見出し画像

含み損なう

日経平均株価が33年ぶりの高値だそうだ。完全に想定外だった。二ヶ月ちょっと前に買った日経ダブルインバースが昨日の終値時点で-35%の含み損を生んでいる。15年前の僕ならとっくに手放しているが、今はまだ損切りしていない。

2008年のリーマンショックを経験している。100年に一度の金融危機を株式投資歴1年目で喰らう羽目になった。1200万円が跡形もなく溶けて消えた。高い授業料だったがいくつかの教訓は得られた。

ちなみにネットの儲け話は基本的に信用していないため、いずれも独自の経験に基づいている。あなたもこの記事を信用しないほうがいい。

教訓1)損切りという言葉に惑わされるな

損失は大きくなる前に切り捨てるべきという意味に捉えていた。評価損益がマイナスを示す青い数字になると早く売らなければという気持ちになるが、これが間違っている。売りのタイミングはいつだって下落が予想されるときであって、損失の大きさとは何の関係もない。

教訓2)待てることが大切

リーマンショックのときは信用取引でレバレッジをかけていた。損失が膨らむと委託保証金が不足していわゆる追証が発生する。また金利もかかるので適切な売りのタイミングを待ち続けることがリスクになり得る。今回は現物株だし、生活費はちゃんと別に確保してあるので大丈夫。まだ待てる。

大きな損失が出ているのは買いのタイミングを見誤ったのだろう。ここで狼狽して売りのタイミングまで間違えてしまったら二重に失敗したことになる。年内にはいったん戻すと予想しているが、結局はギャンブルだからなぁ。

とりあえずライフプラン(過去記事)の見直しは必要かもしれない。