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ベラルーシ~ポーランド国境からEU諸国に入る不法移民は西側諸国への”攪乱策? ①


【画像① ポーランド国境に新たに設置された鉄条網の前で立往生するベラルーシ側からの難民。これらの人々は中央アジアや中東などからベラルーシに入国し、ポーランドやリトアニアの国境からEU諸国に入ろうとしている。シリア、アフガニスタン他の内戦から逃れてきた人が多い。】





◆ベラルーシ経由でEU諸国へ不法越境する難民を問題視




ここ数年、EU諸国への不法移民(難民)流入による問題発生が激しさを増していることは御存知のことだろう。更にこの難民について、ベラルーシ経由でポーランド国境を不法越境するケースも多く、これが「ロシアやその同盟国ベラルーシによる西側への攪乱工作だ」とメディアで解説されることも多い。


本当の背景は、どうなのだろうか?
今回から2回にわたり、ベラルーシ経由でポーランド国境からEU諸国に入る不法移民について、内外報道の比較を通じて光をあててみたい。まずは、日本、ドイツの報道が扱う不法移民問題を取り上げてみよう。第2回は、ロシア報道でこの問題がどう扱われてきたかについて見る。



【画像② ポーランド国境警備隊によって拘束される不法越境を狙った難民親子。鉄条網をかいくぐっているところを発見された。】

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