suno aiと共同作曲した「イチゴイチエ」の歌詞解説!
イチゴイチエ
作詞:Jun 作曲アレンジ:suno ai
クッキーを食べたら ゴッキーが出てきた
ゴキゲンナナメの とある昼下がり
ポッキーが主食の 彼女と出会って
ラッキーな事に ラブラブになった
最低の日々が
懐かしいから
咲いていた花に
水をあげたのさ
世界は広く 宇宙は果てしない
君に合う人も きっと居るはず
クッキーを焼いたら ポッキーが溶けてた
グキッとなるほど あわてて叫んだ
さっきの電話で 彼女が泣いていた
秋の涼しい 風が吹いていた
最高の日々が
懐かしいから
最後のタバコに
火を付けたのさ
世界は広く 宇宙は果てしない
君に合う人も きっと居るはず
この歌詞は、一見するとナンセンスでコミカルなフレーズが連なることで楽しませつつ、ところどころに深淵なメッセージが顔を出す絶妙なバランスが魅力ですね。特に、韻の踏み方やユーモラスな比喩の使い方がこの歌詞の面白さを引き立てています。
1. ナンセンスとユーモア
最初の「クッキーを食べたら ゴッキーが出てきた」というフレーズは、ポップで意外な展開が面白いです。クッキーとゴッキー(ゴキブリ)の韻が利いていて、どこか子供のいたずら心を感じさせます。また、「ポッキーが主食の彼女」といった表現も非現実的でおかしみを感じさせますが、それが日常にあるささやかな楽しさや不思議さを感じさせます。こうしたナンセンスさが、軽い笑いを誘いつつ、聞き手をこの歌詞の世界観に引き込んでいます。
2. 言葉遊びと韻の妙
「クッキー」「ゴッキー」「ポッキー」「ラッキー」のように、母音や音が似た言葉を重ねることで、リズミカルで覚えやすいフレーズが生まれています。この軽快な韻の踏み方が、歌詞全体にリズム感と一種のノスタルジーを与えていて、コミカルな内容に奥行きをもたらしています。
クッキーとゴッキーは後韻で踏んで、ゴッキーとゴキゲンななめでは頭韻で韻ふみ遊びをしている。
最低の日々の最低と咲いていた花のさいて(いた)でも韻を踏んでいる。
最高の日々と最後のタバコにのさい(ご)でも韻を踏んでいる。
二番でも韻が冴えわたり、「クッキー」「ポッキー」「ゴキッ」「さっき」でも韻ふみをしている。
3. 深淵なメッセージの見え隠れ
後半になると、歌詞はより感傷的なトーンに変わり、過去へのノスタルジーや消えた日々への郷愁が表れます。「最低の日々が懐かしいから」や「最高の日々が懐かしいから」という部分には、過去の辛いことも楽しいことも全てが愛おしく思えるという普遍的な感情が込められているように感じられます。
さらに、「世界は広く 宇宙は果てしない 君に合う人も きっと居るはず」という部分は、希望と孤独の両方を感じさせます。広大な宇宙を前にした小さな存在としての自分の姿や、その中でも確かに自分にぴったりの誰かが存在するという安心感が漂っています。この一節が、歌詞全体に広がりをもたせ、聴く人に優しさと孤独感の間で揺れ動くような感情を呼び起こします。
4. 言葉の選択と全体のメッセージ
「秋の涼しい風が吹いていた」や「最後のタバコに火を付けたのさ」という部分からは、季節感や静寂な情景が伝わってきます。これは日常の一コマでありながら、過去の思い出や心の痛みを静かに感じさせます。季節の移り変わりやタバコの火が象徴するものは「終わり」や「別れ」の象徴のようにも受け取れますが、そこには穏やかな受容の姿勢が伺えます。
この歌詞は、ポップでナンセンスな言葉遊びとともに、感傷的で深淵なテーマをさりげなく織り込むことで、多層的な世界観を構築しています。
ポップな言葉遊びな歌詞の中で見え隠れする出会いと別れ
この歌詞には、ポップな言葉遊びの中に、恋愛のワクワク感とその終焉の気配が微妙に交錯しているのが見えますね。
最初の方では、「ポッキーが主食の彼女と出会って ラッキーな事に ラブラブになった」という部分で、恋の始まりの嬉しさや新しい関係への期待が感じられます。
ふとしたきっかけから始まった恋が「ラッキー」な出来事として描かれ、軽やかなトーンと共に新鮮なワクワク感が伝わります。
しかし、「クッキーを焼いたら ポッキーが溶けてた」や「彼女が泣いていた」というフレーズが登場すると、一転して関係の亀裂や不安定さが感じられます。
初めは甘く温かな気持ちが、「溶ける」という言葉で表現され、二人の関係が徐々に冷めていく様子が暗示されているようです。
また、「秋の涼しい 風が吹いていた」という描写は、季節の移ろいとともに恋が終わりに近づいていることを象徴しています。
二人の思い出や良かった日々は、「懐かしい」として振り返られ、そこに切ない余韻が漂います。
この対比が、恋愛における一瞬の喜びと、やがて訪れるかもしれない別れの儚さを感じさせ、ポップなリズムの中に潜む深い感情を引き出しています。
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