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はじめまして!伝統工芸DIYキット”In the pouch"です

自己紹介

伝統工芸DIYキット”In the pouch"のページをご覧頂き、
ありがとうございます。
In the pouch"を運営しているモリモトです。
旅行好きのアラサー女子です。
昔から民族衣装や伝統工芸など、地域性や手仕事の個性が感じられる
デザインやモノが好きでした。
趣味が旅行ということもあり、国内外問わず工芸巡りを楽しんでいます。
私自身はとても不器用で、職人や作家には到底なれないですが、
”ものづくり”という行為自体は好きで、
特に素人や不器用でも参加できるワークショップは
創作した達成感と、創作に集中する時間が好きでした。
今年の夏に、自宅で伝統工芸づくりが体験できるキット”In the pouch"を
立ち上げ、ただいま奮闘中!です。
これからnoteでは日々の運営のことや、伝統工芸のことなどを
発信していこうと思っています。よろしくお願いします。

伝統工芸DIYキットってなんぞや。

”In the pouch"は、地域の暮らしや文化に触れ、
ものづくりの楽しさを体験できるDIYキットを販売するプロジェクトです。
キットで使う素材は、地域で伝統的な手法でつくられたものを使用し、
地域の産業活性化につながる取り組みとして始めました。
ありがたいことに、私の独断ではじめた小さなプロジェクトですが
地域の方、職人の方にご協力頂き、形にすることができました。
今は三重県の伊勢型紙と山形県の紅花染めの2種類のキットを販売中です。

三重県の伝統工芸品:伊勢型紙の彫り、染めが体験できるキット

In the pouchを始めたキッカケ

きっかけは、2021年の夏、山形県で体験した紅花染めです。
紅花染めってご存知ですか?
紅花染めとは、紅花という花から抽出される紅色の色素を使って
布や素材を染める手法で、紅花で染めた紅赤という色は
古来より大切にされてきた色です。
それまで私は自分の身の回りの色がどうやって生まれているかさえ、
考えたこともありませんでした。
紅花農家の方は、丁寧にゆっくりと話してくれました。
紅花から作られる天然の赤色の魅力、それは日本では神聖な色として大切にされてきたこと、現在では時代の流れとともに需要が減ってきていること。自分の知らない世界がたくさんあることに驚きました。
もっとたくさんの人に知ってもらったほうが
工芸と地域の可能性が広がるのではないかと考えるようになり、
約1年後、キットの販売を開始しました。

In the pouchを始めるキッカケとなった、紅花染め体験で訪れた山形の紅花畑(2021年7月)

In the pouchに込めた思い

地域を訪れると、地域が育んできた歴史や文化、
先人の暮らしの知恵に学ぶことが多いです。
工芸を知ってもらうことも大切ですが、
工芸を通じてさまざまな地域や文化に触れて、
多様性のある視点を養うことも大切だと考えています。
私自身、紅花染め体験で色の生まれ方を知って以来、
街中で目にする色は、どうやって作られるのだろうと
想像するようになりました。
大袈裟かもしれませんが、自分の見てる世界が少し広がった、
そんな気がしています。
伝統工芸っぽくない、In the pouchの由来もそこからです。
ネーミングやデザインの話は、また別のnoteで。

最後に

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
In the pouchの伝統工芸DIYキットは、誰でも楽しめるよう
何度も試作を重ね、職人と打ち合わせをし完成しました。
必要なものは揃っているので手軽で簡単だけど、
ものづくりや職人技術の奥深さも体験できます。
キットを通じてものづくりの楽しさや難しさを感じてもらいながら
その先に工芸や地域の持つ魅力に出会ってもらえると嬉しいです。




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