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イタリア旅行記vol.4 ローマ編〜バチカン市国とウォレットポリス〜


本日は朝からバチカンへ向かう。

10:30からバチカン美術館の入場券を予約してあったので、少し早めにホテルを出る。

メトロの駅へ。

ローマでは、地下鉄がA線とB線の2線しかなく、とてもシンプル。
遺跡が多いのであまり掘れないんだとか。
京都と同じですね。

寝ぼけ眼を擦りながら、切符を購入しホームへ。
ちなみに、ローマの電車賃は一律で、一度買うと24時間ずっと使える。これで7ユーロ。一回しか乗らないなら少々割高だが、たくさん移動するならお得かも。


切符コーナー


ホームに降りると、大混雑。
いつもこのくらい混んでるのかな。

怖そうなポリスが立ってたので、その近くで待つ。
一緒に乗ってくれるのかな、とか思ってると、

ほどなくして電車到着。


人でパンパンである。



トルコのトラムでの出来事が頭をよぎる。
(すられかけた話)




空いている隙間になんとか体を押し込んで、
発車を待つ。


すると、さっきまで一緒に電車を待っていたポリスが、何やらホームから叫んでいる。
イタリア語なので分からないが、すごい剣幕である。



ポリスと目が合う。


すると、私の方を見て、
大きな声で


ウォーレット!ウォーレット!!


自分の腰のあたりをパン!パン!と叩いた。


さながらハカのようだった。


要約すると、
スリに気をつけろ!まじで!

ってことである。


こわ。

一気に目が覚めた。
充分注意してるつもりだったが、


あのポリスの顔と声が頭から離れないので、
より気をつける。


スリってホンマにうまいからなぁ。


幸運にも今回は被害者にはならず、
無事にバチカンの最寄り駅、ottaviano駅へ。



入場までにはまだ時間があったので、近くのカフェでクロワッサンとラテを1杯。


そして、バチカンへ向かう。


街中にドカンと、堅牢な城壁。
入り口では、銃を持った兵士が立っている。


街中に現れるは堅牢な城壁

かの有名な世界一小さな国、バチカン市国である。


バチカン美術館の方に向かうと、長蛇の列。
事前にチケットを購入していたので待たずに入場できたが、ない場合は並ぶ必要がある。

絶対に、事前にチケットを買うことをおすすめする。


バチカン美術館でも音声ガイドをつけたので
膨大な展示品の解説を一つひとつ丁寧に聞いていった。


絢爛雅な廊下

とはいっても、本当に多くの展示品がありすぎて、
一部スキップしたのはいうまでもない。


有名なやつ

バチカン美術館の順路の一貫で、システィナ礼拝堂にも立ち入ることができる。

神聖な場所なので写真は撮れなかったが、
本当に凄かった。


大きな礼拝堂の壁一面に、
聖書を模した絵が飾られている。
文字や言葉が分からなくても、
誰にでも分かるように絵で表したんだそうだ。

確かに、これなら言語の壁を取っ払って
そして時間の壁も取っ払って
表現と理解が可能である。


宗教と信仰の力は本当にすごい。


日吉のをパクったとしか思えない玉。
なお、この写真をストーリーにあげると眉毛イジられた。
どこみとんねん


数ある作品の中で、
私が一番気に入ったのはこちらの作品。


ゴッホの絵

ゴッホの絵で、作品名は忘れてしまった。

何を隠そう、私はゴッホの絵がとても好きなのである。


特に、ゴッホの青色の使い方がとても好きで、
濃淡をつけた青色に、特徴的なうねうねとした曲線に目を奪われてしまう。

何故か、と理由を問われると言葉にはできないが、
ずっと見ていても飽きることはない。


話は逸れるが、
ゴッホの絵の中でも私の一番のお気に入りは
「星月夜」である。いつか生で見てみたいものだが、今はニューヨークの美術館にあるらしい。


ゴッホの星月夜


ちなみに、こちらの星月夜は、
日本の小説家原田マハさんの著書
「たゆたえども沈まず」のカバーにもなっているので、見たことある人は多いだろう。


話を戻して、

バチカン美術館を後にして、

軽いお昼(ピザとビール)をすませた後、バチカン市国のサンピエトロ広場に向かう。


こちらは無料で開放されており、
誰でも立ち入ることができる。


右手には大聖堂がみえる


非常に大きな広場で、奥には大聖堂がそびえ立つ。

大聖堂にも入ることはできるらしいが、
長蛇の列を作っていたので断念。
朝イチとかで行ったほうが良さそう。


そのまま歩いて、


近くのサンタンジェロ城へ。

もともとは教皇のお墓として建てられたらしいが、
その立地の良さから要塞として使われたり、避難所矢監獄としても使われていたそう。

丸くて、なんだかカワイイ形をしている。


サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋


この写真を見て、何か思いだした人はいるだろうか。

そう、
このサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋は、
ジョジョ第5部にて、ラスボス ディアボロとジョジョが、最後の戦いをする場面である。

この橋の入り口で、
ジョジョはゴールドエクスペリエンスレクイエムを発動し、


ディアボロは橋の下に逃げ込むのである。

まさにこのシーン。左上部の背景がサンタンジェロ城。


良い聖地巡礼ができたところで、

ジョジョ達が歩いてきた道とは逆行し、
コロッセオの方へ歩みを進める。


そのまま、ナヴォーナ広場へ。

噴水が中心にあり、バーなどが立ち並んでいるおしゃれな空間である。

ナヴォーナ広場。ブレスレット兄貴や物書き爺ちゃん多数。


このあたりは観光地としても栄えているので、
ブレスレット売りや充電器売りのアニキも多い。

だが、思っていたほどのキャッチ力ではない。
一度あしらうと引き下がるし、

これなら新宿歌舞伎町のキャッチ兄貴の方が
スキルは高い。
〜国対抗キャッチバトル〜みたいな謎の見出しが
頭をよぎったところで、次へ移動する。


パンテオンや真実の口など、
昨日行けなかった観光地をしらみつぶしにあたっていく。


パンテオン

真実の口は、是非ローマの休日のパロディをセルフでやりたかったのだが、こちらも長蛇の列だったので断念。

遠くから写真は撮れたので、
今回は遠近法で我慢することにした。


今にも、えずきそうな真実の口

色んな人に手を入れられすぎて、
「口」の主は心なしかえずいているように見えた。


近くの駅から電車に乗ってテルミニ駅へ。

地下街に本屋があったので立ち寄ってみる。


チェンソーマンや鬼滅の刃は当然ある
伝説の漫画「ねこわっぱ!」

マンガコーナーは思いの外充実しており、


ワンピースや進撃の巨人などの有名所はもちろん、
なんと「ねこわっぱ!」まであった。



ねこわっぱは、私が小中学生のときに買っていた漫画の1つで、全2巻で打ち切りになってしまった伝説の漫画である。
日本でも絶対に知っている人はごく僅かだろうこの漫画が、あろうことかイタリアの本屋で平積みされているのを見て、嬉しくなった。


ちなみに、ワンピースは現地では103巻まで刊行済である。104巻のあの衝撃は、まだイタリアでは走っていないようだ。


地元のスーパーに立ち寄り、晩御飯を調達し宿へ。

毎日外食をしているとさすがに資金がもたない。



抑えられるときは抑えたい、ということでこちら。


ビールがデカすぎる。


トータル8ユーロ。
思いの外かかってしまったが、
野菜・生ハム・サンドウイッチの充実なラインナップである。


お供に、ビールと赤ワイン。
ビールはこのサイズ(500ml)で1.6ユーロ。
試しに買った赤ワインの紙パックは0.7ユーロである。


ちなみに、ワインはボトルでも安いもので2ユーロほどで買えるので、是非複数人で行った際は飲んでみてほしい。
私はコルク抜きを忘れたので買うのを諦めた。(ヨーロッパの旅に栓抜きとコルク抜きは必携である。まじで。)


いい感じに酔っ払いながら、
ローマ2日目の夜は終了。


たくさん歩いたが、その分ローマの街の雰囲気を楽しむことができた。
特に、夜の屋外席が連なる通りは絶景だった。


明日は朝からフィレンツェに向かいます!


Arrivederci!

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