見出し画像

【 ロシア情勢:論考】ロシア政府は大日本帝国の崩壊と同じ道を辿るのか?

☆☆☆
 私は軍事専門家でも国際情勢の専門家でもありません。ただ一市民の駄文に過ぎず、信憑性がほとんどないことを考慮してお読みください。
☆☆☆

☆☆☆
 タイトルから書いています。本文がタイトルからずれていった申し訳ありません。
☆☆☆

 2022年9月20日(火)。21時11分。夏が明けましておめでとうございます。秋の夜長もよろしくお願いします。

 タイトルから書いていて、こんなに過激なタイトルでいいのか、そもそもここは統合失調症の症例をいちいち書いていくブースでは無かったのか。自分でもそう思っています。

 リコリコ12話を観ました。感情のないたきなが感情をあらわにしたシーンは素晴らしかったですね。あれが愛というものなんだろうな、なんて思いました。たっきーな。幻聴で「ふざけんなよ!」と聞こえてきました。まあ、何を書いてもいいでしょう。弱小なので何を書いたところで燃えることも無いだろうし、法に触れることも無いでしょう。言論の自由はあるだろうし。

 ツイッターを見てみよう。

☆☆☆

 「愛とは何なのかを知るために私たちはリコリス・リコイルを拝見することに致しました」

 「たっきーな」

 「今日棚を開けたら職員さんの残業用のお菓子が大量に入っていた」

 「バルサン対策に私の棚が使われた」

 「ロシア国民ははだしのゲンを読んだほうがいい」

☆☆☆

 職場の話はいいとして、リコリス・リコイルの話はもうしたとして、最終的にはロシアの話になってしまいましたね。

 報道1930しか見ていませんが、ロシアは相当領地を奪還されているみたいです。ウクライナ軍が強いです。なんで強いのか分からない……わけではありませんね。欧米、というかほぼアメリカからの資金援助がある。それで民間のウクライナ兵が自らの金で最新鋭の軍事兵器を買うことが出来る。それを領地奪還に使っている。だけではないことは明白です。

 なぜウクライナ軍が《《今》》攻勢に出ようと勢いを急激に増しているのか。

 簡単に言えば冬が来るからです。

 冬にロシア兵は強いぞー、というわけでもありません。黒海北部の冬将軍には人間は誰も勝てません。つまりどちらの兵も身動きが取れなくなります。ロシア政府は最悪、シベリア半島までの回廊を保てれば貿易として海港から首都まで結べればOKなので、膠着状態で利があるのはロシアの方なのです。それで、ウクライナ政府は攻めるなら冬が来るまでのこの2ヶ月間に全勢力を集結させているのです。

 という、まあ、民間人の私の予測。

 それよりも心配なのはロシア国民なのです。プーチン大統領は「あせっていない」とコメントしており、まあ、冬を待っているのだと思います。それに、ロシアの、というか今回の戦争の、というか現代世界全てのカギとなっているロシアのエネルギー政策が上手くいっていることもあり、G7各国の制裁を課した国が逆にエネルギー不足に悩んでいるという現実をロシアは創り出しており、ロシア国内でもその成果を国民にPRして、制裁を課した国を非難するというやり方を取っています。現実を捻じ曲げて報道していないだけ、充分マシな国家だと言えるでしょう。

 それよりもロシア政府の側近が「総動員令」などという言葉を口にしているのです。

 ただ言っただけかもしれませんが。

 なんというか、ロシアの未来が大日本帝国が崩壊したときの状況と未来は似てきているのかなとか感じました。

 上海条約機構という枠組みに参加はしたはいいものの、リーダーの中国には兵器の供与などは約束されていませんし、インドのモディ首相からは「戦争は時代遅れだ」と言われるし、トルコのエルドアン大統領からは和平交渉を何度も申し上げられるし。

 誰もが戦争を望んでいない。大日本帝国がかつて勝手に創り出した大東亜共栄圏構想とまではいかないまでも、大日本帝国の場合は武力で共栄圏を創り出しましたが、ロシアはその枠組みすら創り出すことは出来ませんでした。大日本帝国の場合もただの植民地支配だけであり、それらの植民地の国々から欧州の植民地化を妨げるヒーローとして迎え入れられましたが、結局のところ欧州の国々と同じ搾取をしているだけで最終的には共感を得ることはなく、大日本帝国は孤立しました。

 それと同じ状態がロシアでも起こっています。上海条約機構でもBRICsの中でも孤立してしまっています。

 総動員令をかけることは無いと思いますが、勝率ゼロで戦いを続ける意味がロシアにはありません。クリミア半島までの回廊を手にしたところで和平交渉に臨むのが、ロシアの現実的な見方としての、唯一踏みとどまることのできるラインだと思っていました。

 しかし、東部のドンバス地方等を支配下に入れ、住民投票をして、武力なしでクリミア回廊を創り上げようとしましたが、住民投票が何度立ち上げようとしても、何度も何度も延期されてしまっています。その間に、冬が来る前になんとしてでも領土を奪還せしめんと、ウクライナ軍が士気を高く持ち、電撃戦のように領土を奪還していきます。ロシアからしても止め時が見つからなくなってしまいました。

 なんのための特別な軍事作戦だったのか。その根本を手にして、住民投票をさせて、さあ、公式に民意も取れてクリミア回廊を創り上げようとしたところで、反撃にあい戦争を止めることができませんでした。策略が失敗し、かつての大日本帝国と同じように、戦い続けるしか方法はなく、恐らく《《プーチン大統領ですら、止め時に止めることが出来なくなってしまった》》という状態に入ってきています。大日本帝国の天皇陛下と同じ状態に陥ってしまった、と言ってもいいかもしれません。

 戦争を長くするには確実に人員が不足していきます。ロシア保守系の立場の政治家が総動員令と言って、そうせざるを得ない状況になってしまう可能性が大きくなっています。冬になればロシアの反撃ではなく膠着状態に陥り、ウクライナ軍もロシア軍もただただ消耗していくだけの、なんのための戦争なのかロシア側から見ても分からなくなってしまいます。

 そんな混乱の中で、冬を耐え忍び、春までクリミア回廊を死守するには総動員令を出す可能性が出てきます。こうなっていくと国際的にも、国内的にも大日本帝国と同じ道を辿る可能性が高いです。クリミア回廊を手に入れられるかは分かりません。戦争の結果は誰にも分かりませんが、クリミア回廊を手にすることがロシアの特別軍事作戦の最低限の戦果だとしたら、どんな手を使ってでもこの領地は死守することになるでしょう。

 大日本帝国ととの大きな違いは二つ。一つは前にも述べた液化天然ガス、石油等の莫大なエネルギー源を持っていること。もう一つは誰もが知ると思いますが核戦力を保有していることです。

 核戦力は使わないでしょう。そう願っています。今現在の、たださえ孤立している状態で核戦力など使えば、恐らくロシアは完全に悪の国家というレッテルを貼られ、インドやトルコなども離れて行くことが容易に予測されます。アメリカは当時大日本帝国が国際的に完全に孤立していたから核戦力を使うことが出来たのです。今のロシアにできる戦力増強は、最悪でも総動員令を出すことぐらいしかできません。核戦力を暴発するほど、今のロシアはまだ追い詰められていないと思います。今年の冬の間は大丈夫だと思います。年が明け、春になり状況が一変しても、敗北を認め、核戦力を使わないままにウクライナ侵攻は終わっていくと思っています。

 敗北を認めた先であっても、G7からの経済制裁は永らく続いていくと思われます。ロシアが侵攻を開始した代償として、延々と圧力は強まっていき、ロシアは弱い国となるか、もしくは国際協調を基軸とした政権に変わっていくと思われます。

☆☆☆

 これは一市民が考える、ただの未来予測でしかないことを念頭にお読みください。信憑性などの担保は一切出来ませんのでご了承ください。


この記事が参加している募集

#この経験に学べ

54,052件

#探究学習がすき

7,472件

よろしければサポートをお願いします。