見出し画像

知らなかった新たな壱岐 / 壱岐島を冒険して(ゆきりん)#Season1

今回冒険したのは長崎県壱岐島。

実は私、生まれも育ちもこの島で、高校卒業までずっと生活していました。

地元ではあるけれど、まだまだ自分の知らないこともたくさんあります。壱岐を出てから、帰省するたびに、何か新しいものができていたりして、常に変化をしているなと感じています。

まさに知らなかった新たな壱岐と出会う感じです。

今回の冒険では、LIGHT HOUSE設計株式会社の篠﨑さんに出会いました。篠﨑さんは、私と同じで高校まで壱岐で生活されてから、一度、島を出て、また壱岐の戻られ、建設計画事務所で働かれています。

そんな篠﨑さんは、"たちまち"という団体にも所属し、空き家の管理や移住相談、子供たちの環境づくりなどの活動もされています。"たちまち"とは、壱州弁で、とりあえずという意味なのですが、壱岐の人は結構頻繁に使います。

たちまちやっちみよう!たちまち話そう!たちまち集まろう!

なんだかすごく便利で、親しみがある魔法の言葉なような気がします。

スクリーンショット 2020-12-27 14.23.14

(左が篠﨑さん、右は地域を案内してくれた坂田さん。おふたりとも、すてきなお人柄でした!)

私は、篠﨑さんらが活動するこの"たちまち"のすごいなと思ったところが、壱岐で長年問題となっている空き家問題を、解決しようと考えていることです。

市と協力してどこに何件空き家があるのか調査したり、誰かに住んでもらうためにリノベーションしたり。今まで解決出来ていなかった空き家問題が、こうして篠﨑さんらの活動によって、1歩ずつ前に進んでいるということに嬉しさを感じました。

実際にフィールドワークでは、リノベーション途中の空き家を拝見しました。昔ながらの良い面影は残しつつも、水周りは現代の人にとって住みやすいように改築され、この空き家、私も住んでみたい!と思えるようなものばかりでした。

★スクリーンショット 2020-12-27 14.50.54

(リノベーション途中の空き家。他にも何軒か、すてきな家を紹介していただきました!)

私の壱岐にいる家族にも、篠﨑さんらのこと知ってる?と聞くと、「すごく頑張ってらして、最近どこの空き家も綺麗になって移住者も増えてきてるよ!」と言っていました。篠﨑さんらの努力は、島民にもよく伝わっているのだと感じました。

また、質問タイムでは、篠﨑さんの考え方にとても心を動かされました。

それは、困っていることはありますか?という質問に、「やりたいからやっているので、困ったことはない」と答えられたこと。

自分が本当にやりたいことをやることで、どんな事があっても、楽しく乗り越えられるから、困ったことがないのかな、と篠﨑さんを見ていて感じました。

このinnovationGOでも大切にしている、やりたいことをやる!

その重要性を改めて感じました。

それだけではありません。地域問題に対して、問題があるからこそ面白い!、と何にでもポジティブに捉えられているところが凄いなと思いました。

私は今まで、問題という言葉に、マイナスのイメージしかありませんでした。

しかし、問題を楽しく解決しようとする篠﨑さんは、とてもキラキラして見えたし、問題の向こうには、なんだか明るい未来が待っているような気がしました。

スクリーンショット 2020-12-27 14.56.31

(遠くを通りかかった知り合いの方に明るく声をかける、篠﨑さん)

こんなに地域のために頑張っている人がいることを知り、さらに、それが同じ壱岐出身の先輩ということを知り、なんだか私も頑張ろうと勇気を貰えました。

今回の冒険には壱岐のU-18も多く参加してくれていました。地元のことをしっかり考え、良くしたいと思っている子がいることも感じられ、とても嬉しかったです。

私が知らなかっただけで、壱岐にはこんなにも頑張っている人がいる。

いつか私もそんな方々と一緒にもっと島を盛り上げたいと思いました。

私の知らなかった新たな壱岐とまた出会えました。


ゆきりん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?