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「情シス(運用系)」になったら知っておきたい仕事、まとめました

このnoteでは、主に中堅・中小規模の新任情シスに向けたリンクをまとめました。情シスの運用業務について、初歩的なことから知りたいという情シスビギナーズの「情シスの仕事、何をすればいいの?」、「覚えることが多くて大変そう」、「仕事の内容や情シスとしての心構えは?」といった疑問を解決するためにお役立てください。


1. 情シス業務の全体像

1-1 そもそも、情報システムって何?

情報システムとは、情報を「記録」した上で「処理」し、必要な相手に「伝達」するシステムを指します。具体的には、PCやサーバ、周辺機器、通信回線、これらを作動させるための「ハードウェアとソフトウェアの集合体(システム)」といえます。

これらの運用を行っているのが情報システム部門、情報システム担当者、IT部門等であり、このnoteでも「情シス」と呼んでいます。情シスの中には、「総務部門と兼任」というように、専任ではないケースも多くあります。

情報システムの主な業務範囲を挙げると次のようになります。
 ●システムの安定を守る保守と運用
 ●外部からの侵入を防ぐセキュリティ対策
 ●社員のIT関連トラブルの解決や問い合わせに対応するヘルプデスク
 ●社内ITシステムの企画・構築
「情報システム」について詳細は下記リンクを参照ください。

1-2 情シスの業務…コア業務とノンコア業務とは?

(1)コア業務
コア業務とは、主に企業のビジネス促進に関与する業務で、攻めの業務、バリュー・アップ・ビジネス領域の業務とも呼ばれています。IT戦略策定支援、ITシステム・インフラ策定計画、セキュリティ戦略など、経営と密接な業務を指しています。

(2)ノンコア業務
ノンコア業務とは、現行ビジネスを維持・運営するためのIT 業務を指すラン・ザ・ビジネス領域の業務とも呼ばれています。日々の運用管理、問い合わせ対応業務、ヘルプデスク、社内システム運用管理、PC管理、システム監視、障害対応などを指しています。

情シスのコア業務・ノンコア業務の内容について網羅的に押さえたいなら、下記の資料がおすすめです。

コア・ノンコア業務の実態についてさらに知りたいなら、下記のコラム・資料がおすすめです。

1-3 情シスの日常業務について

情シスが最も多く時間を使う業務は、第1位がシステム運用・保守・報告(40%)、第2位が問い合わせや障害対応(31%)、第3位が新システム導入/システム改定プロジェクト(19%)です※。ここでは、情シスが時間を多く使う代表的な業務として、下記の4つの業務について紹介します。
※ソフトクリエイト「情シス実態アンケート 2021」より

①社内システム運用
②PCライフサイクル管理
③ヘルプデスク・問い合わせ対応
④システム調査・監視、障害対応

①社内システム運用管理
ネットワーク運用管理・保守、基幹システム(会計や流通、生産管理など)の運用管理・保守、稼働監視、障害対応、復旧、故障対応などの業務があります。保守運用はどう行うのか、またその内容か知りたいならこちら。

Windows Serverの管理、Windowsアップデート対応、WSUS(Windows Server Update Service)運用など、よくある課題がまとめられています。

②PCライフサイクル管理
PCのライフサイクル管理とは、PCの「調達」から「導入」、「運用・管理」、「消去・廃棄」までの一連の業務を指します。担当者は、機種選定、購入・レンタル・リースなどの手配からキッティング(調達したPCを自社の標準仕様に初期設定すること)、問い合わせ対応やトラブル対応、コンプライアンスに則りデータの消去・廃棄を行います。PCのライフサイクルについて学べる情報はこちらです。

③ヘルプデスク・問い合わせ対応
PCトラブル対応、アプリケーション問い合わせなど、様々な問い合わせへの対応です。対応しなければ社員の業務が停滞してしまいますので、情報システム担当者はコア業務の作業を中断して対応にあたります。ヘルプデスクや問い合わせを効率化するための方法については下記のコラムがおすすめです。

④システム調査・監視、障害対応
システムの安定稼働はビジネス全体の運用にも関わる重要な問題です。日常からITインフラを可視化することは、健全なシステム運用にとって重要です。また障害発生時にもシステム構成が明確になっていることでスムーズな対応につながります。自社のITインフラの構成を把握するための棚卸、整理に役立つQ&Aとおすすめ資料をご案内します。

万が一、システム障害が発生した場合にはどうすべきでしょうか?障害の検知・確認、障害に関する情報収集、情報が発生した箇所の特定、障害要因の特定と対処などの作業を定められた手順で行い、復旧に向けて作業することになりますが、障害発生を想定してあらかじめ用意しておく必要があります。平時から万一への備えを怠りなくすることが重要です。

もちろん、情シスの運用業務はここで挙げた以外にも、IT 資産管理、社員のIDやアカウント作成・Active Directory 等での管理、バックアップ、日次/週次/月次等定期確認業務、不定期確認業務…など、数多くの業務があります。

2. 情シスはどうあるべきか?心構えを学ぼう

2-1 情シスとはどんな人?どんな力が求められるのか?

ここまでは情シスの仕事内容を解説してきましたが、最後に情シスはどうあるべきか、情シスの先輩からのアドバイスを紹介します。

3.情シスがチェックしておきたい情報集(随時追加)

3-1 情シスに必要な情報収集術とは?

情シスにとって日々の学びは欠かせません。しかし、目まぐるしく変化する社会情勢や、Web上の膨大な情報量の中から、必要な情報を見つけ出すのは難しいかもしれません。そこで、情報の種類と特徴、メリット・デメリットを整理したのが下図です。

コラム1-1

情シスが日々接している情報を、①公共性の高い情報、中立的・客観的な情報、②加工・編集された情報、③先進性の高い情報と分類しています。それぞれの特徴や上手に活用するための詳細については、下記のシリーズコラムを参考にしてみてください。世間にあふれる情報が、少しスッキリ見えるようになるかもしれません。

3-2 テレワークに関する情報

情シスにとって、今後、テレワーク環境の整備や改善は重要な業務になると考えられます。テレワーク業務に関する情報を下記noteにまとめました。

3-3 セキュリティ対策に関する情報

情シスにとって、セキュリティ対策とその情報収集も重要な取り組みです。セキュリティ対策に関する情報を下記noteにまとめました。

3-4 EOS、EOLに関する情報

情シスに必ず訪れる、保守切れやサポート切れ。EOS、EOLという用語の意味や製品・サービスのライフサイクルに関する基本的な考え方がまとめられています。

おわりに

このnoteでは情シスの業務内容などに関するリンクを中心にご紹介しました。ほかにも知りたい情報などがありましたらぜひ、お教えください。

また、ソフトクリエイトは「情シスレスキュー隊」にて、情シスに役立つ様々な情報を発信しています。こちらもぜひご覧いただき、情シス業務にお役立てください。


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