉に活動する可変態ユニット [SRUST]で、誰にも邪魔されない「オリジナルなシアワセ」を見つける場所を提供する。そのほかにも、「人力発電・人力動力」「自己内観装置としての芸術」をテーマとしたインスタレーション制作を中心に美術活動を行なっている。SIA2020卒業生。
<活動について(HPリンク)>
可変態ユニット [SRUST]
ポートフォリオサイト(薇満録)

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仙台に移住した当初、働いていた大学の図書館には数学科の教授や学生が多く通っていたんです。数学に真摯に向き合うその姿勢。そして、考え続けるという行為にアートとの共通点を感じ、数学×アートの発想に至りました。
(可変態ユニット [SRUST]設立のきっかけについて)


2. インタビュー | 事業&これからについて

吉村さんの事業&これからについてお話しを伺いました。

● 事業の現状について

「五足のわらじ」で生活をしているとSSIS2021で話していた吉村さん。ここ数年は、男女共同参画・シェアオフィス・起業・デザイン・美術の五足で活動してきたといいます。

五足というと大変と思われるかも知れませんが、それぞれががうまく混ざりあっているんです。それを編んでさらなる相乗効果を得ていけたらと思っています。

数学者と面談して自分だけの「シアワセ数式」をつくるといった、可変態ユニット [SRUST]での活動も現在はメンバーの生活の変化やコロナの影響もあり開催出来ていないそう。しかし、オンラインなど別の形で開催を模索しているとおっしゃっていました。

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● 吉村さんの行動力はどこから来るのか?

吉村さんはご自身の性格をマイペースだと表現します。子供の頃から他人や世間の風潮に流されず、自分のやりたいと思うことに時間を費やしてきたそうです。

「世間の当たり前を信じない」

という言葉からは、自分の正しいと思う道を自身の意思で決めて進んで行くのだという吉村さんの信念を感じました。

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● これからの活動について

生まれたときの"自分"(=オリジナル)を、社会で生きていく中で失っていってしまうところに社会課題があるとのこと。吉村さんは今、可変態ユニット [SRUST]や美術活動を通じて、世の中の当たり前という波に邪魔されて見失ってしまった"自分"を見つけ出す場を提供していきたいといいます。

最後に、吉村さんご自身の『オリジナルなシアワセ』について伺いました。

自分も、自分以外の人たちも、
本来持っている『オリジナルなシアワセ』が叶っていること

このことが吉村さんの『オリジナルなシアワセ』なのだと。そして、その実現のために活動をしているとおっしゃっていました。

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3. 編集後記

この取材は、中村玲央那が行いました。
最後に、取材を終えてわたしが感じたことや気づきを書いていきます。

"協調性"は、現代社会を生きるためには重要であると考えるのは当然で正しいことだと言われています。しかし、吉村さんがトガり続けたいとおっしゃっているように、自分の中に確固たる"自己"を持つことが重要だと感じました。吉村さんと話した1時間で、多様な選択肢から生み出される無限の可能性を感じました。そして、自己を失う選択だけはしたくないと強く思いました。


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