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アンマchan
2022年2月4日 17:30
映画『麻希のいる世界』(塩田明彦監督、2022年。以下、本作)終映後、新宿武蔵野館から新宿駅に向かう間、ずっと怒っていた。映画の内容に、ではない。「音楽」が、心通わない無力な存在になってしまったことに対する絶望感であり、それがフィクションではなく、2020年代の「現実」であることを認めてしまった自分自身への怒りである。本作は、青春映画のフォーマットに「"破滅的な天才"が、自身だけでなく