石丸構文

 都知事選が終わり、石丸構文が話題である。自分は好きでも嫌いでもない。わからない。善か悪か判断がつかなかったので今回は票もいれなかった。

 なぜ人気なのかと考えてみると、何も言っていないからだろうという結論に至った。
 明確な意見を言うと敵を作る。敵を作らないために何も言わないとなるとそれはそれで問題になる。
 そこで何も言わずに何かを言っている風にするために自然と生成されたのが石丸構文であろう。

 選挙前はそれが何か見えなかった。なんかやってくれそうというイメージだけが拡張された。しかしこの皆んなのどこかモヤモヤとした感じ、これに"構文"という名称が与えられたことでスッキリした人が多く今バズっているのかもしれない。

 まぁでも政治家というのは口のうまい人間が矢面に立って利害を調整するものだと思うので、ある程度の思想さえあれば中身は別のブレーンに任せてもいい気がする。ただ怖いのは目立つことしか目的のない生徒会長みたいな人だった場合だ。

 テレビでもインターネットでもわかりやすいものには気をつけないといけない。

 支持層に若者が多いのは意外だった。選挙に行く若者ってもっと疑い深い人たちかと思っていた。
 今回票はいれなかったが、公約的には安野さんが1番まともなこと言ってた気がする。ただ政治について知人とフランクに話す機会もあまりないので自分の中の見識も深まらない。気がする、の域を出ない。
 引き続き自分の生活を頑張りながら投票行動を楽しみたい。

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