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『香川1区』グローカルな感性が必要な時代に(環境研究)

 この選挙ドキュメンタリーを『れいわ一揆』『立候補』と比較すると、次のことを挙げられる。

 『れいわ一揆』鑑賞後に、主人公の安富歩氏がローカルに対する秘めた愛情とグローバルな匂いが共存していると感じたために、彼の著作を何冊か読んだ。『立候補』鑑賞後は、主人公のマック赤坂がグローバルな匂いを感じる人材だと感じたため、同じように著作を読んで感動してしまった。しかし、この小川淳也氏にはグローバルな匂いをまったく感じない。そのため、著作を読む気がしないのである。

 今までの30年は経済成長率の観点から失われた30年と表現されてきたと思うが、これからの10年は、人口減少の影響が至るところで表層に現れ、今までの延長線上でシュリンクするのではなく、社会の構造が今までと違う日本になっていく。そうなると、必要になる人材は、グローカルな人材だ。

 グローカルな人材とは、グローバルとドメスティックが思考のなかで共存し、感情をロジカルに考えられるスキルがある。そういう観点からすると、安富歩氏にはそれがあり、区会議員になったマック赤坂にはドメスティックな感性はないが、グローバルな感性はある。小川淳也氏はドメスティックな感性しかないのである。同じように菅義偉氏からもグローバルな匂いは感じない。
 外国人とビジネスした経験があると、日本のドメスティックを通常の日本人より深く考えるようになり、なおかつ、相手の感情をロジカルに考えれないとビジネスにならないことを体感的に知っているので、グローカルに物事を思考できるようになる。おそらく、今後の政治家に求められる感性はこれなのだろう。

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。