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note;思索とバーカウンター

#noteはじめました  を検索して様々な人の「初めて」をみてみると、それぞれのひとにそれぞれのはじめた理由がある。共感できるところや、はっと気付かされるところなどがあって、読んでいて何だか嬉しくなった。
様々な場所で様々な生活をおくっている人たちと、同じようにnoteという一つの挑戦を始めようとしていると思うと少なからず孤独感が安らぐ。

僕もいくつか思うところあってnoteを始めることにしたのだけれど、それについて少し話してみる。

文章を書くこと、書き続けること自体。
SNSを頻繁に更新していたころから比べると、最近はかなり文章力が落ちていると感じている。文章力が落ちていくと他者にうまく適切に気持ちや情報を伝えることができなくなっていくし、悪いときは誤解を与えてしまうこともある。僕は現在、パートナーと共に日用雑貨のセレクトショップを経営しているが(商いと、なにか en-shouten)、そこでの情報発信も含め、今後更なる文章力の向上が必要とされている。しっかりと情報を伝え、気持ちを少しでも表現することが大切だと思っている。
そして、文章を書くことは、思考することとほとんど同義なように思われる。文章を書き続けることによって、思考を深めたい。この日本の経済状況のなかで商いを続けていくのは簡単ではないし、鬱々とした閉塞感漂うこの社会で生きていくのはもっと難しい。そこに立ち向かうためのもっとも大切な武器は”考える力”だと確信している。noteで文章を書き続けることによって文章力の向上、そして深い思考能力を身につけたい。

バーカウンターのような繋がり
僕は2年半前に10年ほど過ごした東京から縁もゆかりもない長野へと移住してきたのだが、東京では喫茶店とバーを併せたような店を経営していた。そこでは老若男女問わず様々な人がコーヒーやお酒を飲みに、または自慢のカレーやナポリタンを食べに訪れてくれていた。けれど、訪れた人が本当に必要としていたのはコーヒーやお酒ではなく、カウンター越しの僕や、隣の誰かとの対話だったのだと思っている。そしてその対話は店主であった僕自身にも深く影響をあたえるものであった。

場所柄本当に様々に知見の深い方、芸術に秀でた方、ギークともいえるような何かのファン、人生経験濃厚な大先輩など様々なお客様との対話は確実に僕自身を成長させたし、同時にバーカウンターのなかで行き詰っている僕を迷い悩ませた。それらの成長や悩みがなければ今の僕自身はないだろう。(その話もいつかしたいかも)

このnoteにはそんなバーカウンターのようなものを感じている。それぞれの方の文章を読むことで思考を感じ、深く対話するような、それでいて席から離れれば対話を終えられるゆるい繋がり。

急に顔を出さなくなることはバーにはありがちだけど、そうはならないようにゆったりと続けていきたい。
はじめまして、よろしくお願いいたします。

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