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建物は世代を超えて残るものだからこそ考えたい。 親から子へのバトンゾーンの話
「うちの物件もこんな風にしたいです!」
店舗をやったり、DIYしてもOKな賃貸住宅を自分自身がやるようになって、そんなご相談をいただくことが多くなった。
でも、それはありがたいことであると同時に、慎重にお話をすすめたい場面でもあるということをまずお話させていただくことが多い。
私自身が父の持つ物件をリノベーションしはじめたのも、はじめから大きくはじめたわけではなかった。
まだ、他の会社に勤めな
西池袋のビルの谷間で学ぶ これからの時代の皆の居場所の作り方
住む、働く、買い物をする。
近所でなんでも揃っている暮らしってすごくいいなと思う。
いつもの店員さんと話をしたり、互いに仕事を依頼しあったり。
そんな昔は当たり前だった景色は、ショッピングモールの存在やインターネットショッピングの発達でどんどん姿を消していったように思う。
でも、そんな今だからこそあえて、兵庫県の宝塚市の片隅の直径100mの一角に、「小さなまちを作る!」という思いを掲げて空き物
お店にもアウトドアにも 土間から開かれる賃貸の可能性
「土間っていいですよね」
そう投げかけると、肯定と同じくらいに否定も返ってくることを知っている。
とはいっても、物件をイチから自分で作る上で、1階の部屋にはぜひとも「土間」を導入したいと思った。
屋外ではなく屋内で管理したいこだわりの自転車を入れてよし。
ペットとのちょっとした遊び場としてもよし。
お店を開く際の、緩やかな屋内と屋外をつなぐ境界線としての役割だって見逃せない。
そう考えてみる
「賃貸」は無印良品と大家さんのタッグで作ると、まだまだ可能性の塊かもしれない話
「収納ゼロの賃貸っていいですよ」
そんなことを言うと、同業の大家さんからは「え?」という顔をされる。
けど、これは兵庫県の宝塚市で大家さんの仕事を親から受け継ぐ前から、ずっっっっっっっっと賃貸を借りる立場として思い続けてきたことだった。
押入れやクローゼットと呼ばれる収納スペースの必要量は、住む人の暮らしによってもちろん変わる。
モノを持たない暮らしをする人や、魅せる収納スペースをインテリアと
住む人の「理想の暮らし作り」のお手伝いをしていたら、空き物件が「まち」になってきた話
みなさん。宝塚ってどんなところかご存知ですか?
見目麗しい女性たちが「男役」と「娘役」をつとめ、お芝居とショーで観る人々を魅了する。100年以上の歴史をもつ「宝塚歌劇団」は、女性だけで構成される世界でも珍しい劇団であり、ご存知の方も多いかと思います。
でも歌劇団の放つ輝きが強すぎて、それ以外の場所がどんな場所なのかはあまりご存じないのではないでしょうか。
宝塚歌劇を観に来る方も、バスツアーで劇