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就職氷河期世代のインタビュー調査

 京都府立大学公共政策学研究科の大学院生による就職氷河期世代研究のためのインタビュー調査にご協力ください。インタビュアーの大学院生である私も2000年大学卒業の就職氷河期世代です。20年以上を社会人として生活し、2022年に社会学研究のために大学院に入学しました。1700万人とも言われる同世代の人々の生活実態を研究対象としています。
 尚、この調査は大学の倫理審査委員会で正式な手続きにおいて承認を得た研究として行われるものです。(当noteの記事は大学ではなく、個人のアカウントで作成しています。)

対象者

  1. おおよそ1993 年〜 2004 年の間に学業を終えた方 (政府が就職氷河期支援にあたって定義した期間です。現在36〜52歳ぐらい)*インタビュー実施時に、生年月日を確認できる書類の提示にご協力ください。

  2. ジェンダー、学歴、就職歴は問いません

  3. 後に記載いたします研究テーマと目的をお読み頂いた上で、就職氷河期世代の生活実態調査(仮)インタビューに応えても良いと考えてくださる方

プライバシーの保護について
インタビューに応じて下さる方のプライバシーは厳守されます。インタビュー内容は研究以外の目的には使用されず、研究終了後はインタビューの音声やメモは確実に破棄されます。また、インタビューが研究の成果発表、論文で使用される際には、名前、地名、勤務先等のプライバシーに関わる情報は記号や別名に加工され、個人が特定されないように配慮されます。加工されたデータは公表前にご自身で確認していただくことができます。

インタビュー期間
2022年8月〜10月(延長される場合もあり)

ささやかなお礼
インタビューにご協力頂いた方には、貴重なお時間を割いてお話し頂いたお礼としてQUOカード1000円分をささやかな謝礼としてお渡しいたします。

研究とインタビューの目的
 1990 年代後半から 2000 年代前半のおおよそ 10 年の間に学業を終えて就労しようとした人々は、不況による企業の採用控えによって大変厳しい採用状況に直面し、就職氷河期世代と呼ばれ ました。この世代の多くが不本意な就労をしたと言われており、多世代に比べて非正規雇用労働者の多いことも指摘されています。
 近年、この世代の貧困と将来の社会保障の問題が多方面から指摘され、地方自治体を中心に雇用の面において様々な支援が実施されています。しかしこの世代が抱える問題は経済的基盤の弱さだけではない側面があります。この 30 年間に自らの評価を著しく下げてしまうなど、他の世代 に比べても大幅に心身の状態を悪化させている面があり、支援は行政の就労支援では不十分であるとも言われています。また正社員として就労しても過酷な労働や職場への不適応から心身の不調を抱えてしまう人が多いという指摘もあります。
 本研究では、この世代が抱える社会経済的側面、心理的側面の両面から発生する複雑で多様な困難さと、同時に就業において著しく不利であった社会背景の中でどう生きていこうとしているかについて、複数のアプローチから明らかにしようとしています。インタビュー調査は研究の大きな一部分となる予定です。

インタビュー内容
 
就職氷河期世代の生育期から現在までの生活に関する聞き取りです。
これまでの人生の中の出来事や気持ちを、その内容も順番も自由にお話し頂きます。また、スムーズにお話しいただけるよう、以下のような内容の質問がインタビュ アーからなされる可能性もあります。
・生年月日、出身地、学歴、最終学校終了年
・婚姻の有無など現在の家族構成と家族に関わる困難感や幸福感
・初職を得た時の状況、現在までの仕事歴 それら仕事の内容や満足度
・子供時代の興味関心、学校生活、両親との関係など、人生の中で強く記憶していること
*答えたくないこと、答えにくことを無理をしてお話し頂く必要はありません。また、お話し頂いた内容を後から取り消すことが可能です。

インタビュー方法
*インタビューは約 120 分程度を予定しています。
*近畿地方在住の方の場合は対面かZOOMかを選んで頂けます。
*近畿地方外の方は基本的にZOOM等での対応となります。
対面インタビューは密室で行うことはしません。カフェなどのオープンスペースである程度の人目があり、かつ混み合わない場所を選んで行わます。カフェの飲み物代などはインタビュアーが負担いたします。
*インタビュー内容は録音を基本としています。これはお断り頂くことも可能です。

成果発表と削除の依頼について
 聞き取らせていただいた内容につきましては、「就職氷河期世代の生活実態の研究(仮)」として、京都府立大学大学院の修士論文として使用させていただきます。また学会等で研究成果として発表される場合もあります。
 インタビュアーからの 質問や聞き取りの流れの中で、お話されたくない内容について無理にお話し頂く必要はありま せん。また、聞き取りさせて頂いた内容の全てや一部について、協力者の方は削除を要求する 権利があり、研究のどの段階でも研究実施者はそれに応じます。聞き取り後であっても、お話 しして頂いた内容に関して公表してほしくないと思われる箇所がございましたら、お伝え頂け ればすぐに削除などの対応させていただきます。また、ご希望があれば修士論文の執筆中に内容をご確認いただくことが可能で、削除を望まれる内容は削除されます。当方でも十分に注意 を払いますが、もし不適切な使用が認められましたら、ご指摘いただきますようお願いいたし ます。これに限らず、使用に際して不安な点がございましたら、事前にでもインタビュー中で もかまいませんので、その旨お知らせください。
 なお、特にご希望される場合には、報告原稿や論文の確認をしていただき、新たに削除を 希望される部分があれば、原稿からそれらは削除されます。
 インタビュー実施にあたって疑問点やご不明の点がございましたら、コメント欄に書き込んで頂くか、下記までメールを下さい。
 k822622001@kpu.ac.jp

インタビューの応募方法
note アカウントのある方は下記までメッセージを下さい。https://note.com/interview_333/message
アカウントのない方は下記までE-mailを下さい。
k822622001@kpu.ac.jp  

応募の際、以下の4点について教えて頂けると幸いです。
①最終卒業学校と卒業年
②性別(自認するもの)
③大まかで簡単な職業歴(職歴無しの場合もインタビュー対象です。)
④E-mailアドレス、LINEなど、連絡方法と連絡先
*今回のインタビューは20名程度を予定しており、メッセージを頂いた全ての方のインタビューをすることはできません。20名の中で性別や年齢、学歴、職歴が偏らないようにバランスを見ながら対象者をこちらで選ばせていただきます。恐れ入りますがその点をご了承下さい。
*ご連絡頂いた全ての方に返信をするよう心がけますが、すぐにお返事できない場合も予想されます。失礼とは存じますが、その際はご勘弁ください。

インタビュアーについて
本名その他については、不特定多数のご覧になるネット上で公開するのは現段階では控えています。インタビューをお受けいただく場合に限り、名前やE-mail以外の連絡先をお伝えしています。
・京都府立大学の公共政策学研究科の修士課程の学生
・1976年生まれの就職氷河期世代
・社会人を経て大学院入学
・女性
*つまり、大学院生ではありますがインタビュー対象者と同世代のインタビュアーがお話を伺います。

以上、研究の推進のためにご協力を賜りますようお願い申し上げます。
*2022年秋以降はインタビュー以外の研究レポートなどを順次このNoteに上げていくつもりでおりますので、ご興味のある方はご覧ください。

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