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オンライン授業のデメリット

前2回に渡ってメリットについて書いてきましたが
今回はデメリットについて書いてみたいと思います。
ただ、冒頭からいうのも何ですが、メリットを上回るデメリットはありませんでした。
敢えて挙げてみるという側面は否めないので、その辺りをご承知の上で読んでいただけると幸いです。

コミュニケーションの難しさ

まず、これはオンラインの宿命ともいうべき部分ですが
周りとコミュニケーションを取り辛くなるというのは確かにありますね。
同じ目標、ベクトルに向かって進む仲間というのは心強いものです。
特にここで集うような、不安定な立場に置かれつつも新しいステップのために苦しい現状を乗り越えて、
新しい知識や技術を身につけようとする人たちは仲間は同志とも言って良い存在です。
授業でのわからない部分はもちろん、日々の不安なこと、その他、他愛のないことをいろいろと話すというのは何よりも精神面で助けられます。
ただ、オンラインでは残念ながらそうした仲間や友人を作ることが難しいのは否定できません。
これはオンラインだから、とか学校だから、ということではなくコロナ禍における交友関係の開始や維持という全世界的な課題だとは思います。

私のケースとしてはオンライン授業が期間途中から始まりましたので、それまでに少なからず親しくなれる時期があったのは救いでした。
オンラインに移行してからも、SNSなどで話をしたりできましたし、月一回の登校日には皆で授業後に食事に行くことがお決まりのようになりました。
こうした状況に置かれたからこそ、直接会って話すことの大切さを思い知らされたといってもいいかもしれません。
逆にいうと、この状況がなかったらこれほどまでに大事なことに気付かなかったでしょう。
私のようなタイミングでオンライン授業に移行するパターンというのはそれほどないかもしれませんし、参考にならないかもしれません。
それでもコミュニケーションや仲間の大切さを感じるタイミングというのは必ずあるはずです。
普段の日常よりもチャンスが少ないのは確かですが、周りの人も同じ気持ちだと思って良い仲間を作ってください。
なにより当校生徒の目標である就職、転職は既存のコミュニティに飛び込む行為です。
多くの職場で多かれ少なかれコミニュケーション能力が必要とされます。
そこそこ高いハードルもその練習だと思えば気が楽なのではないでしょうか。

運動不足

これもオンライン授業だからというわけではなくコロナ禍全般での話になりますが、運動不足になりがちというのはありますね。
ただでさえ、運動不足の中、通学でさえそれなりの運動になっている部分はあります。
それがなくなるわけです。
幸か不幸か、現在はオンラインショッピングも充実し、またフードデリバリーも非常に便利です。
ここまで恵まれた環境だと一歩も家を出なくても生活が出来てしまいます。
いろいろな理由をつけて外に出ることが必要と感じました。
私の友人の中には、普段自炊をしているのに講義前に散歩がてら朝ごはんを外に買いに行っているという人もいました。
そこまでする必要はないとは思うのですが、体を動かそうという意思がないと動くことが激減することは間違いありません。
適度な運動はセロトニンの分泌を促して鬱のような心の病にも効果的ですし、
何より脳のリフレッシュは学習効率の意味でも重要です。
身体の健康だけでなく、心の安定のためにも、また効率の良い学習のためにも細心の注意を払うべきかと思います。

私の場合は毎週3、4回はジムでトレーニングするほど運動が日常化していましたので、一時ジムが閉館した時には本当に困りました。
ただ、現在はYouTubeなどで定番のヨガやストレッチ、また「宅トレ」と称した自宅でできる運動動画が多くありましたし、
また外に軽く走りに行くことができましたので、質、量ともに落ちはしたものの何とか最低限の運動はできていたように感じます。
いずれにせよ運動しよう、体を動かそう、という意志とそうした時間を作ろうとしていたことは確かです。
簡単なストレッチからでも良いので、軽く身体を動かす習慣を身につけておくのは大事だと思います。

集中力が低下する

メリットで挙げた、環境や機材が充実している、というのがそのままデメリットになってしまうのが集中力の低下の問題です。
もちろん環境が整っているというのは学習の効率化という部分につながると思いますが、一方で居心地が良すぎると過剰なリラックスになってしまいます。
自宅というのは自分の大好きなものが溢れています。
言い換えると興味のあるものです。
机の周りに学習と関係のないものや興味のある物があると、必要もないのに手が伸びてしまいます。
本、雑誌、それからスマホなどをデスクから遠ざけて目に入らない場所に置いたりするのが良いかもしれません。
またインターネットを使う学習で”あるある”と言えるのが、
検索してるうちに学習と関係ないサイトに行ってしまうことだと思います。
そうなるとどうしても学習効率、作業効率が落ちてしまいます。
この誘惑に耐えること。いや寧ろ誘惑をさせないことがとにかく必須です。
工夫して集中できる環境作りを徹底しましょう。

私の場合は学習用・作業用のMacBookでは一切プライベートな検索はしないように徹底しました。
SNS等、学習用以外のアプリも極力アンインストールしました。
趣味や遊びの検索やSNSはスマホかタブレットのみ。
そういうルールを課して集中力を保ちました。
ある意味、力技ともいえますが私の場合はコレが最善の方法でした。
他の生徒の方法だと学習用のグーグルアカウントでログインしたブラウザでは余計な検索をしない、
というマイルールを作っている方もいました。
他にもいろいろ手法があると思いますので試してみてください。

重要なのは自己管理

以上、全2回はメリット、今回はデメリットをいくつか挙げてみました。
最初に挙げたコミュニケーションに関してはコロナ禍においては多くの方の悩みですが、運動不足や集中力に関して言えば、個人の努力や意識でカバーできる部分ではないでしょうか。
結局のところは「自己管理」です。
意識してオンオフの切り替えをするように心がければデメリットをデメリットと感じずにメリハリのある生活を送ることができると思います。
前述した通り私の時は多くの受講生がオンライン授業を受けていたことからもメリットがデメリットを凌駕するのは確かだと思います。
今後のオンライン授業がどのような形で行われるのかはわかりませんが、基本的な部分は変わらないと思いますので参考にしていただけると幸いです。

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