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アラサー男性が今までの人生のくだらない出来事を振り返りを思いつくままに書き起こしていき…

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アラサー男性が今までの人生のくだらない出来事を振り返りを思いつくままに書き起こしていきます。

最近の記事

読了

僕は中学3年の頃から駅前の集団指導塾に通い始め、しばらくして帰りが遅くなるから連絡を取りやすくするためという理由で親が新しくケータイを買ってくれることになりました。(それまでも折り畳み式でないケータイは持っていたのですが、古かったためか電波が繋がりづらく、ほぼ機能しなくなっていました。)これはそのケータイを買ってもらった頃の話です。 ***** 親に連れられて近くのデパートにいった僕は、auショップで取り扱い機種を確認し、高級感のあるブラウンカラーのケータイに決めました。

    • 遺失物

      僕は大学に入学した当初、スキー、オリエンテーリング、ゲーム制作の3つのサークルに所属していました。そうして交友の幅を広げていたこともあり、僕が所属していた別々のサークルの人たちがまた違う場所で出会ってしていたりと、共通の友人という形で親睦が深まることもありました。これはスキーサークルの同期のS君、K君、オリエンテーリングサークルのE君と仲良くなり、E君の家で初めて宅飲みをした時の話です。 ***** 僕、S君、K君のスキーサークル組は普段から激しい飲みを繰り返しており、し

      • 間接キス(R-18)

        僕が大学4年生の頃、サークルの同期と卒業旅行をすることになり、アメリカ西部を中心に6泊7日の旅行をしました。これは旅行中にラスベガスの夜のお店に行った時の話です。 ***** 僕が所属していたサークルはスキーサークルで、卒業旅行には男子4人、女子3人の計7人で行きました。旅程はざっくりとラスベガスに4日滞在してカジノとグランドキャニオンを、ロサンゼルスに2日滞在してハリウッドとユニバーサルスタジオを見て回るというものでした。 まだ若かった僕たち同期男子は、ラスベガスとい

        • 冤罪(1)

          僕が小学5年生の頃、担任の先生の一存によりクラスのみんなで学校の遊具のペンキを塗り直そうということになり、4~5色程度のペンキを持って校庭で塗り直しの作業をしました。 僕は赤色を担当し、半分地面に埋まっているタイヤという遊び方がよく分からない遊具の色を塗り直していました。 案の定すぐに飽きてしまったため、頻繁に持ち場を離れては他のクラスメイトと駄弁ったり、日陰で涼んだりと、半分くらいサボっていました。 そうした行動が祟ったのか、プラプラしているのが先生の目にとまり、さら

          おばあちゃんは人生現役

          僕の父方のおばあちゃんはすでに90を超える年齢になっていますが、年を感じさせないほど元気に過ごしています。おばあちゃんの健康の秘訣には、昔からよく食べてたことが関係しているんじゃないかなぁと思っています。 ***** 10年ほど前、まだおじいちゃんが生きてた頃に一人で家に遊びに行ったことがありました。 父親から「じいさんは舟和のあんこ玉が大好物だから買って行くと喜ぶぞ。」ということを聞いていたので、道中で舟和のあんこ玉9個入りを買って行きました。(あんこ玉とはピノくらい

          おばあちゃんは人生現役

          リスポーン

          僕が大学生の頃に所属していたサークルに同期で幹事長を務めていたS君という人がいます。S君はとても責任感が強く面倒見の良い人で、その上誰とでも気さくに打ち解けるのでみんなから親しまれていました。そんなS君ですが、お酒を飲むと豹変し、気が狂ってしまうという欠点がありました。これはそんなS君がサークルの飲み会で飲み過ぎた時の話です。 ***** 僕が所属していたサークルはスキーサークルで、オフシーズンの春から秋にかけては毎月のように飲み会をしていました。飲みサーという程ではあり

          リスポーン

          おじいちゃんとカナブン

          僕のおじいちゃんは父方も母方も亡くなってますが、どちらも変な人でした。これは母方のおじいちゃんが生きてた頃の話です。 ***** 僕の母方のおじいちゃんはとても孫の事を可愛がっており、すごく優しかった思い出しかないのですが、今思うと生き物に対してかなりドライというか、モノ程度の扱いしかしていなかったように思います。 僕が4~5歳の頃、おじいちゃんは火遊びにハマってました。当時70歳で火遊びにハマる年寄りってかなりヤバい気がしますが、子供だった僕はおじいちゃんに教えられる

          おじいちゃんとカナブン

          泣きっ面に蜂

          僕が新卒入社した会社で新人研修を受けていた時に、実際のプロジェクトを想定したケース課題研修というものがあり、僕はそこでプロジェクト・マネージャー役を任されて5人ほどのチームをリードしていました。これはその研修を終えてからの話です。 ***** ケース課題研修は新人研修の中でもハードなものであり、僕は期間中ずっと夜遅く、時にはほぼ徹夜して作業をしていたため、気力・体力ともに使い果たしてしまい、最終の成果発表後の土日はほとんど寝て過ごしていました。 そして、その翌月曜日は、

          泣きっ面に蜂

          肝油ドロップ

          僕が幼稚園児の頃、引越しで通う園が一度変わったことがありました。これは引越しの前、最初に通っていた幼稚園での話です。 ***** 僕が最初に通っていた幼稚園では、降園の時間になると先生が園児一人一人に肝油ドロップを2粒ずつくれてさよならをしてました。(肝油ドロップとはビタミンが豊富に含まれたグミのような食感の健康食品です。) 僕はその肝油ドロップが大好きで、本当は2粒ではなくもっと欲しかったのですが、仕方なく我慢してました。 ある時僕は母親に「どうして先生はドロップ2

          肝油ドロップ