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あずましい湖を、どう楽しむ? / 青森県十和田湖(みや) #Season3

こんにちは!運営チームのみやです!

innovationGO Season3 FINDコース、第5回目の冒険は…青森県十和田湖を舞台に、テーマは「ツーリズム(観光)」です。

U-18は、「やってみたいかも?」をみつけるために全6地域を冒険し、未来をつくるアイデアを考えることに挑みます。

このnoteでは、冒険で出会ったひと・もの・ことや、ワークショップでU-18が考えたアイデアを、わたしの気づきと一緒にまとめてご紹介!

U-18にとってこのnoteが、「やってみたいかも?」のアイデアをみつけるきっかけになれば、嬉しいです!



1. ダイナミックな自然のお出迎え

秋田県と青森県にまたがる十和田湖は、国立公園の中にあります。

火山の噴火によってできた丸くくぼんだ部分に、水がたまったことでできた湖。その湖の周りは山に囲まれ、1年を通してダイナミックな自然を楽しめます。

今回の冒険の舞台となる十和田湖を案内するローカル・ナビゲーターは、株式会社風景屋の小林恵理さん、ローカル・プレイヤーも同じく株式会社風景屋の小林徹平さんです!

左から徹平さんと、恵理さん

お二人はご夫婦で、十和田湖畔にある中長期滞在のためのゲストハウス「yamaju」をやられています。


2. 十和田湖で宿をはじめた理由

今回の冒険は、yamajuからスタート!徹平さんにお話を伺っていきます。

徹平さんは神奈川県の出身で、景観・デザインの仕事をやられています。建物の色合いや高さ、道や公園など。まち全体の景観を設計するお仕事だそうです。

そういった仕事を通して、十和田湖と出会い、現在は移住して十和田湖の自然豊かで美しい風景のなかで、この土地らしい景観の在り方を生み出す、取り組みをしています。

具体的には、湖のほとりらしい建物の外装を改修して風景に溶け込むようにしたり、改修の際にアドバイスしたり。十和田湖には神社があるのですが、そこに続く道のデザインや、駐車場や隣接するトイレなどの公共サービスの計画設計をしたり。どうやったら観光客に快適に過ごしてもらえるかを考えながら行っているんだそうです。

そんな徹平さんと妻の恵理さんは、十和田湖に移住してから空き家を改修し、中長期滞在者専用のゲストハウスyamajuを作りました。

十和田湖は観光産業を中心に、土産屋、宿泊施設、飲食店、など商売を生業として人々が暮らしています。そんな環境の中で、新しい暮らしのあり方を自分達で体現していきたいと考えたのでした。

ここで十和田湖を実際に見せていただくことになりました!なんとyamajuと十和田湖の距離は、歩いて30秒!湖に着くなり、リラックスチェアを広げ、気持ちよさそうに座る徹平さん。

これは「もっと十和田湖をのんびりゆっくり味わってもらいたい」という想いから生まれた「チェアリング」という、yamajuでのサービス。

十和田湖の湖畔でチェアリングする徹平さん。気持ちよさそう!

リラックスチェアをもって湖畔に向かい、好きな場所で、十和田湖をのんびり楽しむことができるなんてステキ!

観光と言えば、名所を訪れたり、アクティビティをしたり、というのがパッと頭に浮かびますが、ここではなにもしないを満喫する新たな観光のあり方を提供しています。

なにもしないからこそ味わえる、本来の十和田湖があるのかもしれませんね。

なにもしない贅沢とは、まさにこのこと。


3. あずましい湖を活かす未来

徹平さんに未来に向けてのチャレンジについて、教えていただきました。

「あずましい湖を最大限に活かした、その土地らしい時間の過ごし方」

「あずましい」とは南部弁で、「なんとなく居心地がいい」という意味です。そんな、なんとなく居心地がいい、自然豊かな十和田湖と共に生きるまち、というのは、未来につながるキーワードだと思いました。

徹平さんは、これを行うために湖と共にある新しいサービスや、暮らし方をしてくれる人が集まってほしいと言います。

たとえば、これまで十和田湖のお店の多くは、湖側はシャッターを下ろし、道路に向かってだけ商売を行っていたそうです。これが「湖に向かう商売」に変わると、どうなるだろう?

もっとみんなが、自然豊かな十和田湖と共に生きる暮らしをはじめたら。もっとみんなが、自然豊かな十和田湖と共に生きる観光をはじめたら。

こうした取り組みに興味・関心をもっていただける人に来てもらえるよう、使える土地についての情報提供などの支援も行っているそうです。

十和田湖がますます面白くなりそう。わたしはそう感じました。


4. U-18が考えたアイデアは?

十和田湖のインタビューを通して、U-18はなににワクワクし、やってみたいかも?と感じたのでしょうか。

ワークショップで出たアイデアを、グラフィック・レコーディング(グラレコ)で紹介します!

U-18のアイデアを記録したグラフィック・レコーディング

A、B、Cのアイデアは、「なにもしない」という十和田湖の観光の楽しみ方に注目したアイデア、Dは「湖ならでは」を意識したアイデアでした。

中でもわたしが共感したアイデアは、「なにもしないのどかな自然満喫旅」です。自然の中で、自分時間を大切にするというキーワードに惹かれます。

森の中でソファに座って本を読んだり、サイクリングをしたり。自然を全身で満喫し、自分時間を楽しめる旅に行ってみたい!

「なにもしない」とはつまりなにをすること??と、深めていけると、面白いアイデアがもっともっと生まれてきそう!

「なにもしないという観光の形があるんだ!」

「もっと十和田湖の自然を活かした観光で、魅力を伝えたい!」

「自然を楽しむってステキ!」

U-18のこんな気づきや想いが、ぎゅっと詰まったアイデアで、どれもワクワクするものばかり。

みんなのアイデアに、いいね!!


5. わたしが冒険で感じたこと

今回はツーリズムをテーマに、青森県十和田湖への冒険に出ました。

わたしも、あずましい湖を楽しみたい。そのために十和田湖に行きたい。

湖のほとりで椅子に座って、過ごしたい。

いままでわたしにとって観光というものは、なにか見なくちゃ、なにかしなくちゃ、と思っていた気がします。でも、そうじゃない観光がある。ここ十和田湖にある。そのことに気づくことができました。

雄大な自然が自分を包み込んでくれる十和田湖だからこそ、時間に追われる日常から解放されて、自然に身をゆだねる時間を過ごせるはず。

こうした気持ちになれたのも、あすましい湖を活かす、十和田湖と共にある暮らしを大切にし、築く人々がいるから

きっとそれを求める人たちは、たくさんいるはず。この居心地の良さを求めて、だれかにとっての居場所になるかもしれない。

あずましい湖を活かす。

わたしもその取り組みを、この地域の人たちと共に考えたい。

あなたはあずましい湖、十和田湖を、どう楽しむ?


みや


☆U-18の知らない十和田湖の世界☆
この記事の冒険の動画を、こちらから観ることができます!きっと、あなたの「やっこのたいかも?」がみつかるはず!

innovationGO Seasons 特設WEBはこちら!


<この記事を書いた人>
みや。兵庫県神戸市出身。岡山大学経済学部経済学科所属。i.clubインターン2期生。大学ではマーケティングを専攻。インターンでは、地域やイノベーションについて学んでいる。最近は丁寧な暮らしの魅力に気づき、自分が感じる”好き”や”心地よさ”を深堀&開拓中。Season2&3大学生メンター。Season3からは運営チームとしても活動。

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