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これからの推し活には「遮断力」が必要なのではないかという話(終わらない物語の為に)


あの〜、Stray Kidsのことが好きです。

真面目そう(?)なタイトルの割に気の抜けた出だしですみません。

でも、Stray Kidsのことが好きなんですよね。

このnoteでは主にStray Kidsのことを好き好き大好き超愛してるという趣旨の記事しか書いていないし、
ネガティヴなことは書かない(最終的にポジティブな結論に繋がることしか書かない)という自分で決めたルールがあるので、
ただStray Kidsが好きだ!と言っても「今更なにをわかりきったことを」と思われてしまうかもしれません。

というか、ほんの2ヶ月くらい前の自分ならば、
きっとそう思っていたはずです。
自分自身のStray Kidsへの好きのあり方へ、
一切疑問を抱くことすらなく、ただ愛の言葉を連ねていたはず。

ただこの2ヶ月間ほど、色々と考えることがありました。 
Stray Kidsさん側には全く非はなくて(あるわけない)
物理的にコンテンツなどを追うために割ける時間が減った事や、
詳しくは後述しますが情報への向き合い方を考えるうちに、
今の私はスキズを好きだと言えるのか?みたいなことを考えるようになり、
そうなるとコンテンツとかを見るのも何となく避けるようになって、
余計に「こんな状態で今の私は自分をSTAYだと思えるのか?」
「もう好きじゃなくなってしまったんじゃないか」みたいな悪循環にハマってました。

好きのあり方は他の誰かに認めてもらうことではないし、これという解答集もないので、
自分自身で納得できるまで、もしくは好きにしろそうでないにしろ何かしら答えが出るまで、
こんな気持ちが続くのかなと思っていたんですが、
つい最近、本当にはっきりとわかったんです。

Stray Kidsのことを、私はめちゃめちゃ好きだということが。

noteの他記事を読んでくださっている方は察してくださっているかもしれませんが、
私はもともと愛が激・重なオタクであり、アイドルに救われることで、
なんとか人間の形を保っているような存在です。
注ぐ感情がデカいうえに濃すぎて掛け持ちとか絶対できないタイプ。

そんな私にとってStray Kidsって本当に「完璧な」アイドルで、
長い事アイドルオタクをやってきましたが、
グループとしての活動、出す曲のテーマや目指す方向性、
そのどれもが余すことなく自分が見たいものと一致しているだけにとどまらず、
こんなに8人が8人全員顔も思考も笑いのセンスもアイドルとしての在り方も好きで、
誰も欠けてほしくない心から掛け値なしに大好きだと思えるグループは初めてでした。

好きになった当初から、きっと最後の推しになるだろうなと思っていましたが、
オルペンになってから更にその想いは加速し、深まるばかりで。

なんというか、一言でいえば自分にとってStray Kidsという存在が「大切になりすぎてしまった」んだと思います(笑うところ)

好きであればあるほど、うかつに触れなくなるし、
夢に見た理想の女神像を再現しようとして破り捨てる画家みたいな、
違う!こんな自分が近づいていいもんじゃない!って拗れに拗れた思想の持ち主なので、
Stray Kidsを好きになりすぎて「絶対失いたくねえ~!」と思い詰めたあまりに、
好きじゃなくなるのが怖くて今以上に新しい情報をいれないようにしていたという。

というかそれまでが結構やりすぎていたというか、
もちろん自分で望んでやってたし、何より義務とかではなく好きだから楽しくできてたことなんですが、
動画でも画像でもBubbleでも8人全員の情報を絶対漏らさないようにして、
何の番組に出るか何をやってるかどこにいるかリアルタイムで把握して、
更新されるコンテンツには即座に反応して感想を壁打ちして…みたいなことをやってたので、

中世ヨーロッパの飽食貴族から悟りに至ろうとする修行僧的に転身したかのように、
情報の取り入れ方が真逆になってしまった分、より反動も大きかったのだと思います。

そう正しい恋には時間が
うんと必要なんだろう
こんなマジな憂鬱ははじめて

サワレナイ/嵐

↑もうマジでこれ


Stray Kidsさんはいつだって最高で今この瞬間もファイブスターの輝きを放っているので、
ここまで1000文字くらい費やしたこと全部が私の脳内で勝手に起きていたことであり、
完全なる独り相撲はっけよい!一人芝居どっこいしょ!って感じなんですけど、
とりあえず私はStray Kidsが好きで、好きすぎるくらい好きで、
これからも好きでい続けたいということがはっきりした今、
健康的に好きでい続けるためにできることは何かなと考えた結果がタイトルの「遮断力」に繋がってきます。

つまり、ここまでが前置きです。
なげー-------------------よ!!

情報を制するものが推し活を制す


私は15年以上アイドルのオタクをやっているのですが、
その履歴書に書けない経歴の中で確信に近いと言えるほど感じてきたのは、
オタクにとって自分が欲しい情報を適切に得られるか否かは死活問題であるということです。

現場主義か茶の間であるか等のおおまかな線引きに関係なく、
情報収集能力が高ければ高いほど理想に近い推し活ができますし、
情報を得る速度が速ければ早いほど、濃度が濃ければ濃いほど、コーナーで差をつけることもできます。

例えば、現場主義ならチケットの取り方、
茶の間なら雑誌やテレビの出演情報など、
自分が必要とする情報を集める力がなければ、
最新の推しを追いかけることは難しく取り残されてしまうかもしれません。

K‐POPにおいては個人的にジャニーズを推していた時とは比べ物にならないくらい接触も多いので、
接触を重視するオタクであれば単純に支払う対価も多くなる分、高い情報収集能力が問われるでしょう。

情報を制するものが推し活を制す、知ってる方が知らないより強いというのが推し活における
一つのスタンダードな基準なのではないかと思います。

で、主に情報を得る主戦場であるSNSにおいて、
これまではある程度「わからないことはまず自分で調べる」
「調べたうえで得た情報網を自分に最適化していく」
ことさえしていれば、
ほしい情報を的確に得ることができたと思います。


自分で調べて、自分で直接判断する。
定見のあるTL

ですが、当たり前のことですが巷に溢れる情報は、
その全てが正しいとは限りません。

情報の大元に辿り着けず伝聞だけを信じてしまったり、
確認不測のまま誤った情報が拡散されてしまうことも、
誰かの悪意によって捻じ曲げられてしまう真実もあります。

情報の媒体も様々で、どこから何を拾ってくるべきか?
検索して現れた結果のうち何を信じるべきか?
信頼できる安定した情報源を幾つ見つけられるか?
どこからその情報が来たのか探し当てることができるか?

情報収集能力と同時に求められるのが精査力でもあります。

その取捨選択ができないと、多すぎる情報に苦しんだり、
せっかく出会えた推しのことを嫌いになってしまったり、
推し活に疲れてしまうことに繋がりかねません。

自分の理想のTL及び、リストなどを作ってしまえば、
わざわざ自分から探しに行かなくとも
自分が欲している情報だけを得ることができたし、
わざわざ見たくない情報やアカウントを見なくてすんだので、
信頼できる情報元や好きなツイッターアカウントだけみていればよかった。

自分の選択で、自由意思で自分だけの理想郷を創り上げることができる。

それが結果として、情報収集能力だけでなく、
精神衛生上見たくないものをみなくて済んだり、
正しい情報を得る精査力を上げてくれていたようにも思います。

おすすめ、来襲



ここからのSNSに関する記述は、主にTwitterのことだと思っていただけば幸いですが、
有象無象の情報溢れるSNSの中でも、
自分の見たい世界だけをみることができるという築き上げた心地よい理想郷(TL)に突然訪れた
「おすすめ」という機能。

ここ最近のTwitterは、他にも色々(マジで色々)あって、
存続自体危ぶまれているところではあるのですが、
レコメンド(おすすめ)という機能は、Twitterに限らずSNS全体のトレンドとして、
もはや無視できないほど介入してきていていて、
これからも発展していくだろうしスタンダードになっていく可能性が大きいと思います。

未だにいいねではなく「ふぁぼ」と言いたくなってしまうインターネット老人会の私が感じていたTwitterの主な魅力は、
自分の選択によって形成したTLによって時系列順に情報を収集できること、
(知ろうと思えば気軽に検索できるものの)
基本的には理想のTLを創り上げれば見たくないものは目に入らないことでした。

その為、知らない人の知らない呟きが急にTLに現れたり、
設定をちゃんとしていないと時系列もごちゃごちゃになるのでは、
私が感じていた魅力の大部分が失われてしまったといっても過言ではないのです。

けれど、そもそもおすすめとは本来良いことであるはず。
新たな知見と出会えたり、視野が広がることは素晴らしいことだし、
きっと、おすすめタブからおすすめされてよかったという呟きや
ユーザーと出会っている人もこの世界にはいるのでしょう。
(私が見ている範囲では今のところ1人もいないけれど)

私自身レコメンド機能そのものを毛嫌いしているわけではなく、
ピリがTikTokヘビーユーザーだからという安直な理由でダウンロードした
Tiktokのレコメンド機能には多大な恩恵を受けています。

公式アカウントなどは一応フォローしていますが、
実際に活用している時間のほとんどはフォロー中ではなくおすすめタブの方で、
推しやアイドルに関連する動画はもちろん世界中のクリエイターが発信するユニークなコンテンツをスクロールしていると、
見れば見るほど興味の幅は広がり、関心は高まり、
平気で2~3時間は溶けていってしまいます。

オタクとしてのスタンスは全く変わらないのに、
Twitterと真逆の現象が起きているのが面白いですが、
TikTokでそれが可能になっているのは
「ちゃんと自身が興味を示したものがおすすめされる」からだと思います。

もちろん、時たま突然ホラーコンテンツがおすすめされたりして(しかも深夜とかに)
ぎょっとしたりムキ―!となることもあるけれど秒でスクロールして飛ばしたり、他の動画を見たりすると
割と正確にアルゴリズムへ興味関心がないことが伝わり、
リセットされてほとんど出てこなくなることが多いです。

先日拝読した「TikTok 最強のSNSは中国から生まれる」という書籍でも
TikTokを運営するバイトダンス社のレコメンド機能やアルゴリズムの優秀さについて触れられていて、
なぜTikTokはあんなに私が見たい動画を次から次へと出してくれるのか?
という謎が解けたし、
レコメンド機能そのものが悪いわけではないと認識を改めることができました。

つまるところ、ユーザー側に選択の自由があるかないか、
興味関心を的確に把握したうえでの機能なのか否かが、
レコメンド機能への快・不快を左右しているのだろうなと思います。

コミュニケーションツールとして利用しているわけではなく、
クリエイターのフォローやコメントも一切しないため、
その観点から評価したTikTokのSNSとしての評価は何とも言えないけれど、
ざっくりといえば「自分が好きな人・自分を理解してくれている人からされるおすすめは一方的に感じないし良いけど、そうじゃない人からのおすすめは
どれだけ自分のことを思ってしてくれたことでも一方的に感じるしなんか嫌」
というシンプルなお気持ちの問題なのかもしれません。

でも、どれだけSNSの流行に置いていかれようと、どれほどTwitterくんがアレでも、
私はSNSを、というかTwitterを諦めたくないんですよ。なぜならツイ廃だから。

あと普通にネットで情報を得られないと困る!友達いないから!!(かわいそう)


Twitterが無くなるなんて……


オタクはどう生きるか


アレルギー 常識とかモラルのレシピ 破り捨てちゃいなさい
自分勝手も 言わば素敵な Express myself

アレルギー/嵐


じゃあ結局どうすれば委員会、という課題にぶつかった時、
望もうが望むまいが情報取得の主戦場がどんどん変化していく中で、
好きなアイドルを健康的に好きでいるためには、
そしてあえてこういう言い方をしますが嫌いにならずに済むには、
「遮断力」を高めることが重要なのではないかという仮説をたてました。

「遮断力」とは「見たくないものを見ないようにするための力」だと自分は考えています。

これまでも必要な力ではあったものの、SNSの仕様のおかげで、
そこまで意識して努力せずとも何とかなっていた部分を鍛えていこう、みたいな感じです。

私は「趣味:検索」といってもいいくらい気になることはすぐ調べる性質なので、
その過程でこのアイドルはどういう人なのか、だけでなく
このアイドルは「どんな人達に推されているのか」のかも割とすぐに把握できる方なのですが、
「好きなものが同じなだけ」で通じ合えるなら世界ってもっと平和ですよね。

好きな人が同じでも、その人をどう見ているか、どのように好きでいるかのまなざしやスタンスは人の数だけあり、似ていても僅かなグラデーションの差が生じるもの。

だからこそ、自分がどういう風に好きなのか、好きでいたいのか理解することで、
「遮断力」もあげることができるのではないでしょうか。

具体的には、

・自分と好きなアイドルへのスタンスが合うオタク、合わないオタクを把握すること(同じ目線で見ている人を見つけること)

・必要以上に知ろうとしないこと

・知らないことがいいこともある(無知である幸福)ことを知っておくこと

・人と比べないこと

ここら辺を適宜守れることができれば「遮断力」をあげることができるのではないかと思います。

具体的には、「年齢や性別など属性だけで合う合わないを判断しない」とか、
「自分の行けなかった現場のレポは見ない(なかったことにする)」とか、
なんかざわざわしてても「何があったのかを深く追いかけない」で、
その時間を違うことに割いたり、コンテンツ見て楽しい~!ってしたり、
出来るだけ嬉しい楽しい大好きだけで視聴覚と心を満たすこと。

しつこいようですが、この「遮断力」を高めるというのは基本的なルールやマナーなど好きになった当初に知っておくべきことや人に聞いてわかることを知らないでおいてもいいということではありません。

そこにプラスしてやりたかったら出来ることであり、
「好きでい続ける」ことを最大の目的としています。

好きなアイドルを「好きでい続ける」ために、
アイドルについて知っていくのと同時に、
自分自身を理解して、自分で考えて、自分で判断することで、
「どんな呟き(アカウント)が合う・合わない/知りたいことと知りたくないこと/知らないことの幸せ」が掴めます。
結果として、自分の目や耳をうまく塞ぐことができるのではないかと思います。

もちろん、「誰よりも情報を知っていること」「推しの全てを知ること」が、
最大の目的であり、幸福である人は逆に上記で話したことは全然合わないと思うので、
結局一番大事なのは自分の好きは自分で守る、という強い気持ち。

っていうと、なんか物凄く偉そうに聞こえるかもしれないんですが、
自分自身、これまでのオタク人生で好奇心に負けて知らなくてもいいこと(知らない方が幸せでいられたこと)を知ってしまったり、
わざわざ合わない人の呟きを目にして疲れてしまったり、
人と比べて落ち込んだり、まんまと情報に溺れてしまうことも多かったので、
自戒を込めてここに整理しておきたかったという感じです。

きっとこれだけが正解ではないし、違うやり方も、
もっと良くする方法もあるだろうけど、
とりあえず一旦出せた答えがこれなので諦めずに考え続けていきたい所存。

終わらない物語の為に


君に出会ってからがはじまり
だから結局そうだ 僕らの想い触れてるようだ
この星と宇宙の輝きを 肌にあつめて浴びればCommunicate

ココロチラリ/嵐


いい加減しつこいよ、という感じなんですけど、
やっぱり私はStray Kidsというアイドルが好きで、
とても大事だし、大切にしたいし、
STAYとして彼らの関係者でいたいんです。

ただ、関係者になるということは部外者でいられなくなるということもあります。(小泉構文?)

楽しく夢溢れるアミューズメント施設では、
汗一つかかず笑顔を浮かべている華やかなパフォーマンスの舞台の下で
ショーの成功の為に汗を流す人達の怒声が飛び交っているかもしれない。

好きでいたいなら、あえて扉をあけず立ち入らないという選択もありだし、
その方が傷つかないでいられるのかもしれない。
好きに対して責任も発生せずただ楽しく楽でいられると思う。

幸せでいたいからオタクやってるんだし、アイドルだって幸せにしようと思って頑張ってくれているんだから、
別にあえて辛い選択を選ばなくてもいいし、
そもそも好きでいることに努力なんて必要なのか?とも思うんですけど、
一度足を踏み入れてしまったから、やっぱりここにいたいから、
離れないでいられないようにこっちもこっちで出来ることはしたいし、
この先どうなるかは誰にもわからなくても
その過程に対してきっと何の後悔も抱かないだろうと思える人達だから。

何よりどこまでもどうやったらSTAYが喜んでくれるかなって
時々痛いくらいの一途さでSTAYのことを考えてくれてて、
STAYへの愛、STAYの幸福に対して真剣すぎるほどに真剣な眩しい人達だから、
こっちも真剣(マジ)になってしまうみたいなところはある。

そんな、どうしたって愛さざるを得ない8人を好きでい続けるために、
良い意味で見ざる聞かざる言わざるになっていこうと思います。
言わないと努力できないタイプなので!(最悪)

なんか凄い1人でこの2ヶ月くらいずっとモヤモヤしてたから、
今本当に世界中にスキズが好きだって叫びたい気分です。
アナ雪の「今日は戴冠式だーーーー!!!!!」みたいな感じ。(窓もバックドアも開いてる♪)


あ〜Stray Kidsが好きだ!!!!!!!!
ソウルコンBlu-ray楽しみ!!!!ですね!!!!!!!!


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