Koase

読んでくれてありがとうございます。

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こっちで書いてたよ🍉🦝

    • 「自閉」の可能性をめぐって(3/3)

      6 . 「繭化体」と「独身者の機械」 「他者たちとの直接的な関係性や社会的集団性への積極的なコミットメントを忌避して、自己への閉鎖を、あるいはなんらかの限定的な対象との対関係への閉鎖を指向する態度を示す」(天野、 1 9 8 6 、 p . 1 1 3 )という点でこの二つは共通しているが、ここまで見てきた通りそこへ向かう動機とその表れには差異が存在する。 他者との関係に伴う不協和を敏感に感じ取るために、その苦痛が存在しない局所的な閉域への閉じこもりを望むのが「繭化

      • 「自閉」の可能性をめぐって(2/3)

        この文章は私が2023年に卒業した際に提出した卒業論文の中盤です。 こちら↓の続きです。 4.モラトリアム人間について この論考で小此木は、現代社会の若年層を「モラトリアム人間」だと述べているが、これはどのようなものなのだろうか。まず、第一の特徴として挙げられているのは「国家・社会・歴史の流れといった、自己を超えて存在する「より大きなもの」への帰属意識の稀薄さ」 ( 同、p . 9 ) である。 そして小此木は、その特性が「自己中心指向」 ( 同 ) とセットになってい

        • 「自閉」の可能性をめぐって(1/3)

          ↓良ければ併せてご覧ください。卒論にとりかかる前の気持ちについて書いてます。 1 はじめに 「若者の政治ばなれ」が叫ばれて久しく経つ。世界各地で学生による政治・社会運動が頻発し、日本もその例外ではなかった「政治の季節」から状況は一変している。それでは実際のところ、若年層は政治・社会運動に対してどのような考えを持っているのだろうか。そして、「政治ばなれ」が克服され、若年層が政治・社会運動に参入することはあるのだろうか。あるとすれば、それはどのような形の運動となるのだろうか。

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          HOTALOOP東名阪ツアーファイナル『夢一期』in 東京 全10,000字イベントレポート&感想──覚めても消えない夢の続き。(後編)

          前編ではHOTALOOPの2ステージ目を途中まで紹介し、レポートを締めました。さっき読み返したら、本来こちらに書くはずだった一部分が消しきれずに残っていましたね。恥ずかしい。さて、後編は2ステージ目の続き……ではなく、先に特典会の話から書いていこうと思います。 特典会かなり盛り上がってましたね。他のグループも特典会は行っていましたが、今回長蛇の列が出来ていたのはやっぱりHOTALOOPのエリアです。僕としては新参らしく「HOTALOOPって、こんなに大勢の人たちが応援して

          HOTALOOP東名阪ツアーファイナル『夢一期』in 東京 全10,000字イベントレポート&感想──覚めても消えない夢の続き。(後編)

          4/5 HOTALOOP東名阪ツアーファイナル『夢一期』in 東京 全10,000字イベントレポート&感想──覚めても消えない夢の続き。(前編)

          鋭く感性豊かな情感溢れる歌声と、緩急のついたダンスが綺麗な“HOTALOOPの歌姫”麗月ある、長い手足を使った身体表現とコロコロ変わる朗らかで柔らかい表情が魅力の“照れ屋な高身長”愛瀬あおいの二人で構成されたアイドルグループ、HOTALOOP。 4/5は、その二人による現体制最後のライブでした。麗月あるは卒業、グループ自体も7/27の新体制お披露目まで一時的に活動休止となります。また、このライブはHOTALOOP初の東名阪ツアーのラストを飾る東京公演です。名(古屋)も(大)

          4/5 HOTALOOP東名阪ツアーファイナル『夢一期』in 東京 全10,000字イベントレポート&感想──覚めても消えない夢の続き。(前編)

          3/22の日記:Q.結婚を考えているのですが、どうしても過去の浮気が引っかかります。

          他人の恋愛観が知りたい、という理由で恋愛もののドラマや映画を観ている節がある。登場人物の言動や選択に「なるほど〜そうやって考えるんだなぁ」と思って感心する、という楽しみ方もあるし、誰かと同じ作品を観て感想を話すと、お互いの恋愛観がなんとなく窺い知れたりして面白い。 自分はここ数年、会う人会う人に『花束みたいな恋をした』の話を振っていた。一度誰かに「花束みたいな恋をしてますね〜」と言ったことがあり、嫌がられたので反省した。 相談されると困る ときどき、他人から恋愛相談をさ

          3/22の日記:Q.結婚を考えているのですが、どうしても過去の浮気が引っかかります。

          3/21の日記:大学院進学とかより、アイドルを応援しよう。

          文化人類学者の磯野真穂さんが、在野研究者……つまり「大学をはじめとした研究機関には属さず、研究や執筆活動を続けるひと」としての生き方について書いていた。へぇ〜と思って読んでいたが、まったくの他人事というわけでもない。 自分も4月から大学院に行くし(つまり、一応は研究者?の道が選択肢として生まれる、ということ)何より、上のブログに応答していた荒木優太さんの投稿が「自分の目指そうとしてる進路ってこういう感じになるのかな……?」と思わされるものだったからだ。 自分もまた、なんか

          3/21の日記:大学院進学とかより、アイドルを応援しよう。

          3/19の日記:本当はドリンクバーで働きたい。

          グラスにデカい氷を入れて、酒を注ぐのがロック。グラスに酒だけ注ぐのがストレート。でも僕は、この二つが未だに覚えられない。覚えられない、というのは正確ではないかもしれない。はっきり言って、ロックとストレートのことが理解できない。意味がわからない。 バーで働き始めてもう5ヶ月ぐらいになるが、いまだに「ロックで」「ストレートで」と言われたときは、こっそりスマホで検索している。なぜか。それを説明するには、自分がどのような理解のもとで酒を作っているのか、という話をする必要がある。

          3/19の日記:本当はドリンクバーで働きたい。

          3/17の日記:保険を掛けて「日記」を書く

          感じたことや考えたことが自由に書かれた文章を総じて「エッセイ」と呼びます。また、あるものを対象に論点を見つけ、それについて理詰めで論じるような文章を「論考」と。くわえて、虚構や架空のことがらを現実のものとして書けば「物語」になるかと思います。 これらは基本的に、書かれた文章の内容にもとづいた分類です。料理を「中華」「フレンチ」「イタリアン」とわけていくようなもの、ですね。 一方で「日記」は違う、と自分は考えています。いや、日記は「その日にあったことを書くもの」だろ、と思わ

          3/17の日記:保険を掛けて「日記」を書く