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サーフィンとスノーボード パタゴニアとバートン

葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。

入れずにのんびりとと思いましたが、今週の貸切営業、また、来たるイベントラッシュのため、シャンパーニュの選定、タパスの試作など、結局は忙しく働きました。

昨日は貸し切り営業をした後、パエリアDayということで、近所の仲良しスペインバルで太刀魚とズッキーニのパエリアをいただきました。

さて、夏休みで溜まったブログネタはまだまだあるので、今回はサーフィン🏄

今年の夏はバリで久しぶりのサーフィンをしました。丁寧にマンツーマンでサポートしてくれる先生がいたので、何回かは気持ちよく波に乗ることができました。

また、今年は娘 9歳もサーフィンデビュー。鎌倉由比ガ浜で、5日間のプログラム。波がそれほど高くない日もあったのですが、初日から何度か倒れずに乗れるところは、さすが吸収の早い子供ならでは。「サーフボード買って」というくらい、すっかりサーフィンのとりこになりました。

サーフィンについては昔に本を2,3冊読んだくらいだったので、娘が本格的に始めることになるかもしれないため、少しまじめなサーフィン本を読んでみました。

「サーフィンとは何か」
なぜサーフィンに取りつかれるのか、サーフィンと社会や文化、ライフスタイル、サーフィンのローカリズムなど、技術ではなく、サーフィンとそれに関わる社会を深く考察した本で、新鮮な気持ちで学ぶことができました。

現在となっては、サーフィンがすごく流行った時代とは違っているところも多くありますが、同じ波は二度とない、サーフィン人口が増えたとしても、スキー場のようにサーフポイントを新たに開発することができないなど、サーフィン特有の特徴が、サーフィンというスポーツをある種独特にしているところがあるのだと理解しました。

上記のサーフィンの本を読んでから、Kindleでリコメンドされたものに、「スノーボードを生んだ男 ジェイク・バートンの一生」という本がありました。サーフィンやスケートボード、スノーボードなどの横乗り系と呼ばれるスポーツは、格好いい、スタイリッシュなイメージがありますよね。

昔読んだ本で、「社員をサーフィンにいかせよう」というパタゴニアという会社のことについて書かれた本があります。本のタイトルがいけすぎてますが、まさしく、いい波が来た時には社員をサーフィンに行かせたパタゴニアの経営者、会社はすごく魅力的だなと思った記憶があります。

自分がスノーボードをすることもあり、このバートンについての歴史にも興味が出て、すぐに読み始めることにしました。

ジェイク・バートンという人はスノーボードを作った会社の経営者というだけでなく、スノーボードをいろいろなスキー場で滑られるように努力した人、スノーボードを競技として定着させた人、つまり、物質的な意味だけではなく、まさしくスノーボードという言葉であらわされるものをすべて切り開いた人でした。

彼自身、会社を作るまでに、自分で100以上のスノーボードを試作し、自分で滑り、改良を続けてきたエンジニアです。スノーボードを心から愛し、シーズンにはスノーボードを滑ってから、会社に行くということをしていたそうです。また、パタゴニアと同じように、パウダースノーが積もったときには、社員にスノーボードで存分に楽しむように、会社を休みにしたこともあったようです。

ジェイクはバートンという会社が大きくなっても、従業員を家族のように愛し、バートンが出す新商品、ギアやアパレルなどすべてを愛し、それらをすべて自分で試してみるということをしていました。好きだからこそできる、絶え間ない商品の進化。この一冊を読んで、バートンというブランドがなぜこんなにクールなのかということを、はじめて理解できた気がしました。

この本を読んだあとにリコメンドされたのが、白馬のスキー場を復活させたお話。夏休みは好きなままにいろいろな本が読めて、新しい世界も開けました。白馬のスキー場の本のお話はまた次回以降で。

書いているうちにサーフィンからスノーボードに話が変わってしまってました。それだけジェイク・バートンに魅了されたということでしょうか。

読んでいただきありがとうございました!


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