仏教は「受け入れる」
こんばんは。ゐのせです。
昨日は祖父の十七回忌でした。お寺に行ってお坊さんにお経を読んでいただきました。
十七回忌が終了した後、お坊さんとお話しできる時間がありました。今回はお坊さんからのお話から考えたことを書きます。
賛成も否定もせずに「受け入れる」
仏教の優れたところは他の宗教も認めていることです
お坊さんはこうおっしゃいました。キリスト教やイスラム教は自らの教えを唯一無二のものとする一方、仏教は他の宗教の存在を受け入れます。
このような仏教の姿勢は日本人にフィットします。自然に豊かな環境で育まれた日本人は穏やかな性格を持ち、あらゆる他者との調和を重んじるのが特徴です。
日本人の宗教観を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。大体の日本人は自らのことを無宗教だと思っていますが、そのスタイルこそが極めて仏教的なのです。どれか一つを選ぼうとせずにすべてを受け入れる。そこには賛成も否定も存在しません。
しかし、現代においてはそのようなスタイルが薄れつつあるように感じます。情報が氾濫している日常の中で、人々はあらゆる物事に対して敏感にならざるを得ません。
賛成も否定もせずに「受け入れる」というのはなかなか難しいことです。人はYesかNoかで判断することが習慣化しており、何でもかんでも白黒をつけたがります。誰もが意見を声高に叫んでいる中、ありのままを受け入れることは勇気がいることなのです。
あなたは「受け入れる」ことができますか?
「受け入れる」姿勢を取り戻すには穏やかな環境や落ち着いた精神状態が大切。自分には「受け入れる」余裕が残っているか、今一度自分に問いかける必要がありそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた明日。
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