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疲れ果てた私たち

平等に与えられた24時間

私たちには1日24時間を平等に与えられています。
そして、その24時間をどう使うかは自由です。能動的に人生をクリエイトするために、いかに無駄なく有意義に過ごすか、to doリストを作ったり、スケジュールを決めたりして、どうやって効率よく生産性の高い時間をすごすか・・・などと、ついつい詰め込んでしまいがちです。

「一生懸命がんばること」が美徳とされている日本の教育を受けてきた私たちは、「頑張らないといけない」という思い込みが深く染み込んでいるため、常に「頑張って人生をアップデート」する必要があると考えます。なので、余暇の時間をダラダラ過ごしたり、手抜きをしたりすることに強い罪悪感を覚え、そんな自分を責めたり反省したりしてしまうのです。

女性たちの罪悪感

少し前にツイッターで話題になった「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」事件には、家事や子育ての負担に対する無理解、男女差別やジェネレーションギャプなど、様々な社会的テーマが含まれています。ポテトサラダを買うことに罪悪感を感じてしまう気持ち、とても良くわかります。

社会に置ける、女性の役割やアイディンティは時代と共に変化してきました。女性の参政権が広まったのは20世紀に入ってからのこと。女性が活躍する場が増えていることはとても嬉しいことですが、その反面、女性の役割が増え、生活のペースは今までにないほどにせわしなくなると当時に、「癒しのひととき」や「安らぎの時間」をもとめる女性がとても増えたように思います。娘として、女として、妻として、母として、「女性らしい気づかい」を常に求められ、その期待に応えるために、女性は「きちんとしなければ」と自分を律してしまいがちです。更に、デジタル化が進んで、便利になったことで、ある意味私たちの時間は奪われています。

私がアレルギーを感じる言葉あります。「イクメン」です。理由は言わずもがな・・・です。

人生に必要な「間」

「間」とは心の余裕のこと。マインドフルネス瞑想は「間」を育むトレーニングです。体を止めることで、呼吸に意識をおくことで、せわしなく動き続ける思考に流されない感覚を体に染み込ませる練習です。無意識の制限を外していくトレーニング。過剰なプレッシャーやストレスから、自分を開放してあげるためのnoble silence。10分間のギフトタイムです。

やらないことをリストにしてみる

次回のグループレッスンでは「やらないことリスト」を作ります。私たちはto doリストを作ることには慣れていますが、やらないことを書き出す習慣はあまりないと思います。「やらないことを決める」ことは「自分を大切にする」こと。「ねばならない」という、無意識に課している自分への制限を一枚一枚脱いでいくことで、私たちに与えられている24時間を心豊かに過ごすために、ぜひこのワークを体験してください。

information

グループセッション「マインドフルネス・ラウンジ」
マインドフルネスの本質を深め、瞑想の継続を助けるグループセッションを開催しています。瞑想だけでなく、書くマインドフルネスのワークを組み合わせた、新しい自分と出会える60分です。

次回のテーマは「二念を継がず」

禅の言葉に「二念を継がず」という言葉があります。「最初にわき上がった思考(一念)」の後に「自分の主観的な意見や解釈」をつけず、「ありのままにとらえましょう」という教えです。マインドフルネスの源流にある「二念を継がず」という教えを紐解きながら「ものごとをありのままに捉える」方法を探ってみましょう。

書くマインドフルネスでは「やらないことリスト」を作ります。

次回:8月1日(土) 14:00

今後の開催スケジュール:
・8月6日(木) 21:00
・8月22日(土) 14:00
・8月27日(木) 21:00
・9月5日(土) 14:00

ご予約はこちら

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セラピストの個人レッスン!「マインドフルネス入門講座」

日本では「マインドフルネス=瞑想」「ストレスケアに効果がある」「集中力が向上し、仕事の生産性が上がる」などのイメージが先行していますが、この講座では、表面的な効果を得るだけでなく、人生そのものをサポートする「本物のマインドフルネスの価値」を90分の個人レッスンでお渡しいたします。

レッスンの詳細はこちら

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inner temple
ココロとカラダの調律師
マインドフルネス・セラピスト
三嶋かよ


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