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【デコのDX日記 #3】要件定義と実装パターンの策定!って、いったいどうやるの・・・?

こんにちは!最近花器を爆買いし、家中にお花を飾って遊んでいるデコです。

要件定義と実装パターンの策定!って、いったいどうやるの・・・?

『Salesforce』1本か、もしくは『Dynamics』と『Salesforce』両方使って連携か。。。確定できずに迷走しつつも、まずは『Dynamics』ベンダーからの提案を受けるためにRFPを作成して配布し、連携含め現実的にいけるものなのか、メリットあるのか、などなど検討した上で、実装パターン(1本か両方か)を決定しよう!ということで進みはじめました!

ってことは早々にRFPを作らないと!
そしてRFPを作るためには、まず要件定義と実装パターン策定しなきゃ!

ざっくり、↓こんな感じ。

【1】要件定義と実装パターン策定
 ↓
【2】RFP作成・構築ベンダーへの説明
 ↓
【3】実装パターン決定・構築ベンダー選定
 ↓
(【4】システム構築 )

まずは【1】ですね!
文字にすると「要件定義」と「実装パターン策定」の2つをサクッとやるんでしょって感じに見えるかもですが、そんなシンプルじゃないんですよ、これが。あれやってこれやって、ようやく【2】のRFPを作れる状態になるまで約1.5ヶ月・・・毎度おなじみコンサルA社さんのサポートがあったから1.5ヶ月で終わったけど、自分たちだけだともっと時間かかったかも。このプロジェクト終わる頃にはわれわれも連携型統合システムの要件定義をサクサクやれる人間になっていることでしょう!笑

要件定義

さて、【1】のひとつ要件定義。主に、
 ① 各種データの洗い出しと整理
 ② 全機能の根幹(データが作り出される最初の部分)になる
   案件・見積・明細・プロジェクトまわりの基本動作仕様検討
 ③ データCRUD (Create(登録)・Read(参照)・Update(更新)・Delete(削除))
   概要作成
 ④ 業務フロー整理/設計
を行うところから始めました。
やったことを全部載せるとすごく長くなるので、ボリューム感だけ把握してもらえるように図をキュッとまとめました。すごくボリューム満点だったのですが、こうして見るとすんなりいったように見えちゃいますね。。。
油断禁物ですよ!全然すんなりいきません!笑

① 各種データの洗い出しと整理
部門ごとに、現場メンバ数名ずつ代表者を選出。本業の合間を縫って、
・どこに
・どんなデータが格納されているか
・レコード数
・ファイルの個数
・いつから保存し始めたデータか
などなどを、約2週間かけてリストアップしてもらいました。この言葉のまま依頼すると、各部門で自由なフォーマットで回答がきて収集つかなくなるので、洗い出し用のフォーマットを用意して、そちらに書き込んでもらうスタイルで進めました。現場のメンバも取り掛かるまでは困惑気味。MTGを開き、対応手順やリストアップ対象の範囲等、丁寧に説明したつもりでした。想定はしていましたが、やっているうちにいろんな疑問が湧いてきたようで、QAしながら、かつタイトなスケジュールで協力してもらう形となりました。これは依頼側も対応側も苦労した作業でした。。。
洗い出してもらった各種データを整理し、おおよその全体データ構成を検討し図で表現しました。この全体データ構成の最終形ができあがるまでの過程の図も載せています。あーでもないこーでもないと、確かこちらも2週に渡って検討しました。

画像4

図2

② 案件・見積・明細・プロジェクト の基本動作仕様検討
案件・見積・明細・プロジェクトの関係性や動作仕様を、2~3週間かけて検討しました。サクッと決まるかと思いきや、ここはこうしよう!と誰かが提案するたびに、あれ?そうするとこっちはこのままで大丈夫?という具合に新たな検討事項が次々と沸いて出るのです。。。
そして、こんなに時間をかけてしっかり検討したのに、ここで策定した仕様が、のちにだいぶ覆ってしまうのです!笑

③ データCRUD概要
データCRUDの概要を検討しました。この段階では概要ですが、連携に関わる部分なのでRFPにはもっと詳細なデータCRUDを載せました。

④ 業務フロー整理/設計
小さくて見えないかもしれませんが、ホントは横に長いフローを、パワポに収めるために途中で切って2段にしています。取引開始から終了までのイベントと、イベントごとに生成されるデータやその格納先をひとつひとつ辿って、システム統合後のフローを設計しました。

図3

パターン策定

【1】のふたつめ、パターン策定っていうのは、1本パターン、両方パターン、オプションパターン、など、考え得るパターンを列挙してエンティティの配置を図示する感じです。それを元に、どれにするー?って検討できるように準備します。RFPは『Salesforce』と『Dynamics』両方使って連携するパターン前提なので載せないのですが、Dynamics構築ベンダーさんからの提案を受け次第すぐにどのパターンで行くか決めたいので、RFP作成前にやっておかないといけないのです。

図4

ざっくりこの4パターンかな、ということになりました。
実は『Salesforce』1本パターンと、『Dynamics』と『Salesforce』両方パターン以外に、プロジェクト管理部分は既製品を使って連携しようというパターンも最初の頃あがっていました。
そのため、プロジェクト管理ツールのメーカーさんからも5社ほど提案を受けて検討したりもしました。細かいことは割愛しますが、結果的にRFPを作成する前の段階で、プロジェクト管理部分を既製品を使って連携するパターン(図でいうとパターン2とパターン3)はナシ!ということになりました。
理由は、既製品では我々がやりたいことを満たす機能が少ないため、このパターンで実装すると割高になってしまう、など。

こんな感じで【1】の要件定義と実装パターン策定が一旦完了。
次回、これらを元に作成したRFPの内容をご紹介予定です!

〜 デコとは?
■著者紹介 ■
DX推進活動をやっているってことと、おでこを出ししているってことからデコという名前になりました。
会社では社内業務改善関連の仕事をやっています。
趣味は唐揚げ&ハイボール。以前は週2回10キロのランニング&ウォーキングをしていましたが、最近は外出自粛でランニング回数が減り、唐揚げ側がプラス傾向です(^^;)



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