英語が「前から読める」感動

こんにちは、マナジムのチューターをしてます、なかやんです。


突然ですが、皆さんは日本語を読むとき、どうやって読みますか?


「どうやっても何も・・ただ読むだけじゃん😓」


そうですよね💦 でも英語を読むときだとどうでしょう?

“… Because the problem with object-oriented languages is they’ve got all this implicit environment that they carry around with them. You wanted a banana but what you got was a gorilla holding the banana and the entire jungle. “ —Joe Armstrong, creator of Erlang progamming language

「ええっと、この that がここにかかってて・・」と、後ろに戻りながら読んでしまいません?

「日本語はSOVで英語はSVOと語順が違うんだから、戻って当たり前だろう、何を言ってるんだ」という声が聞こえてきそうですが😓


でもね、高校生の私は考えたわけです。
「英語も日本語も同じ言語なのに、英語だけ前から読めないはずはない!」と←

もし英語が前から読めるようになったら、どんなメリットがあるでしょう?


「前から読む」ことのメリット

前から読めるということは、日本語とほぼ同じか、近しい速度で読めていることになります。センター試験の長文でさえ、アメリカの小学生でも読めると言われますから、余裕のよっちゃんで解けちゃうわけです。

※ 実際私も、センター英語は丁寧に解いても80分中30~40分ぐらいで解けました。


さらにさらに、リスニングが劇的に伸びます。なぜかというと、リスニングというのはそもそも「返り読み」ができないからです。
前から意味を理解できない人は、どんどん置いてけぼりに´д` ;

リスニングが苦手な方なら分かる、この恐怖😱

「前から読む」ことができれば、そんな恐怖ともおさらばです!


いやいや、いきなりそんなこと、できっこないんだけど・・

そうですよね💦 私も初めは「そんなことが本当に可能なのか?」と思いました。

そこで、「同じ文章を何度も読めば、その文章だけなら前から読めるのでは」と考えました。とにかく前から読む感覚を肌で理解しようという目的ですね。

そうと決まれば、まずは大量の英語長文を手に入れるしかありません😤

当時の私は、こちら↓↓の参考書を購入。ただしこの本は結構レベル高いですので、皆さんそれぞれの実力で、「時間をかければなんとか読める」レベルのものをチョイスしてください。
長文がたくさん載ってるやつです。学校のテキストとか、レベルが合えばなんでもいいですよ!


この本には長文と一緒に問題が入ってますが、英語を「前から読める」ようになるのが目的ですので、問題は一切使いません!
穴埋めとかも全部埋めちゃってください😂

下準備

① まずは時間をかけていいので長文を全て読む。

② 何度か読み返してください。もうこれ以上は分からない・・と思ったら日本語訳を見て、自分の解釈と照らし合わせます。

③ 単語、文法など一語一句確認して、自分の中で不明点を0にします(完璧に理解するということです)

大事なところ

④ ここからが大事です。下準備で完璧に理解した文章を、繰り返し音読します。ここでのポイントは、

・一言一句、意味を「噛み締めて」読む。

ことです❗️

“… Because the problem with object-oriented languages is they’ve got all this implicit environment that they carry around with them.”

冒頭の文章の一部を持ってきました。
一応単語の意味を補足すると、

・"object-oriented"は「オブジェクト指向」
・"implicit"は「暗黙の」

です。題材が専門的で大変申し訳ないです💦が、レベル感的にはちょうどいいと思います。

いざ、実践

まず、最初の部分、

・the problem with ほにゃらら languages is ~
・ほにゃらら言語の問題は〜

早速英語と日本語で順番が逆になっていますが、英語の順番のまま、一語一句噛み締めてください。具体的には、

・the problem                   その問題
・with                              "the problem"にかかってる
・ほにゃらら languages  "ほにゃらら言語(の問題)"
・is                                     〜は、〜です。

このぐらい分解して、それぞれの意味を噛み締めながら、声に出して音読してください。そうですね、少なくとも10回はしましょう😎

当時の自分は、「意味が頭に入ってないまま何度も音読する」ということをしてしまっていました。腕立てとか誤魔化してやると全く効果がないのと同じです。とにかく「意味を噛み締めながら」10回です😤


繰り返しますが、私は東大受験のためにこの練習をしたんです。こんなの文法的には中学生でも読めるでしょう。しかしこの「基礎の徹底」がどれだけできるかが、実力の差に繋がります。


文章の後半は、レベルが一段上がります。

・all this implicit environment that they carry around with them
・これらの言語が持ち運んでいる、全ての暗黙の環境

theyとかthemは、「ほにゃらら言語」を指してますね。

さて、このフレーズの文法構造がすぐに分かりますでしょうか?今回は文法が主眼ではないので、答えを言ってしまいますが、thatはenvironmentを修飾する代名詞(目的格)で、carry aroundの目的語となっています☺️


これもですね、分解して読んでいきます。

・all this implicit environment  全ての暗黙の環境
・that
・they carry around                  彼らが持ち運んでいる
・with them

ここで、例えば"all this implicit environment"というのは日本語では「全ての暗黙の環境」となりますが、これは語順が変わっていませんよね?

こういうものは単語の意味さえ覚えれば、スッと頭に入ってきます。ですのであえて分ける必要はありません。

繰り返しますが、「英語を前から理解する」ということが重要ですので、「日本語と語順が異なるところ」をスラスラ読めるように練習することが大事なのです。


...ちゃんと10回読みましたか?(笑)
実際は、3回でも5回でも、自分が納得する回数でいいです。

もう一度この文章を読んでみて(声に出して!)、

“… Because the problem with object-oriented languages is they’ve got all this implicit environment that they carry around with them.”

「意味を噛み締めながら」スラスラ読めたら成功です!


まとめ

どうでしたか?
いきなりこれを言われてやっても、難しいかもしれません😓

しかし、長文を手に取り、この記事を見ながら何度も音読していけば、徐々にその感覚が分かってくるはずです😎

ぜひ、挑戦してみてください。

また、一人一人に合った長文の選び方や、「前から読む」手法を確実に身につけたいという方は、ぜひ当塾マナジムも検討してみてください。
一人一人、誠心誠意で対応しています。


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