2024年における挑戦と持続可能な成長の革新の旅
こんにちは、株式会社INREVOの代表取締役CEO、南晴仁です。
2024年もいよいよ終わりが近づき、INREVOは来年1月23日で設立1周年を迎えます、この1年は本当にあっという間でしたね 。
12月は特に充実しており、プライベートでは一つ目標を達成し、全社員を集めた初めての忘年会を開催するなど、さまざまな出来事がありました。
今回のテーマは、「2024年の振り返り」と「2025年に向けた新たな挑戦」です。これまでの歩みを振り返りながら、次のステージへの意気込みをお伝えしたいと思います。
家が完成!2024年最大のプライベートイベント
家づくりは3年ほど前からスタートしたのですが、最初は何から始めればいいのか全然分からなくて、土地探しから始まりました。
それでも「自分の家を建てたい!」と強く思っていたので、細かいところまでリサーチしながら進めていましたね。
最初は吹き抜けを作って、2階建てにして…のような所謂、普通の家を建てるつもりだったんですよ。
でも、ある日群馬の某ハウスメーカーで見つけたデザインが面白かったんですよね。その設計は、大きな中庭を中心に、L字型の広いリビングがあって、全ての部屋がそのリビングを通らないといけないという構造で、リビングが圧倒的な広さになっていて、まるで広大な空間にいるかのような感覚を与えてくれるんです。設計を見た瞬間に「これだ!」と思いましたね。
結局、そこではなく他のハウスメーカーで建てましたが、その設計をベースにして作ってもらいました。素材やデザイン、間取りに至るまで、全て自分で調べて、サンプルも取り寄せて石の質感から色合いまで、どれも納得できるものを選んでいって、電気や素材も、自分でこだわって選び抜いた結果、フルオーダーメイドの家が完成しました。
そのおかげで、コストもかなり抑えられたんです。高級住宅メーカーに頼んだら5億円なんて言われるところも、手作りで作ることでその半分以下で建てられました。
プロに頼むと、どうしてもコストが不透明で、何にお金がかかっているのか分からないことが多いですが、自分で一つ一つ選ぶことで、原価に近い形で作ることができましたね。つまり、介在することによる価値が非常に大きいことを実感したわけです。
また、丸投げではなく、できることは自分でやることの大切さを感じました。家づくりだけではなく、全ての事柄に通じることだと思うんです。
「あの人たちってプロだから自分たちはよく分からない」と思って、知識の吸収を拒んでしまうことがよくありますが、実際に少し触れてみると、意外と理解できることが多いです。自分でできる範囲までやってみることで、理解が深まり、無駄な支出を避けたり、頼む必要のない業者にお願いすることもなくなります。
自分で知識を得て行動することで、無駄なお金を使うことなく、理想に近いものを作ることができる。全ては、少しでも自分で試してみることから始まるんだと改めて感じました。
あとは、玄関までの道に僕の名前の大きな看板を設置しているんですけど、驚いたり、なんで!?って思う人もいるかもしれませんが、実はそれも僕の性格が反映されています。
僕は他の人と同じことをするのが面白くないなと思うタイプで、自分の家の玄関前に自分の名前を大きく入れたら、なんかそれって面白いんじゃないかって。
あと、家の前に輝く噴水があったら面白いなとか、風呂場の前に滝が流れてたら最高だよなって、そんなユニークなものを追い求めてきました。自分が面白いと思えるものを作りたい、という気持ちがずっとあって、その結果が今の形になったんだと思います。
さらに、こういったことができたのも、自分で勉強して情報を集め、こだわりを持って作り上げたからこそ実現できたことなんです。
たとえば、うちの浴室には大きな窓があります。この窓はユニットバスでは設計が難しいと言われ、最初は断られたのですが、どうしても実現したくて施工業者と直接交渉し、結果的にはオーダーメイドで実現することができました。
こうやって、自分の思いを形にするために動くことが本当に大事だなって感じます。普通なら「無理だ」って言われて終わりのところを、自分が動けば結果が変わるんですよね。自分で動くこと、それがすべてを変える力だと思っています。
2024年の事業総括と見えた新たな成長機会
2024年の売り上げは、2億円を超えました。
親会社との関係で数字の取り扱いに少し調整が必要で、表現が難しい部分もありますが、今期はおおよそ3億円を超える予定です。利益については、想定通りのペースですね。
売り上げの多くは再投資に回しているのですが、ボーナス支給時期にはもう少し利益を確保して、社員に還元できるよう調整するつもりです。
新規事業に関しても、意外といけるんじゃないかと思っています。
正直言って、僕は人材や採用の専門家ではないのですが、勉強して取り組んでみると、意外となんとかなるものなんですよね。
よく「採用の専門家」として年収3000万円を稼ぐような人がいますが、別にそんなに特別なことをしているわけでもないんだなと。
採用業界は形態がすでに確立されているので、選択肢も限られており、うちのサービスがちょうどその隙間にフィットしているという感じです。
実際、営業すると、「痒いとこに手が届くサービスですね」と言ってもらえることが多いですし、反応も非常に良いですね。
自社の人材紹介を基盤にした媒体活用という形態は、他社があまり取り組んでいない分野なので、なぜ他社がやらないのか不思議に思うこともありますが、実際に運用してみると、意外と簡単に成功しました。
正直なところ、予想以上にスムーズにいった部分もあります。
おかげさまで、RPO事業に関しては、今や日本でも片手で数えられるくらいの規模感にまで成長しました。
この業界は、クライアントが増えるほど、口コミや信頼が広がりやすいので、順調に拡大しています。ゼロ→1よりも、1→100の方が圧倒的に早いので、今後はさらに売り上げの拡大速度を加速させていきたいと考えています。
ただし、他の事業については、手を付けられませんでしたね。
最初の計画では、5つの事業を同時に進めるつもりだったのですが、実際にうまく進められたのは1つだけで、残りの4つは手つかずのままでした。
その理由は、予想以上にRPO事業の進捗が早く、事業が成長し過ぎてしまったからです。
これをしっかりと固めないと、スケールの拡大に整備が追い付かず事業が立ちいかなくなる可能性もあるため、2025年の上半期にしっかりと軌道に乗せ、改めて複数事業を同時に進行していく方針です。
挑戦と成長の一年—2024年を振り返って
2024年を振り返ると、個人的には判断力が確実に向上したと感じています。
しかし、その一方で課題も感じています。それは、同僚や社員に対する情が非常に強いと自分でも思っており、時にはその感情が経営判断に影響を与えてしまうことがあります。
本当に万が一ですが、仮に会社が業績不振に陥り、人員削減をしなければならない場合、私はおそらくその決断を下せないと思います。むしろ「自分の資金で何とか養っていこう」と思ってしまう可能性が高いです。
しかし、それは経営者としては良くない判断であることは分かっています。業績向上のために成果を上げていない部署を整理するなどの決断は必要な判断ですが、僕にはその部分での決断力がまだ欠けていると感じています。このあたりのバランスをうまく取ることが、今後の課題だと認識しています。
あと今年最も印象に残った瞬間は、営業未経験の社員が入社2ヶ月目にして上場企業から500万円の受注を取ってきたことですかね。
正直、あれは本当に驚きました。営業経験がない状態であれだけの結果を出すのは、相当すごいことだと思います。あの瞬間は、驚きと同時に、これからの成長を期待する気持ちでいっぱいでした。
また、離職率も非常に低く、社員の人数が急激に増えたことも、今年の大きな成果の一つです。人員が増えること自体が成長を示すものですし、会社としても非常に良い方向に進んでいると実感しています。
社員の“意外な才能”に驚かされた瞬間と社員の力が生んだ2024年最大のイノベーション
2024年における社員の意外な才能に驚かされた瞬間が二つあります。一つ目はマーケティング部署の外山くんの活躍です。
夏頃、我々は新規アポイントの取得方法に頭を悩ませていました。これまでは資料請求サイトを活用してアポを取るなど、空中戦が続いていた状態で、特別なサービスに頼ることなく自力で獲得していました。
しかし、営業部署に2名増員したことで、マーケティング部門のアポ数目標も大きく増え、その対応に困っていたところに、外山くんが「新しいサービスを持ってきました!」と提案してくれたのです。
それが「UNLIMIT」でした。このサービスは今や主力となり、月に100件以上のアポを取ってくるまでに成長しました。外山くんがこのサービスを見つけてきたことは、本当に素晴らしかったと感じています。
二つ目は、社員の社内向け施策に対する気づきです。PRや研修部署が提案してくれた社内向けプロジェクトが非常に良かったと感じています。これまでは、社内施策に対して軽視していた部分もありましたが、社員の育成やエンゲージメント向上に向けて、一つ一つ丁寧に取り組み、施策を進めてくれました。
これらの施策はすぐに成果として現れるものではありませんが、社員の会社への帰属感や生産性に大きな影響を与えていることが現場からも明確に伝わってきています。「この人には合わない」と感じる社員もいれば、施策によってチューニングできた社員は、仕事のクオリティや量が圧倒的に違うと感じられています。こうした施策がどれだけ重要であるか、改めて認識することができました。そして、未経験ながらも大きな成果を出してくれたPRと研修部署には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
2024年の忘年会舞台裏、成功の裏にあったチームの工夫
今年の忘年会、正直僕が頑張ったというよりも、PRメンバーの尽力が一番大きかったなと思います。全国から人を集めるのは想像以上に大変でしたし、「会場ってこんなに見つからないものなの?」という驚きもありました。
実際に動いてみて初めて分かる課題がたくさんあったというのが正直な感想です。
例えば、10人くらいで飲み会をやるなら簡単にできるけど、20〜30人規模で会場を貸し切るとなると、一気に難易度が上がるんだなと実感しました。
それでも今回、コストを抑えた「省エネ忘年会」だったので、予想よりもお金がかからなかったんです。正直、忘年会一発で300万円くらいかかるんかな?くらいのイメージを持っていましたが、実際には全体で100万円程度。これなら、もっと定期的にやってもいいのかもしれないな〜と!
もちろん、改善が必要な部分や会社としてルールを整備しなければいけない部分もありますが、大きなトラブルや荒れる場面はなく、皆がお行儀よく参加してくれたのはとても良かったです。笑
忘年会を境に、人の態度や帰属意識が大きく変わったり、チームとしての一体感が高まったりするのを実感したので、リアルで顔を合わせる機会が年に2回くらいあると良いのかな、とも思いました。
そしてやっぱり「飲みニケーション」は大切だな、と改めて感じた次第です。
2024年 忘れられない学び “これだけは伝えたい事”
「人との縁を大切にすること」「不義理や裏切りをしないこと」、これは改めて強く感じたことですね。最近、世の中全体でも受けた恩義を返さなくて良いと思う人や、それをそもそも恩だと感じない人が増えている気がしています。特に若い世代ほどその傾向が強い。
恵まれた環境で育ってきたこと自体は喜ばしいのですが、環境や周りの人たちのおかげで今の自分があるという意識を忘れてしまうと、結局は人間関係も仕事も上手くいかなくなるのではないでしょうか。
僕自身、そういった反面教師に出会う機会も多いです。他社や友人とやり取りをしていて、「この人、不義理だな」と感じる場面もあります。そういう場合、僕はすぐに取引を打ち切ります。不義理を許容している会社は評判が悪くなり、やがて小さくなっていく。それは当たり前の流れだと思います。
恩を返しすぎるということはない、と僕は考えています。自分ができる限りの誠実な対応をして、多くのものを相手に提供する。それが結果的には、何事も最短ルートで成功するための秘訣であると考えています。
数字で見る2024年 振り返りと展望
今年の売上はおおよそ2億1000万円。昨年はそもそも存在していなかったので、成長率という意味では比較が難しいですが、従業員数は3名からスタートし、現在は26名に増えました。
顧客満足度は非常に高いと感じています。正式なアンケートは実施していませんが、多くのクライアントから「これからもお願いしたい」と言っていただいており、これはHR部署の努力の賜物だと思います。たとえば、11月に入社したばかりの社員が早速アップセルに成功し、新卒採用のみ対応していたクライアントから「中途採用もお願いしたい」とご相談をいただくまでになりました。
こうしたお声が増えていることもあり、現状非常にサービスの新規お申込みが多く人員確保が間に合っていないため、十分なクオリティを担保するためにも来年からはサービス利用を審査制にする可能性も検討しています。
2025年への宣言 新しい挑戦に向けて
2025年の目標としては、売上7億円、従業員50名体制を目指します。
現在の事業基盤をさらに拡大し、新規事業を夏までに軌道に乗せ、月数百万円規模の売上を達成するのが目標です。
また、RPO事業については、商談数と営業数を増やすことで自動的に成長できる仕組みを強化していきます。
そのために必要なのは、マネジメント層の育成と各部署の体制強化。夏までには全ての部署にマネジメント層を配置し、組織を固めていく予定です。
これが整えば、僕自身は新規事業に集中できる環境が整います。
新しい挑戦については、具体的にお伝えできる時が来たらまた発表しますので、お楽しみに。
最後にnoteを読んでくれる方へ
僕自身、特別優秀だとも思っていませんし、特殊なことをしているとも思っていません。(外から見てどう見えているかは別として)
ただ、誰にでも再現可能なことを愚直に続けているだけです。
なので、「やってやれないことはないぞ!」というメッセージを伝えたいですね。迷いがあるならまずは挑戦してみてください。そして、自分を追い込んで勉強すれば意外となんとかなることも多いです。仮に失敗しても、次のチャレンジをすれば良いだけ。挑戦をやめないこと、それが何より大切だと思います。
今後も自分の思想やビジョンを発信し続け、皆さまとの対話を大切にしながら、INREVOの成長を促進していく所存です。
これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。