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イタリア旅行記vol.7〜チンクエテッレと水シャワー〜


さて、本日は。

フィレンツェを後にして、
チンクエテッレへと向かう。


チンクエテッレは、実は今回のイタリア旅行で一番行ってみたかったところである。


旅行計画を立てる上で様々な場所にピンを立てたのだが、このチンクエテッレだけは唯一、

最初からピンが立っていたのである。


チンクエテッレとの出会いは、大学生の時である。


イタリア語の授業を取っていたとき、

先生の講釈を
鼻水垂らしながら上の空で聞いていたわけだが、

なんの気無しにパラパラとめくっていた教科書に、
ふと載せられていたチンクエテッレの風景を見て、
目が奪われてしまった


イタリアには、こんなに綺麗な場所があるのか!


と鼻水垂らしながら思ったわけである。


いつか必ず行ってやろう!
とそのままGoogleMapでピンを立てたわけだが、


ついにそのピンが役立つときが来た。


チンクエテッレの説明を少ししておこう。


チンクエテッレは、
イタリアのイグーリア海岸沿い
ブーツの形で言うと紐のあたり
に位置している5つの土地の総称である。


イタリア語でチンクエは数字の5、
テッレは、土地という意味なのでそのまんま。


海岸線沿いの急斜面に家が立ち並んでおり、
それがなんとも言えない見事な景色を作り出しているのである。


ひとくちにチンクエテッレと言っても、
5つの土地それぞれには名前があり、景色や特徴も少しずつ違う。
それぞれの土地には最寄り駅があるので、
一つひとつ電車に乗って回るわけだが、
今回私は合計で4つの土地を回った。


一つひとつ大きな土地ではないので、
回るのにそこまで時間は取られないが、
電車が30分に1本だったりするので

日没の時間も加味しながら計画的に回ることをおすすめする。


それでは、回ってきた4つのチンクエテッレ、
ダイジェストでどうぞ。


①リオマッジョーレ




②マナローラ


③ヴェルナッツァ

④モンテロッソ



いやーーどこもめっちゃ綺麗やった。

風は死ぬほど強かったし寒かったが

それを加味しても綺麗だった。



お気に入りは、マナローラとヴェルナッツァ。

特にヴェルナッツァは、日の入りを拝むことができたのでより一層良く見えた。


実はそれぞれの場所はトレッキングでも回ることができて、海岸線沿いや自然の風景を楽しみながら歩くことができる。


少しだけ私も歩いてみたが、

ついジブリの曲を口ずさんだ。


「ルージュの伝言」
「やさしさに包まれたなら」


ぴったりである。

ユーミン!ユーミン!

さながら気分はキキである。(トンボちゃうんかい)


やはり夏場がハイシーズンなので、
海水浴がてらまた来るのも良さそう。絶対綺麗。

ちなみに、海水浴をするならモンテロッソである。
海水浴場があるので泳ぐことができる。



さて、キキは寒さに震えながら帰宅である。

本日のお宿はこちら。


それなりに綺麗。
ちなみに、壁は殆ど無いに等しいくらい薄い。

チンクエテッレ近くの駅、
ラ・スペツィア駅で宿を取った。
一泊5000円ほどで、トイレ・シャワーは共同だが
部屋は個別である。


チェックインの際、他の宿泊客と一緒に30分くらい待たされたが、部屋は案外綺麗である。
うん、まぁ悪くない!


宿に帰ったのは夜21時頃。
さて、シャワー浴びて晩酌といきましょうか!

服を脱いで、シャワーノズルをひねる。


ジャー


うん、そりゃ最初は水だよね
早く温かくならないかな


ジャー


うん、結構時間かかるねこれ。
給湯機が古いのかな?
まぁ結構古そうな建物やし仕方ないか。


ジャー


うん。うん?
お湯は?

ジャー


、、。
出ないやんけ!!水やないか!!



結局、その夜お湯は出ず。

ヨーロッパはこういうこと結構あるっぽい。
お湯出るキャパが決まってて、
使い切ると次お湯出るまでに時間かかるんだとか。


シャワー浴びたかった、、。
仕方ないので水で顔だけ洗う。



とりあえず夜ご飯。

本日のご飯はこちら。

これでトータル7ユーロほど

え、ピザやパスタだけじゃないのかって?



うるせえ!



お気づきの方もいるかもしれないが、

イタリアの主食は、


基本的にピザとパスタである。



もちろん他のメニューもあるが、

値段的に一番お手頃なのは上記2つ。


つまり、こういう安旅では
ピザ・パスタを食べざるを得ない。


小麦粉が形を変えてるだけ。


こう書くと、嫌なんかい!って言われそう。


嫌じゃないよ??


けど、さすがに飽…
他の物も食べたくなるでしょうが!!


チンクエテッレに居たときから、頭の中の8割は「ラーメン、家系、二郎」である。


チンクエテッレから帰ったあと、

最寄り駅のスーパーへ駆け込んだ。


なんでもいい。

チキンラーメンでもどん兵衛でも何でもいいので、
日本のインスタント麺を食わせてくれ。頼む。



全然見つからない。

というか、イタリア、スープ類が殆ど無い。


代わりに、

パスタコーナーがめちゃくちゃ広い。

両サイド全てパスタコーナーである。
完全に狂気。正気の沙汰とは思えない。


てやんでい!!

OYAKATA

スーパーを隈なく探し回った結果、
唯一見つけたのがこれ。


「OYAKATA」、、。


ヘイラッシャイ!



と頭の中でねじり鉢巻きした親方が叫んだ。

親方ぁぁぁ!

あんたが大将だよ!



望んでいたものとは少し違うが、

無いよりはマシである。


カップ焼きそば、味は普通に美味しかった。

よく見たら味の素だ。安心。



けどさ〜、イタリアよ。

もう少しさ、カップ麺とかさ、

色々置いてみようよ。

パスタコーナーちょびっと減らしてさ。



そんなボヤキはいいとして。



明日はジェノヴァへ。


Arrivederci!


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