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2021年、すごく長くて、すごく短かった1年だったなっていう話 〜前編〜

みなさんメリークリスマス☃🎄

2021年も気がつけば残り1週間をきりましたね。
毎年年末は「1年ってほんとにあっという間だったよね」という話で盛り上がるわけですが、この2021年は例年とちょっと違った感覚で年末を迎えました。

これはおそらく、1年前の自分からは想像も出来なかった場所に今じぶんがいるからなんだろうな…と。

タイトルにもした通り、本当にこの1年はすごく長くて、すごく短かった。

長く感じているのは、きっと新しいことに対するチャレンジが例年よりも多かったのでそれに悪戦苦闘した印象が強いから。
短く感じているのは、きっと毎週毎月の成果に向き合い続けて、ただ無我夢中にPDCAを回し続けてきたから。

ぼく自身今年で20代から30代へと移ろいでいく時期でもあったので、そういう意味でも20代の集大成として何か1つ成果を出したいと思って迎えた2021年だっただけに、この1年間に関しては概ね満足いく1年を過ごすことが出来たのではないかと思っています。

とはいえ、「うん、いい1年だった!」で今年を終わらせてしまうのはあまりに勿体ない。

なのでこのnoteには、ぼくの2021年を可能な限り生々しく書き残しておこうと思います。
いつか振り返ってみた時に「あぁ、あの時期があるから今があるんだよな」って、ぼく自身が思い返せるように。
そしてこの記事を読んでくださった方に少しでもぼくの1年を追体験してもらえるように。

2021年上半期(1月〜6月)

1月、2月はプレイヤーとして一番脂が乗っていた時期。
2020年10月に現職へ転職、CA(キャリアアドバイザー)として勤務を開始。
事業はというとようやく大枠の骨組みが完成しつつある程度で、まだまだ改善点も多い状態。
渡された数字も非常に高いものだったので「どうすればこの数字を実現できるのか?」をただひたすらに考え続け、自分なりに実行に移しまくっていた。
またぼくはその年の1番最後に入社をしたのですが、「一番最後に入社して一番高い成績を出せたらめっちゃ格好良くないか?」と勝手に妄想し、それを実現するには…?を問い続けた期間でもありました。

3月以降は、状況が変わり本当にカオス。
まじでしんどかった。
だけど、この時期があるから今がある。
胸を張ってそう言える、ぼくにとって非常に大切な時期。

以下、月ごとに振り返っていきます。

2021年1月

コロナが収まらず、新年早々に週1〜2日の出勤となり、基本はリモート。
そんな中、担当していた学生さんで内定承諾第1号が出たのがこの月。
そこまでたくさん面談をしていたわけではないけれど、企業紹介をして説明会へ参加してもらった後の面談で「この企業のビジョン、価値観、全てがわたしの考えていることと同じでびっくりしました…!」と話していたので、ある意味納得。
説明会参加から1ヶ月で内定承諾というスピード感を目の当たりにし、改めてこの仕事の醍醐味は「マッチング」なんだなと痛感しました。

2021年2月

担当していた学生さんの多くが志望度の高い企業の3次選考以上、もしくは最終選考に臨み始めたのがこの月。
この月はひたすらに学生の意志創出(何をしたいと思っているのか、それに対する本気度はあるか、その会社でやっていくんだという覚悟を持てているか…などなど)と向き合い続けた記憶しかありません。
最終選考を迎えるにあたってどうしても気が緩む子が出てくる中、「その企業に本当にいくかどうかを決めるのは内定をとってから。内定をもらう前からもったいぶるような態度をすれば、もらえる内定ももらえなくなる。」と何人もの学生に説き続ける毎日。
(これは後日談なのですが、その甲斐あってかこの年の担当者別内定獲得率は事業部でNo.1という結果を手に出来ました。)

それともう1つ大きな出来事が。
来期に向けて組織体制を考える中、「マネジメントを経験してみないか?」との打診をもらったのもこの月。

「入社してここまで4ヶ月…しかも一番最後に入った人間がいきなりマネジメントなんかやってみんなついてきてくれるのか…?」
「まだ何も結果を出していない中で周囲は認めてくれるのか…?」

色々と悩みましたが、結果が無いならは出せばいいこのタイミングでこの打診が来るということは周囲からは一定準備ができているようにみえているということだろう、とある種都合よく解釈し、その打診を承諾しました。

いま振り返るとこのときのぼくは、少し浮足立っていたかもしれません。

これから先、とんでもないカオスが待ち受けているなんて全く想像もしていなかったのですから…

2021年3月

マネジメントレイヤーへの選出はしてもらったものの、それはあくまで来期から。
今期に関しては、いまジョインしているこの事業の目標数値を達成させることがタスク。
そう言われ、個人レベルでの事業理解から一気に事業部全体をみて思考していく必要性に迫られました。
恥ずかしながらこれまで個人単位での事業理解しかしていなかったぼくとしては、この時期が一番辛かった…。
知ろうとしてこなかった自分が恥ずかしい。
事業の細かいところまで知らなくても仕事として成立してしまう個人の業務に完全に没頭していたことに今更ながら気付くという体たらく…。

・今期の数字はどこまで伸びそう?
・数字が届かないのだとしたらそれは事業フローのどこに問題がある?
・今の事業部として手を打たなくちゃいけない課題は何?
・その課題を解消するために最適な打ち手って何?

本当に、1つも答えられない…。

事業部KPIは引かれていて、みんなその通りに動いていると思っていましたし、やばかったら個々人でアラートが出るだろう。
その程度にしか事業部を見ていなかったその当事者意識の低さに我ながら感服。

就活が本格化してくる2月末〜3月の頭という現時点において、事業部の状況を誰も理解できていないこの状況は本当にやばい。
すべて個々人で数字を管理していたため、最低限の情報共有は出来ていたもののその管理方法もバラバラ。
どこかから数字を取ってこようにも、数字がまとまって管理されている場所がない。

つまり…数字を集める場所から作っていかなければいけない…。

現状を把握するための管理方法を考え、それぞれ言葉の定義を決めた上でデータ回収場所を作って数字を集め、その数値をもとに今の事業部の状態を可視化。
それが目標とどれほど乖離しているのかを把握した上で、問題がどこにあるのか、原因は何かを考え、それに対する施策を考えて即実行。
当然問題点が1つなんてことはなく、あらゆる問題点に対してPDCAを高速で回し、問題を解決。
進捗が悪ければ原因を特定し、新たに施策を打って解決。
このサイクルを気がつけば3月初旬からGWまで。

昼夜/土日を問わずに働くとはこういうことなのか…。
リモートで働いていることを忘れるくらいMTGをし、休日にも関わらず家族よりも会社の人間の方が話している時間が長い、なんてこともザラ。
週初めの月曜に始発で帰って一瞬寝て学生と面談してまたMTGなんてこともあったっけ。
この時期ほど「ベンチャーだなぁああ・・!!!」って強く感じたことはありません。

2021年4月

カオスな状況は変わらず。
というかより一層カオスに。
3月末〜4月初旬で事業部のブラックボックス化されていた数字が見えてきたのですが、数字が全然足りていないという事実が判明…。
もう就活も一定進んでしまっているし、これ以上はどうしようもないと判断し、現時点で年間KPIを追うことを止め、どこまでMAX伸ばせるか、そのためには何をしなければならないかという議論に変更。

回すPDCAの中身も変わり、それに伴って議論すべき内容も変更し、新たに再出発。

そんな中でも救いだったのは担当していた学生が、少しずつではあるものの確実に内定という結果を出し続けてくれていたということ。
本当に苦しい中ではあったけれど、彼ら彼女らの人生の選択において少なからず貢献できているという事実、そして彼ら彼女らからもらう感謝の言葉1つ1つが心の支えでした。

少しでもぼくらの取り組みに対して価値を感じてくれている人がいるのであれば、ここで折れるわけにはいかない。
一緒に泥をかぶって頑張っている仲間もいる。
そしてこの頑張りを、家族も応援してくれている。

走りきった先に、何かが…きっと何かが見えるはず。
それが何なのかは誰にもわからないけれど。

GWを明けると一旦就活は落ち着いてきて、そこから先は内定承諾先を決めるフェーズになります。

この時期の合言葉は「GWまで死ぬ気でやろう」でした。

2021年5月

GWは新型コロナの出現もあって基本的には家でぐうたら。
緊張の糸が切れるとはこのことで、本当に何もせず、気がついたら最終日でした。

この時期になると、獲得した内定先の中から「なりたい姿に本当に近づける企業はどこなのか」を一緒に議論する時間が仕事の大半を占め始めます。

それと並行して、次の代の学生に対してのサービスも本格リリース。
3月頃からちょこちょこと議論していた新しい取り組みも本格的に始動し、学生の内定先を決める議論をしながら、次の代の学生の集客&サービス提供という業務構成に。

また次の代へサービスのメインが移ろいでいく中で、チーム単位での活動も徐々に増加。
個々人がサービスのフロー1つ1つの責任者を担いながら、適切な人数に適切な価値提供が出来ているかをチェックする流れに。
4月から入社した新たなメンバーも自チームへ迎え入れ、本格的にチームとしての活動が本格化してきたのがこの月。

個々人が自立しており、指示待ちの人間がいないというチーム環境にも恵まれて初動は難なく乗り切れました。
チームのメンバーには本当に感謝しています。

2021年6月

2021年上半期の最終月。
怒涛の上半期を過ごしてきたわけですが、この月は学生の内定承諾先を決める追い込みの時期。
5月に引き続き、後悔ない選択を出来るように事業部全体をあげて最後までサポートしました。

7月以降にも数名の新規内定承諾者は出たものの、大半の学生はこの月をもって就活を終了。
最終的な着地は当初設定していた事業目標の半分にも満たない数値での着地になってしまいましたが、昨年度の実績ベースでは約5倍の決定数を出すことに成功しました。

得られたものも非常に多かった一方で、3月以降のカオスっぷりは凄まじく、もっと前からブラックボックス化を察知し手を打てていれば全く違った結果があったと思います。

この上半期だけでもぼくのこれまでの社会人生活2年〜3年分はあるんじゃないかと思うのですが、これから下期が始まります。

長くなってしまったので、下期についてはまた別のnoteで振り返ります!

続きはこちらへ👇

さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!

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