臨床心理マガジンiNEXT

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臨床心理マガジンiNEXT

「臨床心理マガジンiNEXT」です。「臨床心理マガジンiNEXT」は,臨床心理支援にかかわるすべての人たちのための新しい形の電子マガジンです。編集長は,東京大学教授で,臨床心理士/公認心理師の下山晴彦。心理臨床に新しい学びと実践の形を模索しています。

マガジン

  • みんなの事例検討会 by iNEXT

    iNEXTは学派や領域を超えて、心理職全体が一丸となれるコミュニティの創造をミッションとして掲げています。その一環として、iNEXTは多様な方に開かれた「みんなの事例検討会」を開催していきます。本マガジンは、そうした事例検討会のお知らせや、事例と対応方法の概要などについてまとめた記事集です。

  • 心理査定&介入技法を学ぶ by iNEXT

    公認心理師や臨床心理士にとって重要な、心理査定や介入技法を磨くことにつながる記事を集めました。現場で活躍する心理職の皆さんのほか、資格取得を目指す学生の皆さんにもオススメです。

  • 子ども・保護者の心理援助 by iNEXT

    学校や家庭での課題を抱えるお子さんや、家族の支援についての記事集です。お子さまやご家族の心理支援を行う方や、今後支援を行う予定のある方にオススメのマガジンです。

  • iNEXTからのご案内

    iNEXTで実施している研修会情報や、ホームページの更新情報など、お役立ち情報を集めたマガジンです。その時々の最新情報を知ることができます。

  • 臨床心理の最新動向 by iNEXT

    ICTを用いた心理支援のご紹介や、コロナ禍における心理支援の動向など、臨床心理に関する最新情報を集めたマガジンです。現場の最前線で活躍する公認心理師や臨床心理士の方や、資格取得を目指す学生の皆さんにオススメ!

最近の記事

50-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.50)☆目次

50-1.こんな事例検討会があったらいいな! 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 〈iNEXTは,臨床心理支援にたずさわるすべての人を応援しています〉

    • 50-1.こんな事例検討会があったらいいな!

      注目新刊本「訳者」研修会 注目新刊書「訳者」研修会 1. 役立つ事例検討会に参加できていますか? 皆様は、「いつでも安心して参加できる」事例検討会を持っているでしょうか?あるいは、「参加して良かったと思える」事例検討会を最近経験しているでしょうか。 心理職のスキルアップのための技能訓練の中核にあるのが事例検討会です。しかし、公認心理師制度が定着するに従って職場が忙しくなり、「じっくり事例検討をする余裕がなくなった」という声を聴くことが多くなりました。さまざまな職能団体

      • 49-4.ソマティック・エクスペリエンシング入門

        注目新刊本「訳者」研修会 注目新刊書「訳者」研修会 注目新刊書「訳者」研修会 注目本「訳者」研修会 1. トラウマを癒す内なる力を呼び覚ます 戦争や災害、事件・事故などの衝撃的な体験だけでなく、一見なんでもないような出来事であってもトラウマとなります。そのトラウマは身体に痕跡を残し、心身に影響を与え続けます。そこで重要となるのが、身体感覚への気づきを高め、身体に閉じ込められた過去=トラウマのエネルギーを解放するトラウマ療法である「ソマティック・エクスペリエンシ

        • 49-3.トラウマ治療のエッセンスを学ぶ

          *お知らせ* iNEXTでは8/21まで、アンケートにご協力頂いた方(抽選60名)を無料で研修会にご招待するキャンペーンを実施しておりました。当選者の方にのみ、8/29にメールを発送しております。当選者の方は、誤って有料の受付サイトから重複してお申し込みされないよう、ご注意ください。 この度は多くの皆さまのご協力・ご応募を、誠にありがとうございました。 注目新刊書「訳者」研修会 注目本「訳者」研修会 1. トラウマ治療のエッセンスを学ぶ 複雑性PTSDへの

        50-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.50)☆目次

        マガジン

        • みんなの事例検討会 by iNEXT
          10本
        • 心理査定&介入技法を学ぶ by iNEXT
          54本
        • 子ども・保護者の心理援助 by iNEXT
          33本
        • iNEXTからのご案内
          37本
        • 臨床心理の最新動向 by iNEXT
          76本
        • 心理職のキャリアを考える by iNEXT
          10本

        記事

          49-2. 発達障害からニューロダイバーシティへ

          注目本「訳者」研修会 2024年秋のiNEXT研修会コレクション 尚、来年(2025年)の2月になりますが、下記の研修会も決定しています。 ◾️2月9日「小児期の逆境体験と保護的体験」(講師:菅原ますみ) ◾️2月23日「トラウマインフォームドケア」(講師:野坂祐子) 1. 発達障害とトラウマの理解と支援に役立つ「ニューロダイバーシティ」 今秋のiNEXT研修会のテーマは、「発達障害・トラウマの理解と支援」です。その第1回は、冒頭でご案内した「発達障害からニュー

          49-2. 発達障害からニューロダイバーシティへ

          49-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.49)☆目次

          49-1.秋の研修会コレクション☆発達障害・トラウマ 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 49-2. 発達障害からニューロダイバーシティへ 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 花丘ちぐさ(国際メンタルフィットネス研究所 代表 49-3.トラウマ治療のエッセンスを学ぶ 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 森茂起(甲南大学名誉教授) 49-4.ソマティック・エクスペリエンシング入門 下山晴彦(跡見学園女子大学

          49-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.49)☆目次

          49-1.秋の研修会コレクション☆発達障害・トラウマ

          注目本「訳者」研修会 臨床心理iCommunity オンライン勉強会 1. メインテーマは「発達障害・トラウマ」の理解と支援 今年の秋の研修会は、「発達障害・トラウマ」の理解と支援をメインテーマとしました。そして、「発達障害」や「トラウマ」に対処する環境として現状のメンタルクリニックや公認心理師制度の問題を分析し、課題を明らかにする企画も併せて実施します。 9月から11月までの秋の研修会は、次のようなラインアップとなっています。なお、個々の研修会のタイトルは仮題です。

          49-1.秋の研修会コレクション☆発達障害・トラウマ

          48-3.ロジャースの面接事例を題材として共感技能を学ぶ

          iCommunity オンライン勉強会 アンケート協力のお願い オンデマンド配信☆体験講習会 事例検討による技能研修会 1. ロジャースとグロリアの面接事例で学ぶ「共感的コミュニケーション」 本誌冒頭にご案内したように8日28日の夜7時から、共感的コミュニケーション技能を学ぶ勉強会として事例検討会を開催します。用いる事例は、クライエント中心療法やパーソンセンタードアプローチ(PCA)の創始者として有名なロジャース,Cがグロリアという女性と面接した映像記録です。その

          48-3.ロジャースの面接事例を題材として共感技能を学ぶ

          48-2.好評「セルフ・コンパッション」講習オンデマンド配信スタート

          オンデマンド配信☆体験講習会 事例検討による技能研修会 1. いつでも、どこでも、誰でも「コンパッション」を学ぶことができる! 臨床心理iNEXTは、マインドフルネスやセルフ・コンパッションのエキスパートである中野美奈先生を講師にお迎えし、この5月〜6月に特別講習会として「セルフ・コンパッションを体験し、習得する」プログラムを開催しました。 これは、隔週土曜日の4回シリーズでしたが、毎回160人を超える多数の参加者があり、参加者の皆様にご協力いただいたアンケートにおい

          48-2.好評「セルフ・コンパッション」講習オンデマンド配信スタート

          48-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.48)☆目次

          48-1.事例検討の可能性☆CBTとユング心理学の対話は可能か? 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 48-2.好評「セルフ・コンパッション」講習オンデマンド配信スタート 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 中野美奈(福山大学准教授) 48-3.ロジャースの面接事例を題材として共感技能を学ぶ 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 三國牧子(九州産業大学准教授) 〈iNEXTは,臨床心理支援にたずわるすべての

          48-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.48)☆目次

          48-1.CBTとユング派の対話は可能か☆事例検討の可能性

          体験講習会オンデマンド配信 事例検討による技能研修会 1. 最近、満足できる「事例検討会」に出ていますか? 心理職の技能向上に欠かせないのが事例検討会です。ところで、皆さんは、事例検討会というと、ご自身が所属する職場、大学研究室、学派などの固定メンバーのカンファレンスを想定してないでしょうか?あるいは、初心者が発表し、ベテランの心理職がコメントをするスーパーバイズ型のカンファレンスを想定していないでしょうか。 考えや経験が同じ集団の事例検討会は、安心できる反

          48-1.CBTとユング派の対話は可能か☆事例検討の可能性

          47-3.事例検討「ケースフォーミュレーション」技能研修

          出版記念講習会 精神科治療と心理支援の徹底対話 1.事例検討を通して「ケースフォーミュレーション」技能を学ぶ 臨床心理iNEXTでは「心理職の存在意義とは何か」を基本テーマとし、「心理職でしかできないこととは何か」を考えていくことを課題としています。その際、「医学モデルとは異なる心理職の専門性とは何か」に注目し、事例検討会を通して現場での実践から「心理職の存在意義を示す技能」を具体的に学んでいくことを目標としました。 医学モデルの限界を超えて心理支援を有効に進めるため

          47-3.事例検討「ケースフォーミュレーション」技能研修

          47-2.心理職の存在意義は何か?

          「そもそも心理支援は精神科治療とどう違うのか」出版記念講習会 注目新刊本「訳者」研修会 1. 心理職の存在意義とは何か? 心理職は公認心理師として国家資格になり、就職口も増えました。しかし、心理職として明るい未来が見えてこないという声が聞かれます。それは、公認心理師となったことで、心理職が医学モデルや行政モデルの管理の枠組みの中に組み込まれ、心理職としての主体性や専門性が見失われつつあることと関連しているのかもしれません。 では、心理職でしかできないこととは何だろう

          47-2.心理職の存在意義は何か?

          47-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.47)☆目次

          47-1. 精神科治療と心理支援の徹底対談 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 47-2.心理職の存在意義は何か? 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 47-3.事例検討「ケースフォーミュレーション」技能研修 下山晴彦(跡見学園女子大学教授/臨床心理iNEXT代表) 〈iNEXTは,臨床心理支援にたずわるすべての人を応援しています〉

          47-0.臨床心理マガジンiNEXT(No.47)☆目次

          47-1.精神科治療と心理支援の徹底対談

          「そもそも心理支援は精神科治療とどう違うのか」出版記念講習会 臨床心理iNEXTオンライン研修会 注目新刊本「訳者」研修会 1. 「そもそも本」出版記念緊急企画で、“徹底対談”が実現! 本誌「臨床心理マガジンiNEXT」掲載の対談に、新たな対談を加えて編集した「そもそも心理支援は、精神科治療とどう違うのか」(遠見書房)が出版されました※)。これは、医学モデルの影響が強い公認心理師制度の中で、改めて「心理支援の専門性とは何か」をテーマとした対談のコレクションです

          47-1.精神科治療と心理支援の徹底対談

          46-4.[心理職必須]セクシュアリティの理解と支援

          臨床心理iNEXTオンライン研修会 注目新刊本「訳者」研修会 臨床心理iNEXTオンライン研修会 1. セクシュアリティの多様性と「自分らしく」生きること 現代日本社会では、情報化が進む中で大量の刺激的な情報や物語に晒され、“自分らしく生きる”ことができにくくなっています。社会の求める価値観を取り入れ、自己の欲求を抑制し、社会に過剰適応しようとしがちです。その結果、人々は、さまざまなレベルで自己形成が障害されて“生きにくさ”を感じています。 自己形成ということに関し

          46-4.[心理職必須]セクシュアリティの理解と支援