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最初からあきらめない / 上勝を冒険して(ゆきりん)#Season1

徳島県上勝。

実は今回の冒険の舞台について、私は、大学の授業で少し勉強した事がありました。

葉っぱビジネスで成功をした場所であり、地方のビジネスのお手本となる土地だと聞いていたので、いつか行ってみたい!と思っていました。そして、innovationGOでそんな上勝で実際に活動されているひとに出会えることに、とてもワクワクしていました。

そして、はじまった冒険。冒頭のインタビュー&フィールドワークは、上勝の緑を見渡せる場所で始まりました。

まず私は、今回の地域を案内してくださる方、地域で出会う方が上勝出身の方ではなかったことに驚きました。

そう、ここ上勝には地方を盛り上げよう。上勝で学びたい!という方が、日本全国から集まっていることがわかりました。そして、上勝には海外からも勉強に来る人も多いという話から、国内だけでなく、世界からも注目されていることを感じました。

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(左から、愛知県出身の野々山さん、長野県出身の大澤さん、神奈川出身の田中さん。大澤さんは東京と上勝の2拠点で活動されているそうです。)

上勝はゼロウェイスト宣言に取り組んでいます。リサイクル率の日本平均が20%に対して、上勝は81%もの高い水準だということを知りました。実に45種類以上ものごみの分別をしているのです。

私はごみを分別することに、反対する人はいなかったのか、という質問をしました。というのも私は、ごみを45種類分別するなどのことをしたら、地域の人から反対されるだろうと思っていたからです。

すると、やってみたら意外と大丈夫だった!という答えが返ってきました。むしろ、ごみをたくさん分別することによって、外から注目を浴びることができ、それが地域で分別を進める後押しにもなったそうです。

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(町民が自らごみを持ち込み、分別するゼロ・ウェイストの拠点、ゼロ・ウェイストセンターを案内していただきました。)

もちろん、ここに行き着くまでたくさんの困難があり、それを乗り越えてきたからこそ、今があるのだとは思います。でも、最初から諦めるのではなく、何事にもチャレンジしてみることの大切さを感じました。

そんな上勝で出会ったファッションデザイナーの大澤さん。

東京で働いていたときに、より自由に働きたいという思いから上勝の起業塾に参加し、それが上勝との関係のはじまりだったそうです。

現在は、上勝の要らなくなった着物などを使って、環境に優しい新しいデザインの服を作られています。

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(大澤さんが作られている、古くなった着物を生かした新しい服です。)

私は、繊維産業がプラスチックごみに次いで、世界で2番目に環境汚染問題となっていることを勉強したことがありました。そんな世界問題の解決にも繋がるかもしれない大澤さんの活動の素晴らしさを感じました。

今回のイノベーションワークショップでは、私のチームでは教育や観光を通して、リサイクルについて学び、ごみから世界に一つだけの宝物を見つけたい!という未来を考えました。

innovationGOも、今までの冒険で一緒だったことのあるメンバーも増え、最初の頃よりも、盛り上がってきたと感じています。特に、放課後の時間では、参加者同士で住んでいる地域の話をしたり、私も行ったことがある!など話が弾んでいたことに、嬉しく思いました。

innovationGOで訪れる地域との繋がりも大切ですが、参加者同士や大学生との横の繋がりも、これからもっと大切にして欲しいと思っています。

最後に、今回地域で出会った野々山さんと大澤さんから、実際に色々なところに行ってみることが大切だというお話がありました。

現代は、行かなくてもインターネットで調べれば、たくさんの情報を手に入れることができます。しかし、実際に現場に行って、話を聞いてみたり、自分の肌感覚で感じ取ることが大切だと教えていただきました。

私もコロナが収まったら、ぜひ上勝を訪れ、現地で活動されている方のお話をリアルで聞きたいと思いました。


ゆきりん

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