俳句結社 松の花に参加しています。そちらに投稿し、誌面に掲載されたもの(主宰の方からの添削、評が入っていることもあり)をこちらのマガジンにまとめます。
好きな句やアドバイスなどが…
- 運営しているクリエイター
2020年12月の記事一覧
2020年自選十句(吉田裕子)
散髪の帰路よく晴れて日記買ふ
託つ母電話に叱る余寒かな
春一番鋭き解に大きマル
籠り居の読書進まず兼好忌
紫陽花の糸雨鷗外荘閉館す
冷索麺良人の里の麺の腰
梅雨の雷立石寺にぞ轟ける
湧水の冷たさ痛し雲の峰
星月夜あとからあとから名なき星
新宿に空のあるなり鰯雲
いずれも結社誌『松の花』にて発表済みのものです。
まだ句の良し悪しを判断できるだけの目がないもので……。句会や誌上で比較的お褒めにあずか
「星月夜あとからあとから名なき星」ほか自作俳句(『松の花』2020年11月号掲載+α)
「松の花集」掲載5句(8月末投稿分)
滝に跳ぶ鱒の一匹また一匹
星月夜あとからあとから名なき星
見えぬをば見に来る霧の摩周かな
旅はあと三日とんぼを見つけ初む
砂熱し浜の撫子紅濃ゆし
こんなご時勢だからこそ、北海道旅行の思い出を詠んだ5句です。上から、
・さくらの滝
・ニセコ
・摩周湖
・富良野
・はまなすの丘公演(あそびーち石狩)
です。
優秀句として選んでいただいたのは「星月夜あとからあと