見出し画像

チームブリヂストンとnoteで開催した、「#挑戦している君へ」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2020年10月26日から約1ヶ月の間、自分がいま取り組んでいる挑戦や、誰かの挑戦に心を動かされたエピソード、挑戦している人へ伝えたいことなどを募集した「#挑戦している君へ」投稿コンテスト
期間中(10/26-11/25)には、15,187件もの作品をご応募いただきました!挑戦へのエールが詰まった素晴らしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。

noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

チームブリヂストン アスリート・アンバサダーの上田藍選手、鈴木世奈選手、小倉理恵選手、note審査員である塩畑大輔さん・はましゃかさん、中里祐次さんの3名とチームブリヂストン note担当による選考の結果、下記のように受賞者が決定いたしました。

画像1

グランプリ

【エッセイ】駆け抜けたUTMB170kmの風は、誰かへの優しさの匂いがした。

フランス・シャモニーで行われる「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(通称UTMB)」に出ることを決めた、秋谷りんこさんの夫。走りはじめたきっかけは、東日本大震災でした。「いつか誰かを助けられるように」。その思いから最高峰のレースに向かって自分への挑戦を続ける姿を見守る様子を、妻という身近な存在ならではの臨場感とテンポのよい筆致で綴った作品がグランプリを受賞しました。
震災の経験が世界有数のトレイルランニングの大会への出場につながったというストーリーや、その挑戦を応援する側の視点から書かれている点が「読み手も作品の世界に入り込める」「コンテストのコアである"挑戦する人・挑戦を支える人を応援する"というメッセージともフィットしている」と高評価となりました。

チームブリヂストン審査員賞

上田藍選手(トライアスロン)
本気を出すと疲れるが、疲れずに生きのびるくらいなら本気を出し切って燃え尽きたい。

吉藤オリィさんによる、自身が運営する「分身ロボットカフェ」が「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2020(ACC賞)」へエントリーした際の様子をふりかえった投稿です。

作中にある【人生は”全力”をぶつける事の連続だ。】、【本気になれるか、諦めないかにおいて敵は自分だけなのだ。】と自分に厳しく、モチベーションを高くもちながら本番への準備を入念に行われているエピソードの中に、本気であるからこその葛藤や衝突、トラブルを乗り越えていかれたときのチームワークなど、トラブルにあっても力強く前に進まれた先に成功を見出されたお話に、本気で取り組むことの素晴らしさを感じました。
本気で取り組むということは「無限の可能性」や「周囲を動かす力」「イメージ力」を生み出すと私も信じています。最後につづられていた【人生、本気で何かに挑める回数はきっとそんなに多くない。】という言葉を読んで、本気で挑める回数が多くないと思われているからこそ、1つ1つの挑戦に対して本気度を高めて、集中力をギュッと高めて、妥協や悔いの残らない時間を積み重ねていくことに楽しさを見出せていけるのかなと、感じました。日々の積み重ねが成功を生み出すのであれば、本番だけ本気を出せばよいという日々ではなく、日頃から本気を出し成功への道を切り開いていきたいと思いました。(上田藍選手)

鈴木世奈選手(アイスホッケー)
8年間ゴミ拾いを続けているのは、日本でポイ捨てを無くしたいのと、思いがけない出会いと、小さな冒険。

小学校の頃のできごとをきっかけにゴミ拾いをはじめた、しんごさん。続けている理由とそのこだわりについて綴った投稿です。

「未来にある命や時間を守るために、私はこういった取り組みをしています。」 この言葉が心に響いたのと同時に、しんごさんの挑戦を知ることで改めて一人一人が行動を考えるきっかけとなることを願い、この投稿を選出させて頂きました。
 私たちは生きていく上で目の前のことに精一杯になったり、未来のことまで考えられない時もあるかもしれません。 しかし未来のこと、未来に生きる自分の大切な人を考えた時、もう少し一人一人ができることはあるのではないかと私自身、この投稿を読んで考えさせられました。 「世の中はどこかで必ずつながっています。」 ほんの小さなことでもいいから私たちが行動を見直すことで未来は良くなると考えたら、日々の生活も変わるかもしれません。 環境問題における「挑戦」は「未来にある命や時間を守るために」私たち全員の「挑戦」だと私は思います。(鈴木世奈選手)

小倉理恵選手(パラバドミントン)
保活に敗れたので、自宅を「親子で働けるシェアスペース」にしちゃった主婦デザイナーの話

「保育園、入れないなら作ってしまえ!」。実際にシェアスペースを作った様子が、豊富なイラストとともに描かれた、よしだ たかみさんの投稿です。

「ないものは、作る」という力強いモットーがとても好きです。
自宅一部を「子育てと仕事場のシェアスペース」にリノベーションし利用者さんを募る、という発想にも驚きましたが、シッターさん付きシェアスペースをオープンさせた行動力を尊敬します。
保活から様々な苦労があったかと思います。イラストでおもしろおかしくご紹介下さり、これから保活をされる方も落ち込まずに心構えが出来たのではないかと思います。
私の子どもも保育の年齢ではなくなりましたが、親も子どもも幸せに過ごせる場所づくりは、子どもの年齢にかかわらず、ずっと必要だと感じています。お子さんが大きくなってきたいまは「子ども向けデザイン教室」なども展開されているようで、よしださんの地域の方々をうらやましく思います。
一人でも多く、親も子どもも、育児を支えて下さる皆さんも、元気に笑顔で過ごせますように。そんな想いも込めて、投稿を選ばせて頂きました。
投稿いただき、また、エネルギーを頂き、ありがとうございました。(小倉理恵選手)

note審査員賞

塩畑大輔さん
外国人の悩みを知り、浅はかな自分を恥じた #挑戦している君へ

留学先として日本の大学を選び、卒業後も母国に戻らず日本企業に就職した「彼」が、日本社会のなかでの葛藤のなかで挑戦し続ける姿を見守った、み・カミーノさんの投稿です。

素晴らしい文章には必ず「視点」「解釈」があるように思います。
み・カミーノさんのこちらの作品には、まさにそれを感じました。

日本で働く外国人の方はもはや珍しくはなく、多くの方がこうした問題に直面する姿を実は見たり聞いたりしているのではないかと思います。それを見過ごさず、しっかりと話を聞かれたうえで「挑戦する尊さ」「挑戦する人を応援するマインドの大事さ」を伝えるメッセージにきれいに昇華されている。外国人の方をモチーフにしつつも、困難な環境で挑戦するすべての人に通じる普遍的なメッセージに仕立てられているのも、本当に素晴らしいと感じました。

文中でみ・カミーノさんは読者と事象の間に立ち、ご自分が「タッチポイント」となる形をとられていますが、これは硬いテーマの「間口」を広げうるものだと思います。双方とちょうどいい距離に立つことさえできれば、より多くの読者に「自分と地続きのところで起きていることだ」と自分ごと化してもらうことができる。

そしてその手法は「自分が書く必然性」をはっきりと打ち出せる形のひとつでもあります。いい題材、いい視点、いい解釈に加えて「この人だからこういう文章になった」という必然性が見える作品は、自然と読み応えのあるものになる気がします。今回は審査員を務めさせていただくことで、そうした素晴らしい作品にたくさん出会うことができました。

高得点をつけさせていただいたグランプリ作品はもちろんですが、「ストリート花屋をはじめたのは、ナスの山椒揚げのおかげ」などからも、ひとりの書き手として刺激をいただきました。僕も読んだ人をこんな気持ちにさせるようなものを書きたい。そんな気持ちが強く湧き上がってきています。本当にありがとうございました。(塩畑大輔さん)

はましゃかさん
ストリート花屋をはじめたのは、ナスの山椒揚げのおかげ。

会社の同期からの誘いで「ナスの山椒揚げ」を食べに行った、まつばらたかこさんが、その場で二人で決めた「ストリート花屋を始める」ことについての思いを綴った投稿です。

このたびは審査員なんてとんでもない立場に立たせてもらってしまってたいへんに恐縮です…!自分はライターや記者としての専門的な勉強をしてきた人間ではないので、私が選定する意味とは…と考えて、完全に「好き!」と思ったものを選ばせていただきました。

この作品は、たくさんの候補作品を読みおわって、周りに1本だけ「この間こんな記事を読んだよ」と勧めるなら…!という視点で選びました。

導入の温度感の心地よさ、挑戦している内容の新鮮さと身近さ、文章の密度と読みやすさ、読後の暖かさ、文体のしなやかさ、自意識のバランス、題名、等々……挙げだしたらキリがないのですが、写真がとにかく素敵!!この写真はどなたが撮ったんでしょうか…

また、題名にあまりにも読み手から遠い単語が入っていると読まれにくい傾向にあると思うのですが、「内容は想像できるけれど聞きなれない言葉」の組み合わせのバランス感覚が絶妙で、引きの強さMAXの記事でした!(はましゃかさん)

中里祐次さん

モンスターを10年間毎日描き続けたら京都藤井大丸の150周年イベントでテーマパークを開催することになった話

10年間毎日モンスターを描き続け「いつか自分で思い描いた世界を実現したい」という思いが実現した、TOMASONさんの投稿です。

まず最初に「子どもたちにも知って欲しい活動だ」と思いました。

“僕は幼い頃からウォルトディズニーみたいに、いつか自分で思い描いた世界を実現したいと思い続けてきた。”
と子どもの頃の思いを原動力に、自分の好きなことやりたいことをとにかく続けた結果がこのような大きな成果となったことがシンプルに素敵です。今夢を見て活動を続けている人たちの背中を押してくれます。

世の中には「好きなことだけど、生きていくのに必要ないからやめてしまう人」「好きで続けているけど、恥ずかしくて人に見せれない人」「続けたいけど、周りからやめておけと言われている人」「やってみたいけど、難しそうで始めない人」といろいろな理由で好きなことを続けられない人がいます。
そんな人たちに「とりあえず始めてみなよ」「続けてみればこういう面白い世界が見えるかもよ?」と語りかけてくれる活動がTOMASONさんの活動だと思います。

いつか東京にもTOMASON LANDが来たら、僕の教室に来てる子たちと体験しに行きたいと思います。

今回のコンテストと審査を通じて「CHASE YOUR DREAM」、「挑戦し続ける」仲間がたくさんいることがすごく嬉しかったです。どうしても「チャレンジする」というスタート地点や「成し遂げた」というゴール地点に注目が行きやすいですが、その過程である「続ける」という一見地味な地点にこそ人間性や人生、生き方などその人自身が現れていると思っています。このようなプロジェクトに呼んで頂きありがとうございました。(中里祐次さん)

入賞

・・・

投稿期間は終了していますが、本コンテストが「なにかに挑戦すること」「一歩行動してみること」について、思いを馳せるきっかけになれればと思います。

他の投稿作品についても、以下URLよりぜひご覧ください。

コンテストを振り返って

以下、チームブリヂストン担当者からのコメントです。

はじめてのnoteコンテスト開催は私たちにとっても「挑戦」でした。

チームブリヂストンは「さまざまな困難を乗り越えながら夢に向かって挑戦し続けるすべての人の挑戦・旅(Journey)を支えていく」との思いで活動しています。その活動の中で、この大変な時期だからこそ夢に向かう気持ちを持ち続けること、いまできる行動を起こすこと、挑戦している人を応援し支えることの大切さを多くの人と分かち合いたいとの思いでnoteコンテストを開催するにいたりました。
一方で「挑戦」という一見壮大な言葉を、今この時期に受け入れてもらえるのか、との葛藤もありました。「そんなことは言っていられない」という現状もあることを、皆さんと同じように目の当たりにしていたからです。

しかしそれは杞憂だったかなと、想像をはるかに超える多くの素敵な作品から賞を選ばなければならない大変さ(ほんとうに大変でした..)を経験した今は思います。
ぜひ作品一覧を見ていただきたいのですが、たくさんの人がさまざまな挑戦を続けていたり、新たに始めていたり、挑戦する人に寄り添って支えていたり、遠くからでも応援したりされていました。また当初心配していた「挑戦」という言葉のハードルの高さについても、正直な想いが綴られていたり、それぞれの状況に応じて多様な描き方をしていただいたりと、丁寧に受け止めていただけたことが印象的でした。

ぜひこの先何かに挑戦すること、一歩踏み出すことに躊躇してしまうようなときがあれば、この「#挑戦している君へ」のnote一覧を見に来てみてください。様々な視点の作品からその時々の自分を鼓舞するような、もしくは寄り添うようなnoteと出会っていただけるのではないかと思っています。

本当に多くの素敵なnoteをありがとうございました。

■チームブリヂストンの公式noteアカウント


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!