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私という人間

私の取り柄は、裏表が無くテンションが一定であることだと思います。
気分が落ち込んだり体調が優れない日はあまりありません。
基本的には心身共に健康で、人当たりも良い方だと思います。

昔からそういう人だったわけではありません。
以前は些細なことを気にして落ち込んだり、考えすぎることが多々ありました。
テンションが上がらず周りから「怒ってるの?」と聞かれたこともありました。

友人や職場の人から言われた何気ない一言をあとから思い出して
「あれはどういう意味なのかな」とか、「自分のあの時の発言で相手は気分を害してないかな」などと考えてしまうことも少なからずありました。

しかし今では周囲の声はそれほど気にならなくなりました。
いつからかと考えれば、子どもが生まれてからだと思います。
子どものために強くならなくちゃ。
周りではなく我が子を見なくちゃ。
そう思って子育てしてきたけど、いつの間にか自分も子どもに育ててもらっていたのかな。

子育てを通して、もっと自分本位で生きたらいいんだという気持ちが芽生えました。
だって子どもは自分本位だから。
子どもに対して私は自分本位ではいられないから。
子育てにおいてはどうしたって子ども優先になるのだから、他人のことはそこまで気にしていられないわ、というのが本音かもしれません。
あるいはただ単に歳を重ねて鈍感になっただけなのかも。

いずれにせよ何かを選択する時に、自分がどうしたいかを優先することが増えました。
これまで無意識に働いていた「周りにどう思われるか」という意識はかなり薄らいだように感じます。

その結果、今私はとても快適な日々を過ごしています。
ストレスフリーで毎日ハッピー。
やりたいことをやって、付き合いたい人と付き合って、食べたいものを食べる。
もちろん子どもが関わるとそうはいきませんが、それ以外の部分を我慢する必要はないなと。

私は今、そんな私が好きです。
自分が好きだと言うのは人生で初めてです。
そう言えるようになったのは夫と子どものおかげ。
これからも私は私という人間を育てていこうと思います。


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