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独学の仕方

38回目の投稿

 みなさまこんにちは。皆様は「すずめの戸締り」と「君の名は。」とだったらどっちの世界観が好きですか?

 さて、話は変わりますが今回のテーマは「独学」です。

 まず前提条件として、何かを独学をするためにはそれを学ぶ「意欲」と「時間」、そして「粘り強さ」が必要になります。この3条件が無ければ諦めたほうがいいでしょう。(私はねじ曲がった人間なので独学は難しいかもしれませんね笑)

小学6年生が高校数学?

 「公文式教育」というものがりますよね。よく小学生や中学生が計算プリントを渡されて、永遠と解き続ける「アレ」です。「公文式教育」のポイントは、基本自分一人でやるということ、「体で覚える」ということです。以前まで私が通っていたくもんの先生によると、体力をつけるようなものらしいです。

 くもん式の数学の教育について説明します。まず、教材は基本的には「計算」がメイン構成になっています。内容は 下の下~中の下 くらいでしょうか。「難しいこと」をやるのではなく、「簡単なこと」をやるのです。

 そして生徒の多くは小学校低学年からくもんに入塾し、入塾テストを受け、自分の処理能力を先生が判断したうえで、自分の学年と同じか少し上の教材を渡されます。

 小学校低学年の教材は本当に単調なもので、難しい問題など一切出てきません。すると、できる子供は「よしできたぞ」と思いどんどんと上の学年の教材をやるようになっていきます。さて、どんどんと進んでいきます。そして小学校6年生になったころ、気づいたら高校1年生くらいの内容に入れている、というマジックが起きます。

 「公文あるある」として、小6キッズとかが「俺、高校の勉強できる」といきってくる、という事象があります。周りにこういういきりキッズいませんでしたか?
 しかし、悔しくも彼らは公文式教育の良さをフルに享受していると言えます。「高校内容を少しだけ知っている」「根気が身についている」「数学が得意であると自覚できている」「数学の勉強への態勢が出来上がっている」「自信を持っている」といった効果が彼らには表れているのです。

 この教育方針が「独学」のヒントとなるでしょう。

「意欲」「時間」「粘り強さ」

 公文式教育は「中身が薄い」とかよく言われています。しかしあの教育方法は「中身」を求めているのではなく、「体力ややる気、生徒の自信」など勉強の根底にあるものを重視した教育なのです。

 さて公文の話はここまでとします。数学の独学には上にも書いた通り、「意欲」「時間」「粘り強さ」が必要です。これらの三つは互いに支えあっているのです。

 まず大前提として、「時間」が必要です。上のくもん教育では6年間かかっています。ここまで必要はないかもしれませんが、確実に膨大な時間がかかります。数学の場合は、数学の問題を解くときの思考回路や感覚を体にしみこんでくるまでは勉強自体に時間がかかります。おまけにその思考回路や感覚を身に着けること自体にも時間がかかります。さらに、どんなに意欲があっても必ずどこかで分からないところにぶつかります。そのような時に切り詰めて勉強していると、いずれか「もういいや」と思うようになってしまうでしょう。意欲を継続させるためにも、「余裕のある」時間・計画が必要になっていきます。いきなり難しいことから始めようとする人がいますが、それは計画性がないと言わざるを得ません。きっと、何か職人技などのプロフェッショナルの様子を見て感化された方は、その理想像に近づこうとして、技習得までの地味な訓練を忘れてしまいます。段階をふんで計画的に少しずつステップアップするのが無難でしょう。

 そして、「粘り強さ」も必要不可欠です。わからないところにぶつかったとき、粘り強さがない人はすぐに脱落してしまうでしょう。上にも書いた通り、数学にも「感覚」が必要です。それが身につくまでは苦しいことが予想されます。その苦しみを超えられるくらいの粘り強さが必要です。(なお、この苦しみを超えると、「もう、数学いいかな」と思うことは無くなります。勝手に体と頭が「さて、たまには数学やるか」と思うようになります(洗脳状態))

 もちろん、「計画通り」にやるためにも「粘り強さ」が必要です。私も一時期このnoteの投稿が止まっていましたが、粘り強さが無ければ「三日坊主」になってしまうでしょう。さらに反復練習をするためにも「粘り強さ」は必要になります。正直、一回身についたとしても時間が空くと面白いくらい忘れてしまいます。だから定期的に反復練習をする必要が出てくるのですが、これには「計画性」が必要で、「粘り強さ」が必要であると考えられます。

 まとめると、独学には「時間的余裕」「計画性と粘り強さ」が必要ということです。そして、最も大切なものは「精神的余裕」ですね(当たり前かもしれませんね)。


編集後記38

 ここまで読んでくださったみなさまありがとうございました。今日書いた記事を読んでいて、「自分には独学なんて絶対無理だな」と強く感じました。計画性とか粘り強さなんて私は持っていません(笑)。

 では、またいつか。

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