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福井県の高校生が国際問題について多様な視点から考える場 ~【高校生からの国際問題】イベント後日談~ - Inside BEAU Op.11

InsideBEAUでは、BEAU及び2019年10月に設立予定の一般社団法人BEAUの取り組みやプロジェクト紹介、教育観や設立の経緯、事務局メンバーやオフィシャルパートナーの想いや価値観について、毎週日曜日に更新していきます。

皆さん、はじめまして!
BEAU理事の徳永乃里花です。

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山口大学医学部検査科に在籍していますが、現在大学を休学し、
自分が高校生や大学生の時に感じていた違和感から、
『誰もが自分の人生を自分で選択できる社会を実現したい』
そんな思いから教育に取り組んでいます。
 
今回は2019/12/27に開催されたBEAU スペシャルイベント『高校生からの国際問題』についてお話していこうと思います。

BEAUスペシャルイベント『高校生からの国際問題』

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27日のイベントは、国際問題について考えるワークショップを行いました。

福井にいる海外の方々を招き、
貧困・ジェンダー・環境問題の3つの国際問題について、海外の方々の視点を知りつつ、高校生が班の仲間と共に考え、解決策を発表するという内容のワークショップを行いました。

BEAU20191227【高校生からの国際問題】w.logo_アートボード 1

学年も高校も、考えた方も違う高校生達が、自分の意見を出しつつ、他の人の意見も受け止めつつ、協力して問題に取り組んでいました。
 
ワークショップの後半では、各班で話し合った解決策について、発表しました。中には、英語で発表してくれる高校生もいて、大変盛り上がりました。

BEAU20191227【高校生からの国際問題】w.logo-02

BEAU20191227【高校生からの国際問題】w2.logo-09

最後の交流会では、4つの各班に分かれて、『将来の夢は?』『将来、行ってみたい国は?』など1つのお題について、高校生・社会人・大学生・海外の方々、みんなで意見の共有をしました。
 
その後は、班の括りをなくした交流会へ。

BEAU20191227【高校生からの国際問題】w.logo-03

 
海外の高校生と英語で話をする高校生。
社会人や大学生に、将来についての相談をする高校生。
学校・学年の枠を超えて交流する高校生。
社会人とお話をする大学生。
 
世代や国籍の枠を超えた交流が自然と起こり、
それぞれの世界が広がっている瞬間に立ち会うことができ、私自身も嬉しかったです!

BEAU20191227【高校生からの国際問題】w2.logo-08



ここで、私が印象に残っている高校生とのやり取りを少し共有させていただきます。
 
高校2年の彼女は、初めの交流会では、『高校での職場体験を通じて看護師になりたいと思ってる』という風に語っていました。
 
その後のフリータイムで、彼女の方から私にこう話しかけてくれました。
 
「看護師さんになりたいって言ったけど、実は英語の方にも興味があって、、、
だけど、英語を使った職業ってなかなかイメージできないし、私、そんなに英語も話せないから不安で、、、」
 
私は、彼女が自分自身から相談してくれたこと、悩んでいる姿を嬉しく思いました。
 
確かに、イメージができない、『資格』が取れない、そもそも『今は』できないことを仕事にするのって
勇気が必要ですよね。
 
これは、高校生だけでなく、大学生や大人、誰もが感じることだと思います。
 
この時の私は、彼女に『私自身の体験から』英語は今から勉強しても充分間に合うことを伝え、
『どうしたら英語を用いる職業を知れるのか?』を一緒に考え、
『将来どんな大人になりたいか?どんなことをしていたいか?』
職業という名前に捕らわれずに、『将来やりたいこと』を一緒にイメージしてみました。
 
『どんな職業があるのか?』
 
全てを私たち大学生や社会人が教えてしまわなくても、
『考えを聞き、受け入れる姿勢』を私たちが大切にし、
高校生が『ワクワクする気持ち』を持てれば、
彼女・彼らは自然と自分から行動を始めていけると信じていると私は考えているため、
このように接しました。
 
私と話し終えた後、私には彼女は安心・わくわくした表情をしているように思えました。
 
実は、3月にはカナダに留学するらしく、そのことにも今はわくわくしていると。
 そう私に伝えてくれ、その後は海外の方たちの輪にも入り、頑張って英語で話す練習をしていました。
 
以前にも、表では『看護師を目指している』と言ってはいるものの、実は、『ウエディングプランナーになりたい!』と話してくれた高校生に出会ったことがあります。


 高校生に限らず、若者が自分がなりたいもの・やりたいことを声に出して言える機会がもっと増えるといいなぁ。 

声に出すだけではなく、行動したい子が本当に『行動できちゃう』機会を提供したいなぁ。
 
 
そんな機会の1つがこれから始まる『BEAU LABO』であると私は確信しています。
 
気になった高校生や社会人の方はぜひ以下もご覧いただけると幸いです。

BEAU season 4 BEAU LABO_pr-poster.v1.02.7_アートボード 1

BEAU staff一同、高校生の学びの最大化に向けて、頑張っていきます。

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徳永 乃里花  ( Norika Tokunaga )
BEAU 理事,BEAU Leadership Program プロジェクトリーダー
山口大学医学部検査科

現在大学を休学し、自分が高校生や大学生の時に感じていた違和感から、『誰もが自分の人生を自分で選択できる社会を実現したい』を理念に教育に関する活動している。



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