見出し画像

【内定者プロジェクト】生理って何がおこっているの?(生理の貧困対策支援PJ)

こんにちは。株式会社インソース内定者のYです。

株式会社インソースでは、生理の貧困で苦しんでいる女性に生理用品を届けたい、という想いから2022年に「生理の貧困対策支援プロジェクト」を開始しました。

生理の貧困の解決には、社会全体でこの社会課題に向き合う必要があると強く感じております!
そこで本記事では、「生理」について多くの方に知ってただきたく、「生理とは何か?」についてお話いたします。
この記事を読んで、男女問わず生理についての理解を深めていただけますと幸いです。

1.生理は恥ずかしい?

多くの女性は身に覚えがあると思いますが、生理中にお手洗いに行く際には、ナプキンを何とかして人に見えない様に工夫したことがあると思います。
生理の存在がちらつくことに関して、恥ずかしいと思うときもあります。

生理が「恥ずかしいこと」「触れてはいけないこと」「忌むべきこと」という考え方はなぜ生まれたのでしょうか?
 
この背景には、昔からの女性の血を忌みとする考えがあります。
かつて、出産の出血や月経の出血は、ともに穢れとみなされ、その期間中の女性は社会的に生活を拘束されることがありました。

このような考え方から、月経は「秘すべき、恥ずべき、忌むべき」ものとしてタブー視する意識や「不浄」意識が形成されており、女性にとってもあまり触れてほしくない話題となり、男性にとっても理解することが困難なものになっています。

2.生理ってそもそも何だろう?

生理の期間には何が起こっているのでしょうか?

生理は月に一度やってきて4~7日ほど続きます。
1日目、2日目は特に経血量が多いため1~2時間に一回ナプキンを変える必要があります。3日目以降は経血量が落ち着いてくる場合が多いので4~6時間に一回の頻度になります。
つまり、1日最大で8~9回ほどナプキンを変えることになるのです。

これを初潮がくる11~12歳から50歳前後まで繰り返すことになります。
つまり、人生の約3分の1が生理期間となるということになります。

生理期間中の経血量はどのくらいだと思いますか?
女性の方でも意識して量ることはないので知らない方も多いと思います。
1周期の生理期間あたりの経血量は20~150ml程です。つまり、多いときは500mlのペットボトルの3分の1の量も体内からなくなっているのです。

3.生理が及ぼす影響は?

生理は女性にどのような影響を与えるのでしょうか。

日常生活においては生理期間中のホルモンバランスの乱れによって生理痛やPMS(月経前症候群)などの症状が起こります。

生理中には、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されます。この分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような下腹部や腰の痛みの原因になります。これが生理痛です。
 
その痛みの程度は人によって様々ですが、例えば「おなかの中に何か異物が入って、それが暴れている痛み」や「股にクリップでスイカをぶら下げるくらいの痛み」と表現されることもあります。

またPMS(月経前症候群)とは、精神神経症状として情緒不安定・イライラ・抑うつ・不安・眠気・集中力の低下・睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ・食欲不振・過食・めまい・倦怠感、身体的症状として腹痛・頭痛・腰痛・むくみ・お腹の張りなどがあります。
これらの症状は、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。

このように、生理は身体的、精神的な不調を伴います
例えば、温泉旅行などに出かける際には、生理期間中にかぶらないように日程調整をしたり、ピルなどによって期間をずらしたりする必要もあるのです。

4.女性は月の3分の1しか快適な期間がない?

女性が快適に過ごせる期間を知っているでしょうか?
実は、月経が終わった後のたった10日程度だけと言われています。
 
前述の通り、月経前のPMSや月経の間の生理痛を考えると、月の大半で気持ちの落ち込みや、だるさ、腹痛や頭痛に悩まさています。
 
生理は女性にとってはあたりまえのものです。しかし、社会ではまだまだ生理について詳しく知らない人が多くいます。
この記事を読んで、生理についての理解を深め、興味を持っていただけたら幸いです!
 

▼生理の貧困対策支援プロジェクトはこちら