私が小説を書く理由
書かないと、頭が妄想でパンクします。というのは半分冗談で、半分くらい本気だと思います。
想像力がある方は、誰もが通った道と思いますが。学生の頃は私も書いてましたね、黒歴史ノート。好きな作品を勝手にクロスオーバー。
そのあとは長い間PBMやPBWにハマっていましたが、ゲームとしても読み物としても物足りなくなってきましたので、自分でリプレイの代わりに小説を書くようになりました。
PBWとはなんぞや?
知らない方向けに触れておきますと、Play By WebはテーブルトークRPGをリモートで遊ぶために考案されたもので、インターネット普及以前はPBMとして郵便のやりとりで運営されていました。規定の文字数でキャラクターの行動を指示すると、その結果を人間のゲームマスターが判断して結果を小説風の結果報告に執筆し、Webで発表してくれます。長らくMMORPGやソシャゲの波に押されつつも、今でも何社かは存続しており、新規参入する会社もあります。
PBWには満足できなかった私
うちの子「ユッフィー」も元はケルブレでのマイキャラでしたが、今は舞台と設定を一新して、完全に独立したオリジナル小説の主人公になりました。
お気に入りのマイキャラで、映画のような起承転結があり、筋の通ったお話を書いてみたくなったのです。PBWは個人向けのイラストオーダーサービスがありますけど、シナリオは1話完結の短いものしかありません。そして、何より就職氷河期も真っ青なくらい過酷な出番争いがあります。私はその競争社会に馴染めませんでした。
TRPGと違って、コミュニケーションに不自由があるので意思疎通に問題も多いです。キャラ理解度に難があったり、納期に押されてやっつけ仕事で雑なリプレイを納品されたこともありました。それでも満足という人は私が思う以上にいるらしく、もともとリモートワークを推進していただけにコロナ禍でもしぶとく生き残ってます。オフ会はできなくなりましたが。
ともかくこだわりの強い私は、PBWでは満足できなくなりました。ゲームを通じて知り合った友人との雑談の場としては、まだ続けていますが。私は苛烈な出番争い、戦功争いからは身を引いています。
リベンジから小説家の道へ
はじめはPBWで思うような活躍ができず、望んだような展開にならなかったリベンジとして小説を書くうちに、気付けば30万字ほどの大作に。
でもだんだん、話に不自然な点や矛盾点が目立ってきたり。PBWの延長の感覚で書いてたせいで登場キャラが多くなりすぎ、扱いきれなくなりました。それで何度も何度もリメイクを繰り返して、現在に至ります。
まずは、自分が読みたい物語を書く。商業的に求められるものを書くという姿勢では、自分の価値を否定された気持ちになって筆が進みません。アイデアも何も浮かばなくなってきます。
2022/11/19加筆
何回めかのリメイクで「ベナンダンティは拡張現実の夢を見る」を執筆中。
2年前と比べると、格段に上達を実感しています。これなら、今までの話の集大成に仕上げられるかも。
夢は忘れるもの。誰だってこのくらい、夢の中で大冒険してるのかも?
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