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私なりのこだわり

私たちの周りにはたっくさんの素敵なコーヒー屋さんが溢れていて、かっこいいバリスタがいて、それぞれのこだわりが出ていて・・・
こんなキラキラの世界で、こんなど素人が一体なにをwwwと、最初はけっこう引き気味でした(いまもちょっと気後れはある)。

それでも結局「やろう!」と決心できた理由は2つ。
どうしてもどうしても、アフリカとつながることがしたかったことと、コーヒーは嗜好品なんだと思えたからでした。

大学を出てから10年以上の。ずっととにかくアフリカとつながっている為の手段を探す日々でした。
会社を辞めて短期でルワンダに住んでみたり、小さな小さなビジネスを立ち上げたり企画したり企画したり企画したり・・・
夫に「なんで?」と言われても、いまだにハッキリと答えられず、とにかく強烈に惹かれているとしか言えません。
もう理由を解き明かすことに時間を使うのは止めて、手段を模索する日々の末、いまの時点で辿り着いたのがコーヒーでした。

コーヒーを軸に、やりたい事のキーワードを繋げて広げて・・・と試行錯誤した後、コーヒーなら私の理想に近い形の活動ができそう!という判断ができました。


とは言え、世界には名だたるコーヒーのスペシャリスト達がいて、こんな一般消費者もいいとこな人間がいったいどうやって・・・・と怖気づく。
こんな私でも、コーヒーのスペシャリストってなれるのだろうか?とまずは初歩から調べてみたり、ご縁を頂いたすごいスペシャリストの方たちとお話を聞かせて頂いたり。
迷い考えあぐねた末思ったことは「コーヒーは嗜好品」という私なりの結論でした。
雲の上の存在であるコーヒースペシャリスト達も、好みやこだわりはそれぞれ。どれかひとつが100%正解ですごい!!!!ってことはないんだなと。

それになにより、お客様として購入してくださる方たちのコーヒーに対する好みが千差万別。
だったら”私なり”のこだわりでやってみてもいいのでは?と思えました。
もちろんスペシャリストへのリスペクトは話を聞けば聞くほど高まったので、これからも色々勉強続けます。

私なりのこだわり

アフリカのコーヒーであること。
そして、「おいしかった!」以上の体験を提供すること。

まずはブルンジのコーヒーを提供します。
なぜブルンジのコーヒーなのか?
コーヒーで有名なエチオピアでもなく、滞在していたルワンダでもなく、ブルンジ。

このコーヒープロジェクトは、長くお付き合いをしている大学時代の恩師と一緒に始めることになったのですが、そのきっかけが恩師の元にいるブルンジからの留学生でした。
何かがひとつ違えば生まれなかったであろう、貴重なご縁を私なりにつなげていきたいと思った為、ブルンジの豆を扱うことに決めました。

遠い遠い世界の小さな国であるブルンジのことを、この1杯のコーヒーを通して知って欲しいし、もっと欲を言えば、コーヒー一杯という日常的なひとつのアイテムが、もしかして誰かの人生のどこかで何か新たな発見や出会いを生むかもしれない…と密かに願っています。

そして、1杯のコーヒー以上の体験を提供すること。
たかがコーヒー、されどコーヒー。
コーヒーを提供するその一瞬の短い時間でも、これから先のご縁がつながっていくような、そんな体験を作り出していけたらと思っています。

もちろん、おいしいコーヒーを提供することは大前提なので、日々勉強。自身もカスタマーとしてもっともっと良いコーヒー体験を積んでいきつつ、私たちなりのこだわりを追求しています。

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