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祖父の代からの家業を引き継いだ私がやったこと、やめたこと 01

私は26歳で親の会社に入社し、36歳で社長となりました。そして52歳でM&Aという形で家業の事業承継を行いました。

経営者になると同じ経営者の友人が増えたりするものです。私にも親の会社を引き継いだ2世、3世の次期社長や現社長といった友人がたくさんできました。
経営者とは孤独な職業で、悩んだり苦しんだりすることは多いけど、そうした思いを話す相手がなかなかいなかったりします。特に中小企業や家業を継いだ人達は、実の親以外に相談できる相手がいなかったり、親(上司)ゆえに相談できないことも多いと思います。

事業承継に関してもその一つでした。
他の人はどうしているの?という話を聞ける機会はなかなかありませんでした。大概がことを終えて引退されているという状況が多いようですし、そういう方はわざわざその知見を共有しようとは思わないのでしょう。

とはいうものの、友人からは「M&Aを実施してどうなったの」とか、「どうやって進めたのか」などの質問をたくさん受けました。現役の社長さんたちは、先代社長の干渉を受けながら、引き継ぎを受け、帝王学を指南される中で自身の経営手法を手探りしている状況の方も多いと思います。ですが、年齢を重ねているうちに必ず自身の後継者問題には向かい合わなければならない時が来ると思います。

ならば、共有してもよいのではないか?と思ったのがこの文章を書き始めたきっかけです。こうしたニーズがどこまであるかわからないけれど、家業を継承する(した)人たちの参考となれば幸いです。

不定期に更新いたします。気長にお付き合いください。


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