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仕事力アップ!地方公務員が身につけたいこと:出張にはいろいろな「チャンス」がある

 地方公務員の出張は、大切な仕事の1つです。ただ、部署ごとに頻度や行先はかなり差があるので、すべての人に機会が恵まれているわけではありません。実際、私も地方公務員時代に出張したのは、最後の部署で毎年1度、東京に出張したのが「出張したかな」と感じたくらいです。その前は、6年間在籍した部署で東京に1度だけ、県庁には毎年数回行った程度でした。他の部署では、現場がメインの場合はほぼ外出(市内が中心)していますし、年に何度も海外に出張する強者もいました。部署の配属は人事異動で決められるので、出張の機会が多いか少ないかは、運に左右されます。

 今は、出張の機会が多くあります。学会や会議・調査など毎年に数回あります。もちろん、あくまで仕事なのですが、飛行機や電車に乗るのも好きですし、行ったことのない場所にはワクワクします。観光地の前で記念写真を撮ってSNSにアップすることはありませんが!、出張はオフィスとは違う環境での仕事なので、移動による疲労はあるものの、楽しみなのです。

 それ以外にも、出張の機会にはいろいろな「チャンス」があると思っています。それは、出張だからこそ得られるもので、仕事における成長のチャンスとなるものです。そこで、今回は私の経験を含めて、そのチャンスをどう取り入れていけば良いかを述べたいと思います。

 まず、上司や同僚・後輩と数名で出張する場合です。このケースでは、オフィスではなかなか聞けないことを聞ける、またとないチャンスです。例えば、その方の仕事への姿勢や昔の仕事のこと、他の職員への評価などです。出張での移動は旅行と同じなので、少しリラックスした雰囲気になります。つまり、率直な話を聞かせてくれるチャンスなのです。しかも、移動中にできる仕事は限られるので、手持ちぶさたになることもあります。ふだんから飲みに行く相手ならば出張中に話す必要はないかもしれませんが、そうでない方ならば、出張はいろいろな話を本音で聞けるチャンスになります。

 なお、出張には「行き」と「帰り」がありますが、こうした話は「行き」の時にするのが良いと思います。「帰り」の方が仕事が終わってリラックスした雰囲気にはなるのですが、疲労もあって電車内では眠いでしょうし、復命書(出張の報告書)をできるだけ早く作成した方が良いと考えるからです。もちろん、自動車での出張ならば寝ることもなく、復命書の作成もできませんので、帰りに話を聞いても良いかと思います。個人的な感覚としては、「行き」の方が良いように思います。

 次に、1人で出張する場合です。この時は、ぜひ読書をしたいものです。オフィスでは目の前の仕事を次々にこなしていかなければなりませんし、仕事が終われば早く帰宅して家族と団らんの時間も必要ですから、なかなか腰を落ち着けて読書する時間はありません。出張中の電車は、まさに読書に最適な空間・時間なのです。車内で映画を見たりゲームをしているサラリーマンも見かけますが、小さな画面で不便なところもあるので、読書の方がオススメです。

 読書は、自動車を運転している時も方法はあります。それは、電子書籍を読み上げる音声を、自動車のオーディオに繋げて耳で聞くことです。オーディオブックでももちろんOKですが、加入者数や書籍の数は電子書籍の方が上回っていると思いますので、ここでは読み上げ機能を紹介しました。この機能は不自然なアクセントや読み方をすることもありますが、まったく聞けないわけではありません。音声でも十分に内容を知ることは可能です。

 もちろん、最近出張しているとパソコンを叩いているサラリーマンを多く見かけます。私もそうすることが多くあるので、日常の仕事も電車でできるようになっています。しかし、そうした仕事はやはりオフィスの方が進みやすいので、どうしても車内でしなければならないものに限る方が良いと思います。それよりも、出張でしかできないチャンスを活かすことの方が、良いのではないかと考えています。他にもいろいろなことができるかもしれませんが、私の経験を踏まえて少し述べてみました。皆様の参考になれば幸いです。

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