俳句結社 松の花に参加しています。そちらに投稿し、誌面に掲載されたもの(主宰の方からの添削、評が入っていることもあり)をこちらのマガジンにまとめます。
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2018年10月の記事一覧
自作俳句5首「かこたじの真一文字に虎落笛」ほか(『松の花』1月投稿分)
朝富士の白きにその日始まりぬ
かこたじの真一文字(まいちもんじに)に虎落笛(もがりぶえ)
受験日は誰も一人ぞ吾(われ)も汝(な)も
鉛筆に未来を賭けん春浅し
いざ帰らん白魚飯(しらうおめし)の待てる家
朝富士の白きにその日始まりぬ(冬)
「ぬ」は完了の助動詞。冬の澄んだ空気の中、朝日を浴びる霊峰富士。雪の積もった白い富士山はひときわ神々しい。引き締まった気持ちの中で、その日1日がスタートした。